京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

鈴鹿 竜ヶ岳
2023.02.08

竜が岳山頂 顔から前頭部に打撲後とうちゃこ~


日程:
・2023.2.8 (水) 晴れ   洛西オヤジ   親父の山歩き報告NO358

アクセス:
・名神―新名神―菰野IC―宇賀渓キャンプ場駐車場
コース:
・宇賀渓駐車場―新道登山口取り付きー遠足尾根出合ー遠足尾根―山頂―石榑峠―R421―宇賀渓分岐―長尾滝―五階滝―中道分岐―金山分岐―林道終点―宇賀渓駐車場


 初心者オヤジ今年になって一番のハードな歩きとなりました。

 今日は洛西オヤジです、ボチボチ春の足音も聞こえだしてきました。我が家のヘナチョコ盆栽の植え替えの時期が始まります、昨年は全くやらなかったので今年はちょっと大変、山行も控えなくてはいけないと思います。そんな焦りに追いかけられるように前回の野坂から中2日でこの時期の定番でしょうか鈴鹿の山に行ってきました。



 まあ藤原とゆうのが毎年のパタ~ンですが、久しぶりに竜ヶ岳に行くことにしました。特別意味はないのですが思い付きで(ホンマポリシーとゆうもんがないのかい)ない!そんなもん番茶の出がしらほどもない、(なんのこっちゃ)。

 ただ天気いいのに登山指数C、なんで?どうやら風がキツそうでまあ風ぐらいならええかあ~と、これがとんでもない悲劇を(よー毎度毎度悲劇なんやな~いじけすぎやな、アンタの悲劇、悲惨、どうでもええねん飽きてきわ)はいはいそんなわけで6時過ぎからチンタラスタートでおます。

 市内混む前に横断、名神東から乗って新名神へ菰野ICで降りて今日は何處?鈴鹿の登山口はややこしいおんなじ感じで、宮妻キャンプ場、八風キャンプ場、朝明キャンプ場、今回の宇賀渓キャンプ場、まだあるなあ~青川狭キャンプパーク、どの山がどこから行くのかゴチャゴチャになってわかりません~(痴呆や痴呆、それぐらい覚えんかい)とゆう訳で今回は宇賀渓駐車場に8時過ぎに車を停めます。

 もう完全自動の駐車場料金システムになっています、前回来た時は?いつやったかなあ~集金の人がいたような(記憶があいまい?)さてモタモタ準備をして8時半ごろチンタラスタートです。

ほな今日もボチボチと宇賀渓駐車場から

 先ずは昭和レトロな商店街?を通り抜けて林道へ、カッタルイ林道をチンタラ15~20分進み最初の取り付き遠足尾根新道取り付きが現れます。

昭和っぽい商店街? 遠足尾根新道コースへ

 竜ヶ岳はいろいろなコースがあり取り付きがこの先に金山コース、中道コース、めったに行かないと思いますが石榑峠まで行くこともできます。オヤジは手っ取り早く一番手前の取り付き新道で上部遠足尾根に向かいます。が(なんやねん)これがまあ~きついとゆうか単調なジグの植林帯の中をきつい事でおマス。

めちゃくちゃキツイ~ねん

左遥か彼方竜ヶ岳遠いなあ~行けるかなあー

 ヘロヘロでもがく事1時間以上何とか遠足尾根への稜線に乗りました、なほコノコース新道とある様に古い山と高原社のマップには載っておりませんが現在は整備されある意味ここが主役となっているみたいです。

遠足尾根に乗りました~

ここで左に(南西)極端に方向転換

ボチボチ残雪多くなってアイゼン装着

 ただ竜ヶ岳までのアプローチがなが~い、遠足尾根の取り付き場から山頂を見るとまだあんな先~、ヘロヘロ~となります。ほとんど残雪もなくノーアイゼンできましたがさすがに大鉢山への分岐を過ぎたあたりからだんだん残雪が現れしかも凍ててきたのでアイゼン装着して進みます。

まだ相当ありますね~

本来は遠足気分でルンルンなんでしょう

 それを見ていたかのように風が強くなってきました。遠足尾根は天気さえよければ本当に遠足を楽しむような雰囲気の稜線ですが、ガスッて展望きかず(毎度のことよのー)金山分岐を過ぎたあたりで若いソロの男性が降りてきました。

ガイド棒が懐かしく感じます。又行きたいな~

金山分岐

 「早いですね~」「いや風がきつくて、とてもまともに歩けません」とのことです足元はどうやら軽アイゼン?山頂まで行けたのか、聞くのを忘れましたが(それほどゆっくりと話が出来ない状況でした)なほもヨタヨタ、時々現れる赤い布のガイドポールが雷鳥沢や剣沢を思い出して懐かしく感じました。

白飛び?違うんですよね~

 山頂直下で年配のソロの男性が降りてこられました。やはり「山頂はとてもいられる状態ではなくすぐに撤退してきました」との事で、オヤジもこのまま撤収するかあーと思いましたがまあ惰性とゆうか勝手に体が山頂を目指します。

 モタヨタ斜面を進んでいる時いきなり一段と強い横風がオヤジの体を浮かし、ちょうど体幹がバランスの悪い状態だったため体ごと持って行かれました。顔から雪渓の中に倒れ込みました。積雪だけならよかったのですがたまたま灌木か何か、とにかく低灌木だと思うのですが幹のようなものに顔から前頭部を打ち付けられてしまいました。(フン大層な老いぼれが風にあおられてこけただけやんケ)

山頂直下この先で悲劇がオヤジを襲います

 しばらく痛さで立ち上がれなかったのですがとにかくそのまま寝ているわけにもいかず起き上がって体制を整え山頂に向かいました。頭ボーとしていますがようやく山頂とうちゃこ~4時間近く掛かっての登頂でした。打ったところがヒリヒリ痛いのは致し方ありません。寒風が滲みます。先の男性の言葉通り5分もいられません。

一瞬上空に青空すぐにガスに覆われました

すぐに下山、石榑峠方面に
(間違いやったなあ~)

太尾と石榑分岐で石榑へすぐに激下りがはじまります

 さて何處から下山?するかこんな時おもしろいとゆうか無意識のうちに降りた経験のある石榑峠に足が向かいます。その判断がよかったか、いや~間違いだったような気がします。

 今日遭った登山者2名と同じように遠足峠にもしくは中道、(オヤジは未踏)金山、(登りの経験あります)に向かうべきだったのでしょうね、降りだしてすぐに後悔することなりました。

 とにかく激下り大きな岩場あり、残雪に膝上まで沈むこと数えきれないほどで名所旧跡(はあ~?)重ね岩を過ぎてもまだまだ気が抜けない激くだり、R421が見えたときはうれしさのあまりオシッコちびりました。(汚いのやあ!)冗談やがな、冗談、ようやくそんな冗談がいえる気分になって来たとゆうことや。

写真撮る余裕全くなくかろうじて名所旧跡?の重ね岩

悪戦苦闘1時間半R421が見えました

 激くだり1時間半?2時間?とにかく顔面の痛さも忘れていました。石榑のアスフアルト道に降りると又顔面から頭の方が痛くなってきました。とにかく何とかリュックおろしてコンビニおにぎりを食べます、行動食もとる余裕ない状態でスタートから6時間以上、(フン相変わらずの初心者やのうシャリバテ、水分不足、目に見えとるわい)まあ~何とかR421に降りてきたのですが。

石榑峠、は~緊張した~工事中トイレかな?

アスフアルトR421をチンタラ

 さてこの先、今日はもうこのままアスフアルトの道をチンタラ3,5K歩いて宇賀渓に戻るか(そのほうがええのんちゃうかー)いやいや、やはり登山道(沢沿い歩き)で戻るべきかチンタラチンタラ、登山道とりつきに降りてきました。

 もちろんもう残雪は欠片もありません、時刻はもう15時を大きく回っています(15時半)おそらくオヤジ歩きだと2時間以上かかるのではまあ最後は朝の林道歩きになるので少々暗くなっても大丈夫かあ~と登山道に(沢沿いコース)に降りて戻ることになりました。

迷うところですが沢に降りて戻ることに

何度渡渉したか覚えていません

 これが案内板にも書いてあるように何度も何度も渡渉、怖~いとゆう梯子もあり(フンシラコイ事書くなあ!)いやホンマ、誰にも遭わず、声もせず、しかしこのルート夏場はええやろなあ~滝もあり日も当たらず(ヒルがいるわい)そうかなあ~夏来たことがないのでわかりませんが、やがて長尾の滝を過ぎて中道取り付きすぎ金山分岐過ぎて5階滝、ようやく見覚えのある白滝丸太橋に戻ってきました。

梯子~怖いやんけ~直立やあ~

長尾滝です

こちらは5階滝、五段なんでしょうよくわかりません

ようやく戻ってきました~正面上が林道終点のはずです

 やれやれ後は林道チンタラで何とかヘッデン点けずに戻れます(お前チョット大げさすぎるんや)そんな事わかるかい、そおやあ~顔面痛~い頭もいた~い(知るかあ~)。

この梯子上がると林道になるはずです

 結局駐車場に戻ってきましたあ~は17時半9時間の歩きとなりました、まあオヤジ歩きでヘロヨタ時間ですがそれはともかくあまりの強風に強烈パンチを食らったような、油断していたとは言えぶっ飛ばされて倒れるとは自分乍らお恥ずかしい、もっと高山の稜線なら一巻の終わりだったかも、何はともあれ今年一番の厳しい山行でした。

宇賀渓レトロ商店街に戻ってきました

は~いお疲れさんでした~

 テンクラ予報、降水確率ばかり見る癖がついていますが、強風赤マークにも注意が必要です(今更なにゆうてんねん当たり前やろがあ!)何とか無事に(無事でもないか、)下山できました。   感謝 感謝。

【 記:洛西オヤジ 】





 『 寒月やいよいよ冴えて風の声 』

 帰路湯の山温泉にて大好きな荷風です。


 ●追記。

 帰宅後鏡を見てビックリ、翌朝もっとびっくり、お岩さんかパンダかまともに人前に出られへん~。

翌朝もっとびっくり







    


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