河畔をサイクリング
日程:
・2024.10.5(土) 晴れ 28℃ ikomochi
35℃越えの酷暑も少し和らぎ心地よい暑さ、真っ青な空が広がる。そうだ!植物園に行こう。今年は開園100周年で記念イベントが次々に開かれている。
丸太町から鴨川沿いに自転車を漕いでミニサイクリング。川べりの広場では保育園の運動会にスポーツ大会に大勢が歓声をあげている。水辺の研究グループは長靴履いて中州でなにやら覗いている。その姿をのんびり眺める水鳥たち。
ヨガに夢中な男性にサックスを吹く人に、はっはっと後ろから迫ってくるランナーたちにごろごろ寝転ぶ人。小さなテーブルにワインをセットしてミニバーを楽しむ外人カップル(おっしゃれ)
まあ それぞれがそれぞれの世界に浸って楽しめるのが鴨川のいいところ。遠くに北山も青く連なって、ほんまに鴨川はいいところ。
のんびり午後 | 運動会やサッカー試合も |
鍛錬中の人 |
北山橋の横の賀茂川門に自転車を停め、入門。年齢証を見せれば無料(申し訳ないですねえ)すぐの四季の丘で涼んでいると、なにやら拡声マイクを持った一団がぞろぞろ近づいてきた。土曜日午後のミニミニガイドツアー中らしい。
植物園の職員さんがオオオニバスの説明をしているので、わたしも後ろにくっついてぞろぞろぞろ。茶の木の説明がいやに詳しくマニアックで、宇治茶の品種は決まっていて「あさひ」「さみどり」で門外不出、京都府南山城宇治近辺で栽培された茶しか宇治茶ブランドは名乗れないとか、ヘエエ!の連続トリビア。説明担当者さんは、植物園に来る前は茶業研究所に勤務だったそうで、どうりで超詳しかった。
四季の丘 | 園芸員さんによるミニガイド中 |
午後2時未の刻に咲くからヒツジグサ |
ちなみに宇治茶のお茶は清んでいなければならず、濁りは厳禁。よって「茶畑」を「ちゃばたけ」と濁ってはならず「茶園ちゃえん」と呼ぶ。「茶葉」は「ちゃば」と濁ってはならず「ちゃよう」という。ついつい間違って使っちゃうと、えらい怒られるそうです。でも家の奥さんには「ちゃよう」が通じず「ちゃのは」と言い直す場面が多いとか。なかなかに奥深いお話が楽しかった。毎土曜日午後1時からミニミニガイドツアーやっているので、気軽に列に加われますよ。
宇治茶ブランドはこの品種 |
小一時間、日照りの下で説明を聞いていたので、ひんやり涼しいながらぎの森に向かった。100年の歴史の植物園でも一番古い地域。下鴨の昔からの自然林がそのまま残る。(太平洋戦争後米軍に接収されてこの一帯は米軍関係者の宿舎となり、自然林の多くが切り倒された。今に残る森は貴重)。
半木の森 |
ゆっくりコットンコットン回る水車、うす暗い色をたたえる大きな池、周囲にはもみじの木が枝を伸ばす。色づいた池の周囲は絶景紅葉スポットで、夜間ライトアップの朱色は見事。観光地ほど混雑しないので、のんびり楽しめますよ。
コトコトコットン |
白花ヒガンバナ | 紅白ヒガンバナ |
モミジ池 |
紅葉の紅葉池 19年11月 |
大芝生前の森のカフェで軽食を食べ、お目当ての植物生態園に。心配していた水不足による枯れはなかったけれど、花盛りというわけでもなかった。でもきょろきょろ草むらを覗き込みながら探すと、ひっそりとユキミバナが咲いていたり、ナンバンギセルの枯れた群れが残っていたり。水辺のツリフネソウは紅白ともに元気ぱりぱりに咲き誇っていた。うろうろと何周もして、名残りの花たちを楽しんだ。のんびり過ごした土曜日の午後でした。
ユキミバナ | 可憐です |
アサギマダラは見かけません | トウバナ |
ツリフネソウ | 美しい |
ミズトラノオ | ヤブミョウガ |
ウバユリ | キセワタ |
テンナンショウ | 名残りのナンバンギセル |
貴船菊 | 秋の色 |
シモバシラ | たんたんタヌキ |
ハマゴウ | 蜜集め中 |
トウテイラン | バラの実 |
身ぐるみ剥がれます | ? |