京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

大文字山
2024.04.20

タイトル写真

黄砂でかすむ

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日程:
・2024.4.20(土) 晴れ ikomochi、M

コース:
・山科駅11:00~毘沙門堂11:30=11:50~墓地~山道~P381~県境尾根で昼食12:50=13:10~雨社~大文字山山頂14:30=15:00~太閤岩~銀閣寺16:00

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 山科駅から新緑でまぶしい毘沙門堂へ立ち寄って気分よく裏手の墓地へ行く林道を登る。貯水槽のある所から山道へ入る手前で、木を切っていた人から声を掛けられた。「この山には熊が出るから登山禁止ですよ!」昨今大騒ぎのクマ出没。「へええ?こんなところにも出たんですか? ま、比叡山にはいるしね。自己責任で気を付けて歩きますからねー」と声を掛けて、尾根道を登る。1月に登った時にはなにもなかったけれどなあ?首をかしげながら。

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新緑の毘沙門堂 毘沙門堂 勅使門

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れんげの花

 登山道は入山者が少ないと見えて、木の枝が散乱し荒れた空気が漂う。尾根の途中の鉄塔で流れる汗を拭き休憩。ここからシダが深くなった小道を登っていく。P381の急傾斜をよじ登る県境尾根に出る。尾根道を回り込む3差路には、毘沙門堂側には丸太が並べてあって通せんぼしている。いやらしいなあ。

 P381の手前からびわ湖が見えるので春霞の湖岸を楽しむ。県境尾根はくねくね細かくアップダウンしながら次第に下っていく。森が深く緑がいっぱいで小鳥がしきりに啼いている。

 途中で大文字山頂から下ってくる女性とすれ違った。「どのコースにくだるんですか?毘沙門さんで熊が出ると言われましたよ」と話すと「ああー もうね、通るなというてもみんなが通るから、熊なんかが出たっていうんですか!呆れた。いやがらせして揉めているんですよ。うっとうしいから諸羽山に下ります」とのことで、どうもこのあたりの常連さんらしく、すたすたと下っていかれた。

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ミツバツツジ

 木々の切れ目から東山の六条山から稲荷山の連なりが望めるので、ここで昼食休憩。阿含宗の巨大な建物を眺める。 藤尾道との分岐を越え、如意ケ岳分岐から雨社へお参り。雨社付近に来るとハイカーが急に増える。先達の男性の後ろをもくもくと列を作って歩く若い女性たち。「どこへいくの?」「さあ?」  あのなあ! と言いたくなりますが。

 そこへ山頂からわき目もふらず携帯を眼前に掲げて歩いてくる若者。ふーん どこに行くんでしょうね。我が家の地理音痴Mは、1月にこの道で如意ケ岳へ行きそうになったり、はては山頂への先へどんどん行ったはいいものの、着いているべき山頂にいず。

 どこに行ったの?キョロキョロしていると、携帯に電話が掛かり「いま四辻にいるけどどこにいるの?」でした。山頂の土塁遺構へ曲がりそこなったようでしたが、今日は学習していて、無事に分岐を山頂へ向かっている。

 山城跡の土塁を越えて山頂へ向かっていると、先ほどせっせと如意ケ岳へと歩いていた若者が、はあはあ言いながら引き返し来た。「あれ さっき向こうに行ったのに、どうしたんですか?」と尋ねると、「山頂を通り過ぎてしまったようで、引き返しているんです」

 山頂広場を見落とすなんてと仰天ですが、なにせ携帯の地図にかじりついていて周囲をみていない様子。ほんま なにが楽しいのか? 大文字はややこしいから道に迷わないでねーと声を掛けて見送りました。やれやれ。

 もう2時を回っているので、山頂は人も少なく、常連さんのおじさんたちが大声で喋っているけど、話題はどうも年金の話みたい(笑)。黄砂がひどくて市街地も西山も黄色い靄で覆われている。一汗かいて疲れたとMは山頂広場の丸木の上に大の字で寝転んでイビキをかいている。日差しが暑いやろうによう寝られるなあ!

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大文字山頂 山頂で談笑

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よう寝られるなあ

 3時を回ったので、火床から七廻り谷へ下り、太閤岩から登山道の入り口に出た。 登山道入り口の手前、砂防ダムの擁壁の下で、下から登って来た女性が「あのう 困ってるんですよ。あの外人さんたちがわたしの後をついてくるんだけど、こっちの谷道に行ったら困りますよね」と訴えてきた。えええ!そりゃあかんわ。絶対に道迷いするわ と、大声でその外人さんたちを「ヘイ ヘイ ユー」呼び止めた。

 若い女性たち2人組。水も持っていそうでない軽装。どういうたらいいのか 思案したけれど、咄嗟に出たのは「デイスウェイ ノー」と手でバッテンしながら。怪訝そうな顔で引き返してきた彼女たち。「ホワイ?」というので、それ聞くか!!。えーっと迷路ってなんていうやと携帯で検索したら「メイズ」でもぴんとこない。そこでひねり出して「ベリデンジャラスバリー」「ローストウェイ」。なんとなくあかんのやなと理解した彼女たちは、本道を登っていった。やれやれ。

 絶対、この橋のところに英語や中国語など各国言語での看板がいるよね と周囲の下山者たちとワイワイだった。とりあえず、道迷いは防げた。

 観光客で大賑わいの銀閣寺前に出て、あんまり暑いので門前のソフトクリーム屋に飛び込んだ。あー冷たくておいしい。のんびりアイスを舐めていると、声を掛けられた。隣席に腰かけていた若者、わたしが履いている地下足袋を指さしながら「それはどこで売っていますか?」と日本語で尋ねる。

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下山後の楽しみ 地下足袋(マルゴのエアージョグ)

 横浜在住のフランス青年、訪日したお父さんと観光に来たそうで、そのお父さんが、ハイキングが趣味のお母さんのお土産に買って帰りたいと言っているそうな。「えっと これは通販で買うのよ」「? ?」 通販が通じない。「えっと ネットショッピング」今度は通じたので、「マルゴのエアージョグよ」とサイトを見せて 通じました。

 「行者さんも履いている」と横からM。行者??と会話は続き。銀閣寺前の通りはインバウンド客でごった返している。しかもきっちりと登山スタイルの欧米中高年グループの隊列まで。大文字山も世界的に有名になったものです。 というわけで 今日もわやわや楽しい山歩きでした。

   *下山後 道子さんと大文字の北谷に行ったらあかん と外人さんに説明するにはどういえばいいやろう?危険な谷というても険しいわけじゃないしねと 頭をひねり。こっからさきは「ラビリンス」やで と言うたら ぴんとくるね となりました。みなさん、良い説明があればお教えくださいね。



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