京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

武奈ヶ岳から北稜雪庇歩き!
2023.03.05

武奈ケ岳 北稜を下る


日程:
・2023.3.5 (日) 晴れ   ヨネちゃん、Iさん

コース:
・駐車場から正面谷、青ガレ、金糞峠、ヨキトウゲ谷、四辻、上林新道、コヤマノ岳、武奈ヶ岳、北稜、東支尾根、八つ池谷沢沿いを広谷へ、イブルキノコバ、八雲が原、クマ道、北比良峠、ダケ道、大山口、駐車場


 今冬、Iさんと武奈ケ岳北稜に出かけ、約束していた北稜ガイド、やっと叶いました。

 日曜は休みのI さんの同行を得て朝一で出かけました。何時ものように車で来ていただけることに事になり6時半に比良駅で待ち合わせ、イン谷の駐車場には7時までに着きましたが、大分雪解けが進んでいます。まだ早いせいか車は数台・・・身支度して7時過ぎにスタート!。

早朝、比良駅ホームから琵琶湖面!

比良駅前にて何時もの稜線! 朝スタート前、7時前は車は少ない!

 雪が無いので始めは登山靴で良かったのですが、青ガレの手前から残雪が多くなりアイゼン装着、青ガレは岩がゴロゴロ見えています。まだ、ミスミソウやミヤマカタバミは雪の下・・・休憩後は上に上に!金糞峠に9時ころ着きましたが、ここのバイカオウレンやイワナシはまだ小さい蕾!そこで休憩して最短でコヤマノ岳へ。

岩が見え始めた青ガレ!

雪解けした正面谷を上に上に! I さん、金糞峠にて

 ヨキトウゲ谷から四辻、上林新道、コヤマノクラウンと二人で歩くと、話しながらなので余り苦にならずあった言う間にクラウンへ、残念ながら霧氷は有りませんがブナ林と雪原はコントラストが綺麗です。

金糞峠 今日も無事に歩けます様に! 上林新道 何もないけどブナ林!

コヤマノクラウンへ!

 コヤマノ岳ピークからは、2月にKさんと東尾根を降りているので来年のガイド約束していよいよ武奈ヶ岳が見渡せる定点に到着。青空はほとんど有りませんが双耳峰の峰は白が強調され綺麗です。

コヤマノクラウン I さん、激写ポーズ I さん、武奈ケ岳激写ポーズ!!!

 さこれから急坂を最後の力を振り絞って山頂の南峰に到着、雲は多いですが360度見渡せ私は283回目の武奈ケ岳山頂に到着しました。

ヨネちゃん、雪庇を支える! I さんも雪庇真下に!

 この時間で11時位なのでここで昼食、12時前には北稜へGOなので山頂の東斜面のミニテラスで昼食休憩、ここは風もなく快適な空間でした。そうこうしているうちに青空が出てきました。

 せっかくなので北稜にスタートする前にもう一度記念写真をと山頂標識にもどったら、知り合いの張さんが登場!久しぶりなんで挨拶がてらに2度目の記念写真に入ってもらいました。

武奈ヶ岳 283回目

北山アルプスを背にヨネちゃん

 張さんはこれから昼食との事で、我々はワカンに変更して、まずはノントレースの東尾根に二人のトレースを付けて下りますが、何度歩いても至福の時間です。

さあ!ワカンで・・・

武奈ヶ岳山頂から東尾根に向かって!

 雪庇へは東尾根直線から北急斜面を大きく円弧を描いて慎重に回り込み、雪庇の頭に着きます。そこからは龍の背中のような雪庇をゆっくり下ります。何度来ても下から見上げる雪庇は大迫力です・・・。

急斜面にてI さん何撮ってますか、、、

武奈ヶ岳 東尾根斜面にて!

北稜 雄大な雪庇!ワカンで歩く・・・ 北稜にて、I さん絵になりますね!

 青空も出てきて雄大な風景を下り前回と同じく適当な東支尾根を下って同志社小屋の北側の谷前に着地します。

北稜 雪庇の厚みは薄いですが。。。 北稜の東支尾根を左から降りてきました!

同志社小屋の北側支尾根を降りる!

 その後は前回下見しているので同じコースを基本右岸を歩きます。数か所、急斜面があり、より慎重に木の枝を持ったり階段状のステップを作ったりしながらすすみ木橋まで来たら、まさかや~木の板の上に雪との間に空洞ができこれでは渡れません。

まだ雪深い広谷沢風景!

広谷 右岸急斜面を顧みるI さん 広谷 まさかや~、空洞。。。
これでは通れません!

 しかたなく渡渉しますが、雪のミルヒューユ状態なので下に降りるのも大変、上に上がるのも大変です。結局は2か所渡渉して後は右岸を通過して広谷前の沢沿いをイブルキノコバへやっとイブルキノコバ前の本道に合流。

 以前はここでワカンからアイゼンに履き替えていたのですが踏み抜きが多いと判断、ずっとワカンで八雲が原まで。岩テーブルで休憩しばらくして張さんが同じようなコースで追ってこられ少し話をして先に下山されました。

八雲ヶ原にて

雪が解けてきた北比良峠

 あとは、ホットステーションに4時ごろ着きたいのでそうゆっくりも出来ず、何時ものようにクマ道から北比良峠へ、途中でワカンからアイゼンに履き替え、武奈ヶ岳方面とびわ湖の写真だけでダケ道へ。

北比良峠 鈴鹿の峰々がやっと見えてきた~

ダケ道から見える雪解けが進んだ釈迦岳

 ダケ道では転倒しないように気を付けて降りてゆき、途中で今回初めての花、マンサクを見つけてニコリ!その後はもくもくと歩きカモシカ台通過、大山口とうちゃこ、写真はほとんど無で4時ころ駐車場に着きました。

唯一の花 ダケ道 
マンサクが咲き始めています!

大山口にトウちゃこ!

 想定通りの時間でホットステーションに着き、夏仕様の甘酒でおはぎを食べながら休憩!お互い有意義なワカン歩きができ満足して1日を終えました。歩行時間は9時間弱、車の送り迎えが有ればこその設定になりました。

あるある、下山後は比良ブルー!





 ■ 武奈ケ岳 近況 (2023.03.05)。

 ①今回の北稜からイブルキノコバまでのコースは雪質がしまっており、ワカンが余り沈まないので余り苦労なく歩けましたが、私は1回 右足が腰位まで、はまり抜けだすのに時間を要しました。このコースは雪の季節の時だけのコース設定もあり経験者の方と行くことが良いと思います。

 ②前回に比べて積雪は増えておらず、昨年より少なかったと思いますが、さあ来年はどうなのか!楽しみでもあり不安でもあります。溶けているところは地肌が見えてき始め、今回で雪山歩きは最後になりました。

 ③山野草は3月中旬から後半から本格的に開花でしょう。 以上です。









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