京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

久々に稲荷のお山に行ってみた
2024.11.23

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京都市内を望む 雨が来る

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日程:
・2024.11.23(土) 曇りのち雨 14℃  ikomochi

コース:
・JR稲荷駅11:40~呼聲大神12:10~竹の下道~稲荷山山頂一の峰13:30~四辻14:10=14:30~参道~三ツ辻~JR稲荷駅15:20



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 稲荷駅の前は人ごみでごった返し、やっぱりなあ という人気。インバウンドも多いけど日本人も多い。人垣をすり抜けて本殿から奥社の千本鳥居の入り口に着く。狭い千本鳥居の道は数珠つなぎの行列。見ただけでご免こうむりますというわけで、鳥居の横の広場を抜けて道なりに下っていくと、千本鳥居の中を牛歩のごとく歩く人たちが見える。諦めて鳥居の外に脱出して写真を撮る人の姿もちらほら。稲荷はすごいことになっている。

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稲荷駅前の人ごみ

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紅葉の葉はちりちり 社殿前も人だかり

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千本鳥居 すごい! 付き合ってられないので
鳥居の横に脱出

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中も渋滞してる 諦めて出てきた人も

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どこまで渋滞してるんだろうか 畑の道へ出た

 新設のトイレの横を通って、その先の竹林へと抜ける道を行こうと進む。あらら 道には綱が張ってあり関係者立ち入り禁止だって。仕方なくそのまま階段を下っていくと、清メ滝のお塚に出た。薄暗くあまり手入れがされておらず、境内に隣接して建つ家は無人で放置されているようだ。

 道を探すが、谷地にぽっこり囲まれたお塚からの階段が見当たらず。仕方がないので、竹林の中のふみ跡に沿って上によじ登った。よそのお宅の裏に出て通り抜けるとそこは住宅地の道。そのまま進むと直ぐに畑の真ん中の道に出て、見慣れた風景に出会う。やれやれと七面山の山あいの明るい大根畑の中を進み、鳥居にぶつかった。

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お塚がある 呼聲大神

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参拝させていただく お滝場もある

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竹林の道に出てやれやれ 青木の瀧に向かう

 呼聲大神の鳥居の横から細い道があるのだが、あれれ こちらも通り抜け禁止の札が下がっている。先ほどは竹藪をよじ登ったけれど、今回は行きどまりで引き返さなきゃいけないの?鳥居の前でうろうろしていると、境内の建物から中年女性が出てきたので声を掛けた。「すみません この先は行けませんか?」お塚の守番の方だろうか、「ここは呼聲さまの敷地なので、最近は外国人も多く通り抜けはお断りしているのですよ。でもせっかくですからお参りしてくださって、横から出ていただいていいですよ。」と許可していただいた。

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地図も英文です

 お礼を言ってお宮で拝礼した。「あのう ここの神様の漢字はなんと読むのでしょうか?」「よぶこえと言います」「声の神様で、車折神社と同じく芸能の守り神様です。2大聖地で、いろいろな芸の方がお参りに来られるのですよ」とのことだった。「まあ それは知りませんでした。これもご縁ですね」とお礼を言い、お塚の中を抜けて横の道へと出させていただいた。

 そのまま進み、きれいに手入れされた竹林から竹の下道へ出た。よく踏み込まれた竹の下道は、稲荷山と竹林の間を抜ける静かな道だ。人が歩いてくるけれどほぼ外国人。グループや単独や老若男女、お山から次々に下ってくる。それでも先ほどの鳥居の道を思うと、ひっそりとしたものです。そこからは青木ケ瀧、白菊の滝、と次々に現れるお滝場を横目に参道を登る。沢が流れ、涼やかで気持ちの良い道だ。大岩大神への分岐で、この先は個人の所有だから立ち入り禁止 と英文で書いた紙が貼ってあり、行ったらあかんのかあ。。。。。

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お狐さんお出迎えく 竹乃下道に出ます

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白菊の滝 立派です 大岩大神方面は入らないでとある

 仕方なく、分岐を稲荷山へと登る。急階段をひほひほよじ登って、三角点への分岐を越えると稲荷山山頂の一ノ峰235mだ。やれやれ、大鳥居直下の大木の根に腰かけてコーヒーを入れて一服。稲荷山の裏側の谷間 薬力の滝方面からも、次々と人が登ってくる。外国人グループが多く、みなさん息も絶え絶え。一の峰の末廣社から朱色の柵が階段に沿って続いているが、その柵を一人の若者が丁寧に雑巾がけしていた。末廣社のお守り番の方だろうか。こんな目に見えない手入れが、稲荷のお山を清々しく保っているのだなあ と見守った。

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急な階段を登る 三角点分岐の鳥居

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柵の拭き掃除をされている 稲荷山山頂 末廣社に到着

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山上のお社にお参りしながら下っていく さすがに人も少なく こんな瞬間が

 一の峰で裏側の谷間に下ろうかと思案したが、どうも空模様がすっきりしない。で、そのまま二の峰、間の峰、三の峰と次々にお宮が現れるのでお参りしながらお山を下り、四辻に出た。俄然、人が多くなった四辻のにしむら亭から、愛宕や京都市街を眺めながら名物の稲荷ずしを食べようと楽しみに下って来たのだが。

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四辻に到着 にしむら亭で休憩

 がーん 「食べ物は2時で終了して飲み物しかありません 売り切れもありますし」だって。時計は2時6分なのに。仕方ない、おぜんざいを注文して、床几に腰かけた。薄雲を冠った愛宕がはるかに見える。次第に雲は下方へ広がり移動していく。あの雲の下は雨が降ってるなあ。こっちまで移動してきたらややこしいなあ、はよ帰ろっと。四辻から荒神さんを抜けて東福寺へ廻ろうかとも考えていたけれど、雨雲に追われてそのまま参道を下った。

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おぜんざいでほっこり 愛宕に雨雲がかかる

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招き猫ならぬ保護猫だそう 人波についてきたら 初めての道へ出た

 途中でへばって「まだこの先に行くの?もうダメ」という女性たちに「あと少し階段上ったらとっても眺めがいいから頑張って」と声を掛けながら、下山の人波に乗ってどんどんくだり、三ツ辻から八島が池に下った。この道はあまりなじみがなく、初めてのお社に次々でくわして新しい発見であった。

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八島が池

 本殿に下ってきて、ご祈祷中の様子を覗いた。大勢の方がお参りしていた。雨粒がぽっつんぽっつんと落ちてくる中をJR稲荷駅に向かった。京都駅に出て、山頂で食べ損ねたきつねうどんをリベンジして満足やと地上に出たら、道路はぐっしょりの大濡れだった。激しい通り雨が降ったそうだ。濡れずにラッキーやった。お山で見つけたキチジョウソウ(吉祥草)は、その花を見たら良いことがある幸運の花だとか。わたしも良いことがあるかなあ。

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稲荷だけあってお供えはお米 食べ損ねたきつねうどんを
京都駅でリベンジ

 ところで、稲荷山でめっちゃ面白いことがあった。にしむら亭の奥座敷から出てきたカップル、「おいしかったね」よかったなあ わたしは食べられへんかったよ(涙)「ねえねえ にしんそばのにしんって さばだよね」と女性が大声で言った。ええええええーーー!!

 「あれはにしんだよ」とひっそりと男の子。ぎゃはは なんちゅう恥ずかしいことや。で、みんなに ねえねえ にしんとさばの見分けつかんのやって とラインを送ったら、みんな反応「そりゃ 魚屋に行かん子が多いから仕方がないがな」「うちの子はにしんそば食べたことないかも」「まあなあ。今時は。。」と盛り上がり、その後の続きに「うちのかみさんは、カズノコはかずという魚の子やと最近まで信じてたんですよ!」もう大笑いですが、いくらやかずのこ、たらこにすじこ、からすみ、キャビアにとびこ、ぶりこ、 誰の子か 言えますか?「かっちゃん かずのこ にしんのこ」っていうこどもの囃子歌が京都にあるそうですよ。

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キチジョウソウ 絶滅危惧種

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ノコンギク ミヤマカタバミ

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ホトトギス ヤマホトトギス



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