宵宮落とし神事(日吉大社HPより)
日程:
・ 2024.4.14(日) 晴れ ikomochi
京都駅8:56→比叡山坂本駅9:12~日吉大社10:00=10:30~山道へ~日吉大社14:00~JR比叡山坂本→京都 |
比叡山にトウゴクサバノオが咲いていると教えてもらったので、出かけた。もう15年ほど前に 岩湧山に山グループと行ったとき、山頂の岩湧寺で数株のトウゴクサバノオを見つけて10名ほどがかわるがわる群がって写真を撮った。
なかでもMさんは、小さな花がかすかにうなだれたそのうなじが何とも言えず色っぽいと夢中だったのが面白かった。以来、サバノオちゃんに会っていない。うなじは今も色っぽいかなあ。わくわく比叡山に向かった。
JR比叡山坂本駅で降り立ち、周囲の様子がざわざわして落ち着かない。駅員さんに今日はなんかありましたか?と尋ねると、「12日から今日まで山王祭ですよ」とのこと。
そうやったんか!春の大祭 日吉神社山王祭、これはぜひお神輿さんを見守らねば。門前大通りの家を覗くと、会所の家には椅子が並べられビールやお酒が山と積まれている。焼肉を食べているらしき会所もあり、お祭りやなあ。
桜満開 | 天台座主のお輿輿の担ぎ手たち |
日吉神社鳥居前の大通りは両側に桜が咲き、枝垂れ桜が風に揺れ、それはそれは華やかな雰囲気だ。屋台が次々に準備をしている。神社の大鳥居下の休憩所で身支度し、靴を地下足袋に履き替えていると、横に座ったおじさんが「地下足袋を履くとは珍しい。。。」と声を掛けてきた。
日吉大社奥宮から神輿が急坂を下る | 日吉大社前 お祭りワクワク |
そこから、お祭り談議が始まり、各地のお祭りの写真を撮っているという女性も加わって、3人でお祭りの由来や見どころで盛り上がり楽しい。今日は最終日でお祭行列が一番賑わうのは昨日やったのにと話しながら、ついつい時間が過ぎ30分も喋っていたが、とりあえずは今日の目的、トウゴクサバノオに会わないことには話にならない。
10:30比叡山を目指す。山道に入りぶらぶらと野草を探しながら歩く。木陰の涼しい道でめぼしい花はあまりないが1時間ほど歩いたところで、もしやと覗き込んだ草むらにサバノオの小さな花が群れ咲いていた。数株どころか何株もの大きな群落、一度目が慣れるとあっちにもこっちにもあり、クリーム色のかわいい花を堪能した。会いたかった彼女のうなじもしっかり確認できたので、今日の目的は果たした。山頂へは向かわず引き返す。
山道を下るにつれ、麓の谷間からはドンドンと太鼓の音が響く。お祭りに誘われ気もそぞろで急ぐ。それでも、草むらを覗いてなんか咲いてないかなとも探していると、後ろからザッツザッツと靴音が近づき。振り向くとなあんとokaokaのJoeさんではないか。奇遇に喜びながらしばしご一緒し、健脚のJoeさんと別れた。
14時には日吉大社の鳥居下に着くと、大通りに三々五々に人があふれ、お祭りの高揚感が漂っている。枝垂れ桜の下に陣取り、お神輿さんを待つ。
もうすぐだ。 道端で神輿を待つ | 先触れ太鼓 |
学生の頃、大津に住む友人宅に泊めてもらってはやれ大津祭りだ、長浜だと祭りを追いかけて山王祭にも浮かれてきて、お神酒が入って真っ赤な身体でよろよろと歩く担ぎ手たちの様子に大笑いしたものだ。子どものとき、屋台の食べ物はホコリまみればい菌まみれだからと買い食い禁止の親に育てられたので、初めて買い食いしたのはこの山王祭だったのも記憶にある。桜の花の下、京都のしずしずした祭りと違い、荒っぽくて賑やかで見守る人たちも一緒に、春の喜びに溢れ興奮に満ちたお祭りだった。
神官の行列 | 御神馬 |
14:30 先触れ太鼓が行き、神官の行列、そしてヨイコラ ヨイコラ の掛け声で金色に輝く大きな神輿が次々に目の前を大勢の担ぎ手に運ばれていく。7基の神輿は琵琶湖畔で行われる琵琶湖渡御の神事へと運ばれていった。
神輿は琵琶湖を目指す | ヨイコラ ヨイコラの掛け声で |
ヨイコラ ヨイコラ | 神輿を追いかける人たち |
見物客が去った露店に立ち寄って、りんご飴を買った。甘くて酸っぱいりんご飴、赤い色で口の周りが真っ赤かになるけど、初めて自分で買った味は忘れがたい。
7基の神輿を見送って | りんご飴買うた♪ |
琵琶湖畔で行われれる渡御も気になったが、お腹がすいたので、久々鳥居下の日吉そばに立ち寄り一服。お祭りの後の余韻に浸り、サバノオに会えた喜びに満ちて帰宅した。今日も良い日であった。
神輿渡御(日吉大社HPより) |
日吉神社山王祭につては ↓
トウゴクサバノオ | 目が慣れると サバノオちゃんが目に飛び込んでくる |
はて?【ノミノフスマ】 | ボタンネコノメソウ |
ヤマネコノメソウ | ホコリタケ |
ホコリタケ | ホコリタケ |
タンチョウソウ(イワヤツデ) |