さあ!ここが雪庇で~す! 東レ新道/堂満岳
土曜日は昼からは雨模様との予報なので、午前中雪が楽しめる比良山系なら堂満岳だろうと判断し、我が報道部長ことIさんの同意も得て、朝一の電車とIさんの車で駅から乗せてもらうことになり、多少の雨は想定内とみて出かけました。
4年前にも、山友のSさんとてるみさんとも3人で歩いているコースになります。
朝は比良駅まで迎えに来てもらい予報通り全天曇りです。駐車場に着くと雪はほとんどなく暖かいので道路凍結もありません。7時過ぎにはスタートでき何時ものように大山口から正面谷に向かいます。
スタート時の駐車場は雪が減りました |
この天候でも、わりと多くのハイカーと出会い、抜かれ、または一緒になり金糞峠に着くのですが、ところが青ガレの前前の堰に来た時、先週は無かった折れた樹木が堰に引っ掛かり見事な氷柱ができ、これぞ自然の氷の芸術です。。。。
木がひっかかったので この瞬間に立ち会えた! |
思いがけない氷の芸術をIさん激写 |
この瞬間に立ち会え満足な二人! |
今年はKさんと1月末六甲の氷瀑は見ていますが、これは木々に凍りついており氷柱?ツララ?見事な自然の技と言えるでしょう!これでテンションは上がり曇りにも関わらず、金糞峠から縦走路に向かいます。さすがにバイカオウレンは葉だけは確認できましたが、花開花はまだまだ先です。
トライアングルと歯ブラシ! |
青ガレ上部から墨絵の中に一矢の光! |
青ガレ このまま雪解け進み春になり! | 金糞峠直下! |
昨年は縦走路途中からトレースがなく苦労しましたが、今年はバッチリありアイゼンだけで進みます。東レ新道と縦走路からの合流点尾根からは、東斜面コース沿いに雪庇が連なり見ごたえがあります。
縦走路から見える鈴鹿の峰々!美しい。。。 |
Iさんは冬の雪時期は初めてなのでカメラマンに代わって撮りまくり!雪庇では私が安全確保して大丈夫のギリギリまで端によって撮影・・・多分、良い写真が撮れていると思います。
ルンゼを上から見ると登りトレースあり | Iさん、釈迦岳ピークをッ~ン! |
Iさん、雪庇を激写! | 登りにて雪庇! |
十分、雪庇を楽しんで快適に「堂満岳」山頂に着きましたが、誰もおられません。墨絵のようなびわ湖側風景に青空無くても大満足!時間はまだ10時位なので、4年ぶりに東斜面激下りに向かいます。ここで使うために、せっかくワカンをもってきたのでアイゼンから履き替え下山スタート・・・。
雪の「堂満岳」山頂 Iさんは初体験! |
堂満山頂から琵琶湖! |
北東にトレースは有るのですが、本コースとは降りる方向が違います。上から見るとホントは傾斜はあるのですが怖い位に垂直な壁気分です。私は雪季の登りと下りで経験があるのでトレースを頼りに一歩一歩降りていき、木が有れば必ず持って安全確保してゆっくりゆっくり下ります。
ところが途中から北斜面のルンゼの方のトレースになったので、ここで本コースに向かって谷の急な斜面を弓なりにトラバースしながら向かいます。ワカンの爪を利かせ、滑らない様に一歩一歩ユックリ進みます一番緊張する時間でした。ここまで本来なら写真を撮りますが、安全第一なので降りる時と安定したところまでは写真は有りません。
事実写真 ノントレースを回り込み本道へ | 岩の関所 |
やっと本コースになり後はトレースは有りますがなるべく新雪の上に自分たちのトレースを付けて快適に尾根を下っていきます。そんな時に男性1名と女性2名のパーティと遭遇、色いろ話をしていたら女性から、「もしかしてヨネちゃんですか?」との事。
私は見たことが無く質問したらオカオカ倶楽部の「mashio」さんと同じグループに所属して今日は個人的な山歩きとの事でした。私のレポート見ておられ解ったそうです・・・こんな出会いもあるのですね。。。。。
3人と別れた後は大所帯のパーティ2組と遭遇、この時間で山頂までと思いましたが(11時過ぎくらい時)とにかく気を付けてと声掛けして我々は雨の事もあるので、尾根の端まで来ており、ここからはジグザクコースの斜面をワカンを特性を活かしてほぼ直線的におり、植林内も使い時間短縮して古崎川源頭部に到着。
左:古崎川沿い 右:本道でノタノホリ |
ここからはワカンを外して古崎川沿いの今は廃道になっているコースを慎重に歩き途中からは雨脚が多少強くなってきたので雨具を着てやっと下の分岐につき、そこからは一般道にもどり駐車場に帰りました。
今日でワカンとも最後かな?よく頑張った | 下山後駐車場に到着 計20台くらいの車が有り! |
その時点で1時前なのですが雨のよけるところがないので、比良駅まえのHSの外にあるテーブルと椅子をかり昼食としました。
1時前、もう堂満岳は見えましぇ~ん! |
その時点では稜線は雨雲に覆われて上半分は見えず早く下山して良かったと思います。歩行時間は約5時間半、氷の芸術ツララ、墨絵のような幻想的な風景、東レ新道の雪庇、東陵道でのワカン歩きが楽しめて良かったと思います。