京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

夏本番!比良八つ淵の滝で沢歩き
2023.08.11

最後の難所「なめ滝」の遡行


日程:
・2023.8.11 (金・山の日) 晴れ   ヨネチャン・Kさん・Ⅰさん

コース:
・鹿ヶ瀬バス停、ガリバー旅行村、八つ淵の滝フルコースへ、まぼろしの展望コースで八雲が原へ、ゲレンデ跡、八雲第2池、八雲池、八雲湿原、クマ道、北比良峠、ダケ道、カモシカ台、大山口、イン谷バス停(歩行は休憩も含めて9時間弱)

注意:
・比良八つ淵の滝巡りは危険なところもあり、また沢登りの装備が必要なところもありますので、初心者だけで出かけないようお願いします。



 11日からお盆休みも含めて10連休にしました。山の日の11日はKさんやⅠさんとの休みも合い毎年恒例の「八つ淵の滝」沢歩きをガイドしました。私は170回目になります。

 先日の下見から、出来るだけ沢歩きコースにしたら時間がかかることは目に見えており、朝一のバスで前回と同じく鹿ヶ瀬から歩いてガリバー旅行村へ向かいます。

バスの窓から「蛇谷が峰」

 ガリバー旅行村に着き先ずはトイレを済ませ、レストハウス前のベンチで沢靴に変え、魚止めの滝前から入峡します。途中でⅠさんがミヤマウズラを発見、そこで撮影タイム。。。撮影が終わり先に向かいます!。

今日は鹿ヶ瀬バス停からの歩き! Ⅰさん、ミヤマウズラを激写!

 ところが前回より水量が多く単独とは違って3人の技量も違うため無理はできません。安全第一にするため多少は登山道に迂回しますが、それでもなるべく沢中を歩くのが目的なので気を付けて①魚止めの滝を通過、イワタバコを横目に、コース難関の②障子の滝前を通過、③唐戸の滝を俯瞰で眺めて、いったん登山道に抜けます。

魚止めの滝前、遡行中

魚止めの滝 巻いて滝上に出る これから障子の滝前へ岩をぬって!

障子の滝前 Ⅰさんを待つ 障子の滝からKさん上に上に!

 ④大摺鉢までにヤマジノホトトギスを見つけて、キンミズヒキも見つけて徐々に花好きな二人のテンションも上がります。

お二人とも良い笑顔!大擂鉢なめ滝前にて

Kさん、小擂鉢を撮る! 小擂鉢で Ⅰさん、何かを見つける!

 そこからは⑤小擂鉢の横を上がり、⑥屏風の滝へ沢中を向かいます。屏風の滝は滝壺の面積が広く、何時もは膝くらいまで浸かりながら写真を撮りますが、Ⅰさんが荷物を置いてスマホを手に取り深いところへ進みます。

 まさか泳ぎは無いと思いましたが、Kさんも荷物を置いて後を追います。二人に何かあれば大変なので私も荷物を置いて続きました。

滝壺にて始めはお二人ともこの程度に!

Ⅰさん、もうその位で止まって~
見ていて心配。。。
屏風の滝に接近!

 結局、3人とも胸から肩位迄漬かりながら滝の写真を撮り十分堪能して、メインの⑦貴船の滝へ向かいました。ここも前回より水量が多いですが皆渡渉は慣れているの問題なく渡り滝の上部に上がりました。

貴船の滝 渡渉前降りる 貴船の滝
Ⅰさん渡渉前激下りは慣れたもの

前回より水量多く大迫力の貴船の滝 貴船の滝

「貴船の滝」前、渡渉後、岩盤を上に 貴船の滝 Ⅰさん渡渉後上に上に

 ⑧七編返しの滝までは登山コースに戻り、(昨年までに二人とも、この間の沢歩きは経験済なので今回は省く)木橋の下から最後の難関に挑みました。

夫婦滝前 記念写真

人面滝前にて!二人もと良い笑顔・・・

 ここからは岩が大きくゴロゴロして高低差があるので可能なところは突破し、どうしても無理なら回避することにして夫婦滝(今回は水量多く二筋あり)、人面滝、水量が多いなめ滝を上に上に、滝つぼが綺麗な小滝群をさらに上に、やっと通常の登山コース時の最後の渡渉部を超えて河原で本日の沢歩きは終了!ここまで12時半かかりました、、、。

難所「なめ滝」ムム微妙な顔のKさん! 難所「なめ滝」Ⅰさん激写終わり!

沢遡行中のお二人

 河原で昼食にするので沢靴から登山靴に履き替え中に、私にハプニング!右足の甲に小さい黒いものがクッツイテいるのでゴミかなと思いはがして近くの岩に捨てたのですが、何と!動きます。まさかとは思いますがこれがヒル?!。

今日の3人の沢靴!

そろそろ遡行も終わり近し」!

 確認のために塩水噴霧して様子をみると血がしみ出して岩が赤く染まってきました。やはりヒルでしたが、依然見た桟敷時とのイメージと違っており外観では解りませんでした。私は初体験になり、Kさん、Ⅰさんには被害が無かったので良かったです。

 まあ、これも経験として受け止め、昼食後はまぼろしの滝展望コースで八雲が原へ向かい、ゲレンデ跡に飛び出したら真っ青なブナブルーです、武奈山頂付近も綺麗です。

八雲が原 ゲレンデ跡に飛び出した! Ⅰさん、サギソウ激写!

 さあこれから花探索ですが、先日のコバギボウシは無くなり昨年のカワラナデシコもなし、オトギリソウが点在して咲いているだけ。残りネジバナを撮影して、サギソウ確認したら10輪以上と増えて点在していました。撮影後は北比良峠へ向かい、360度青空で気持ちが良いです。

北比良峠 お二人をポートレートで撮影!

北比良峠から琵琶湖や鈴鹿方面は真っ青!

北比良峠 颯爽と歩くお二人!

 さあ!下山はどうするか相談して、最終4時40分のバスに間に合わせる事とし、私が先日歩いたダケ道で花探しとなりました。オオバノトンボソウは減り、ミヤマママコナは多少増えていますが昨年までの群生地にはほぼなし!。

 カモシカ台で3時半、最終バスには間に合いそうなので一安心。下山中、オオルリソウ、マツカゼソウは咲いていましたがゲンノショウコは無かったです。結局バス停には発車10分前に着きました。

何時もの定位置から次郎坊山と釈迦岳 大山口にトウちゃこ!

 比良駅で帰り支度して電車にのり何時ものように走っていたら、まさかや~の堅田駅付近で急ブレーキ!停止。。。止まっている間、緊急停止音と共に車掌の説明があり十数分後に動き出しました。

 遅れて山科駅に到着、Kさんと私は乗り換え、Ⅰさんはそのまま京都駅に向かわれ、二人とは次の沢歩きをしましょうと別れ本日の「山の日」沢歩きが無事終わりました。

帰りのホームから見た比良稜線!





ミヤマママコナ 米俵が2俵ずつ テッポウユリ 青空に映える!

サギソウ更に増えて15輪前後点在

Iさん発見! ミヤマウズラ 残りネジバナ!

不思議な五角形のイワタバコ 本日初見のヤマジノホトトギス

夏だね! サルスベリ










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