京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

伊吹山 雪の上野登山道
2023.01.13

伊吹山 山頂 タケルチャンとツーショットは自撮り


日程:
・2023.1.13 (金) 晴れ   洛西オヤジ 親父の山歩き報告NO355

アクセス:
・名神高速―米原IC―R21―柏原―上野登山口
コース:
・上野登山口から山頂完全往復


 今日は洛西オヤジです。前回久しぶりの山行は武奈ヶ岳でしたが歩くとゆうより這ってきたとゆうお恥ずかしい報告をしました。リベンジとゆう訳ではないのですがこの時期の定番伊吹の雪渓で気合を入れなおすかあ~と出かけたのですがリベンジどころか天候も味方せず返り討ちにあってきました。おまけに下山ポイント見失い、あわや13日の金曜日を思い知らされるところでした。

 初心者オヤジ1合目あれ~今日は何月?(何ゆうてんねん、ついに本格的に痴呆が進んだか)全くお彼岸ごろの春山ゲレンデ跡でした。




 伊吹行の定番時間6時前ごろからチンタラ出発6時台と7時台では市内を通過するのは偉い違いが出ます。米原で降りて県道に入り伊吹が見えだしますがなんだか積雪が少ないように感じます、年末に降ったはずなんですがね~。

 さていつもの上野登山口着いたのは8時前、以前のみこと屋さんはおばちゃんが亡くなってもう駐車場やっていないみたいです、情報源だったのですがね~。

 登山口の駐車場は滋賀ナンバー2台名古屋ナンバー1台が停まっていましたが何とか停めることが出来ました。出来たらここに停めたいですよね~モタモタ準備8時ごろから取り付きます。そうそう駐車代¥500忘れずに!チンタラ、ちんたら、前回よりは何とか歩けています。今回は歩き出す前にツムラ68番飲んでおきました。

思ったより積雪が少ない気がしますが?

ほな今日もボチボチと 上野登山口8時取り付き

 ひと汗かいて1合目あれ~全く白いものは見えません、こりゃ5~6合目までノーアイゼンで行けるかなあ~、そのあたりがみことやのオバちゃん情報がありがたかったのですが、まあ~チンタラヨタヨタ進みます。

ありゃ~お彼岸もう済んだのかなあ~

 ゲレンデ上部も積雪無し、薬山辺りからボチボチ足元がぬかるみだして積雪があらわれだします。ほとんどアイゼンの踏み跡はないのでそのまま3合目の休憩舎までヨタります。

薬山付近でようやく積雪が現れました

毎度のアングルです。ようやく本格的な積雪が

3合目の標識も見えています

 3合目休憩舎でソロの男性2人と合流、ここからアイゼン装着スタートです。もちろんオヤジが最後に出発、その時、若い男性が追いついてきました。足元を見るとまだノーアイゼンです、とゆうかどうやら登山靴ではない?トレッキングシューズのような、本格的なアイゼンは装着できない靴でオヤジを追い抜いてバンバン行きます。

 へ~すごいなあ~とゆうか、わかってるのかな~と心配の方が先にたちますが、案の定4合目からそのまま急斜面を直登しかかって、ストップ!靴を脱いで中に入った雪を払い出しています。「あの~そこはその靴、アイゼン無しでは無理やで~通常登山道はこちらや」と声をかけます。

 「あ~そうですよね~」と右に回り込む登山道にまたしてもバンバン登っていきます、「アイゼン持ってないの?滑り止めとか」「はい、山頂辺りまで行けますかね~」「いや~ちょっときついのとちゃうかー」「そうですか~とにかく行けるところまで」と言いながらもうさっさと、オヤジを取り残して進みます、アッとゆう間に姿が見えなくなってしまいました。はあ~若いとゆうことはすごいなあ~。

 五合目避難の小屋に着いて上部の斜面が見渡せるようになると、3合目休憩舎を先に出発した二人をすでに追い抜いて進む若者姿が見えます。

小屋は修復されていました

先行の3人が前方に見えています

 こりゃひょっとしたら上まで行きよるでー、そのこうしているといよいよ始まる急登にヘロヨタになりオヤジも人の事をかまっていられなくなります。何とか6合目について水分補給いよいよお待ちかね壁に取り付きます、気温高く心配した沈み込みは例年通り?ぐらいでしょうか、下の状況ではもっと岩などが見えてボコボコ沈むかなあ~と思っていたのですがそんなこともなくヨタヨタのぼります。

振り返るとそれなりの展望がみられます

琵琶湖もなにか春のような雰囲気です

 先行の3人も見えていますが、一番先頭のノーアイゼンの若い男性が立ち止まっているようです。そのうちにどうやらその先に進むのを断念したみたいです。ちょうど右手に雪崩止の柵が現れる手前7合目?あたりでしょうか、「ちょっと上までは無理でした~」と引き返してきた若い男性、よく見るとリュックも小さくおよそ本格的な冬山歩きには程遠い感じです。「いやいやよく頑張った、今度はもうちょっと準備してきたら、アンタやったら屁のカッパや」とねぎらい?ます。

この斜度は老いぼれにはキツイ!

うわ~上部からガスが降りてくる~

 さていよいよ8合目あたりからの一番キツイところになって上部を見ると先行者の姿が見えなくなってガスが上部から降りてきました、あちゃ~予定より早いがな~。アッとゆう間に視界が利かなくなり、これぞ伊吹の真骨頂、てなことゆうていられなくなって、寒い~急激に気温が下がります。

 必死のヘロヨタで登ります、どれ位漕いだか記憶定かではありませんが足元の斜面が緩やかになったと思ったら9合目稜線に乗っていました。視界全く利かずちょっとだけ見えている上野登山口への標識でわかりましたが、とにかく山頂お社を目指します、かろうじてわかるトレースをたどって何とかボンヤリとお社があらわれました。

何とか9合目稜線に乗りました

お社がボンヤリと見えてきました

 何度か経験している厳冬の洗礼ですが、ここまで急激な変化はあまり経験ないです。上部から冷たいガスが降りて来たと思ったら、アッとゆう間に春山が厳冬期の山の稜線に変わったのですから、まあ~この時期の怖さですよね~。もう正午を回っています、どこに潜り込んで食事するか、ちょっと無理、この風では。

 途中引き返した若い兄ちゃんは正解でした。あの服装、装備でこの状況になっていたら、まあ何とか若さで来られたか?、きついやろなあ~。いやそれはともかくタケルチャンとツーショット自撮りして、とにかくお社の中に避難します。中には3合目で先行しした男性が1名休憩中、もう一人は下山したか?すれ違ってもわからないほぼホワイトアウト状態でした。

やはり例年より積雪は少ないです

どこに潜り込んで食事するか
ちょっと無理、この風では
お社の扉を開けて中に

 お社は避難所になっていますが狭くてもちろん火気厳禁です。先着の男性も行動食を立ったまま食べています。オヤジもたまたま今回持っていた菓子パンだけ立ったまま食べます。話題はもっぱらあのノーアイゼンの男性、「ま~次は懲りてアイゼン持ってくるでしょう~」「そうですね~しかしものすごい脚力とゆうか若いとゆうかうらやましいです」食事?もそこそこに男性は先発していかれました。

 お社の中は撮影禁止、火気厳禁です。オヤジはついでに初詣お詣りしてから暫し遅れて下山、ところが扉明けた途端目の前何にも見えない~真っ白~先ほどよりももっとひどい状況、トレース見えない~降っていないのに風で消えた?。

 まあとにかく進むしか(本当はアカンのでしょうねー)適当にところどころあらわれるワカンの後と登山道の杭と防獣柵のネットとを目安に、あれ?デカイ標識がガスの中に浮かび上がり、びわこ展望台、駐車場、山頂、アカンがな!、お花畑西周回道に来ているがな。又引き返します。

 だいたい検討はついているのですがところどころ腰近くまで沈み込んでしまいましたが何とか上野登山口の標識が見えました、と同時にガスが急激に収まり視界が開けましたー。何じゃいなあーまるでオヤジが山頂にいる時だけタケルチャンにオチョクられた気分です。まあこれも冬山の楽しみの?一つなんでしょう。

何とか下山口を見つけてヤレヤレ

10分でこの状況、信じられない~

完全にガスは消えました

 それよりも今度はいつもの激下りです。いつもの事ながら緊張します。途中で高齢の女性が登ってこられて「上までまだ1時間はありますかね」「う~ん何とも言えませんがちょうど6合目から半分ぐらいでしょうかね~」「そうですか~」。確かにきついですよね~。

ヨタヨタ老いぼれが下ります

 なほもヨタヨタ降りているともう一人先ほどと同じくらいの女性が「8合目の標識はまだですか」「いや標識は見えませんよ」「先に同僚が登っているのですが私は8合目ぐらいから戻ろうかと思っています」「はいお逢いしましたよ」「彼女は上まで行くといっていたのですが、私は避難小屋で待っているといっていたのでもう引き返します、キツイですよね~ここは」。

 「そうですね~まあこのキツさを皆さん楽しみに、又訓練代わりに来られます」「そうなんですか」「まあ~いろいろな方がおられます、無理はしないで楽しんでください」そんな話をしてヨタヨタ降りているとその女性がしばらくするとオヤジをバンバン追い抜いて先に6合目の小屋に着いていました。老いぼれの歩きはそんなものです。

ヤレヤレ6合目まで降りてきました 5合目、落ちていた屋根は修復されて

 お腹も減っていますが(お腹減ったあ~)とにかく3合目の休憩舎まで降りてからラーメン炊いて、そうそう今日はお正月なのでお餅も入れてゆっくりとコーヒも飲んで、お腹もやっと膨れて戻ります。

3合目休憩舎です ラーメンタイム~お餅入り~

 休憩中先ほどの女性が二人下山していきました。一人は上まで行ったのかなあ~わかりませんが、山頂まで行ったとしたら驚異的な体力です(おそらく引き返してこられたのではと思いますが)。

 15時過ぎてしまいましたがヨタヨタ3合目から戻ります薬山付近でアイゼン外して後はチンタラチンタラ、結局16時頃に登山口に戻ってきました。以前ならみことやのオバちゃん「お帰り、遅かったね~」と出迎えてくれたのですが、ちょっと寂しいです。

春の1合目に降りてきましたあ~ もう16時、今日も8時間の歩きでした

お疲れさんでしたあ~

 横の水路で靴を洗い、さ~定番健康パークあざいでお風呂に入ってこれも定番の一般道で長浜からさざなみ街道チンタラ琵琶湖大橋を渡って湖西で山科に入り戻ってきます。「カーチャンただいまあ~」は20時頃になりました。

 今回も前回同様約8時間ほどの歩きでしたが、今回はスタート前に飲んでおいた、ツムラ68番のおかげでしょうか足攣りも起きず歩いてこられました。

 最初はこれが1月の伊吹?とびっくりしましたがやはり痩せても枯れても100名山、この時期の伊吹山の厳しさを上部で思い知らされました。冒頭にも書きましたがいくら勝手知ったるコースとは言え自然の厳しさはそんなに甘いものではないです、改めて老いぼれが今更ながら実感した次第でございます。。。感謝  感謝

【 記:洛西オヤジ 】

追記
いつものいっちょ噛みの文句言いのオヤジは、コロナでもかかったのか正月飲み過ぎてくたばりよったのか?今回は出てきませんでした。










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