堂山(左が本峰)
日程:
・2024年4月13日(土) 森の旅人M
コース:
・大津市:富川登山道駐車場~迎不動明王~鎧堰堤~広河原~堂山取付~堂山~支流谷堰堤~天神川~富川登山道駐車場
右膝痛が昨年から続き無理せず山行は控えていましたが,痛みが緩和してきたので久しぶりに出かけることにした。長距離の山行は膝への負担が気になり向かった先は低山で展望のある湖南アルプスの堂山。4年振り2回目になります。
3台程度しか止められない駐車場を一番で確保,8時に出発して天神川上流に向かって歩くこと約1Km,途中で多くのツツジが咲き誇り目に付く。不動明王前の先に鎧堰堤,堂山への標識が立っている。
道路沿いのツツジ |
迎不動明王 |
堂山取付 |
飛び石踏んで天神川右岸へ |
天神川を右岸へ飛び石を渡り移る。渡った先から人の声が聞こえるので見ると先行に中年夫婦の姿を現認,スローペースで進むことにする。すぐに迎不動堰堤が現れる。鎧堰堤まで0.6Kmの標識を見て,段差のある花崗岩の山道を上って行く。谷川の渡渉が始まると早速,下りの男性と出合う。
迎不動堰堤 |
鎧堰堤まで0.6Km |
花崗岩の岩場道 |
右岸,左岸と何度も渡渉を繰り返す。シダが覆う道を抜けて谷川から離れて坂を上ると堰堤が現れる。鎧堰堤に到着,ここには新旧の堰堤が二つ,上流側が鎧堰堤で下流側が新鎧堰堤となっている。ここには先行の夫婦と違う夫婦が写真を撮っていた。鎧堰堤では周囲の樹木が成長して見られる堰堤が狭くなっている。
渡渉が幾度と始まる |
樹木で覆われてきた鎧堰堤 |
鎧堰堤の上流へ進むと砂で堰堤は埋め尽くされ遠くまで広河原になっている。後からやって来た男親と男の子が広河原へ歩きだす。途中で親子を抜いて堂山へ向かう。
堰堤上流は広河原となっている |
広河原から堂山へ向かう |
谷沿いを北西へ進むとぬかるみ道を山中へ入る。ツツジの色付きが目立つ。東西尾根に入ると堂山が目の前に現れる。この尾根からは,東に三上山,北に比叡山と琵琶湖,西に笹間ヶ岳が一望できる。低山ながら展望は素晴らしい。
堂山全景 |
比叡山と手前に琵琶湖 |
一旦下り前方尾根へ上がる |
一旦急なザレ場を下り,今度は同じくザレ場の急坂を上り返すが花崗岩の道は滑りやすい。麓を見ると新名神高速道の工事が続いている。また,下って上り返す。尾根には多数の大岩が鎮座しており,その間を通り抜ける。堂山と手前の前峰からそのまま下れず,戻った大岩の左横脇から岩の上を下る。
ザレ場を下る |
ザレ場を登る |
尾根上に大きな岩が続く |
大岩の間を通る |
しかし,下った先から上り返すのがまた大変,ロッククライミングが始まる。ロープと足場のある岩場もあるが,足場のない岩場では腕力が必要。先行の夫婦の奥さんは旦那に引っ張ってもらってようやく先に進めたようだ,最後はロープを掴んで登り切る。
三上山遠望 |
湖南アルプス付近では新名神高速道の工事が進む |
岩場登りが続く |
堂山山頂に10時に到着,先行していた夫婦と逆から来ていた夫婦の二組が休憩中,岩とマツの木で囲まれた山頂は狭いため多数の人数は滞在できない。山頂からも比叡山,琵琶湖が北に見える。また麓の西でも新名神高速道の工事が近くに見える。景色をカメラに収め,水分給水と行動食を補給。
堂山山頂 |
新名神高速道の工事は西側でも進む |
山頂から下って来たザレ場を見上げる |
先行の夫婦より先に天神川目指し下り始める。ここもまた岩場の急坂のザレ場となっているので滑らぬように気をつける。中年夫婦に若い女性二人組,中年女性二人組と次々と出会う。平坦路になりほっとする。これから下る堰堤が見える。
しばらく山道を下ると堰堤前へ下る。幼児を背負った親子三人とすれ違う。
堰堤が見えてきた |
堰堤前を通過 |
この先から渓流沿いの下りが始まる,深いシダに囲まれた道は岩上で滑りやすい。老年夫婦とすれ違った後で,注意はしたものの一度滑ってしまった。うまく体を受けたので問題なかったが,膝に痛みが走る。その後は天神川に出て渡河用の石積堰堤を渡り無事に駐車場へ戻ることができました。
渓流沿いを下る |
天神川左岸へ戻る |
集落では新名神高速道の工事が続く |
今回の山行は周回5Km,3時間で回ることができました。気候も良く多くの登山者に出会い改めて人気の山と感じました。
周辺の笹間ヶ岳,矢筈ヶ岳に比べると低山だが堂山は渓流あり,渡渉あり,岩場登りあり,展望ありと変化の多い山です。お薦めです。