京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

 飯道山(はんどうさん)
(飯道神社の行者巡りは甘くなかった)
2024.9.14

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飯道山山頂

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日程:
・2024年9月14日(土) 晴れのち曇り 森の旅人M

コース:
・信楽町飯道神社参道口~飯道神社~行者巡り~飯道山~杖の権現茶屋~飯道神社前~飯道神社参道口



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 今年の梅雨明け後の夏は暑すぎて山へ出かける気もなく、あっという間に9月中旬。しかし真夏並みの暑さは続く、このままでは山へ行くことが何時までたってもないので、ようやく出かけることにした。行き先は、北山はまだヒルが出そうなので止め、比良山も木陰がないのでパス。選んだのは以前から行き先リストに挙げていた信楽町の飯道山。標高は664m、山上にある飯道神社に行者巡りがあります。

 新名神信楽ICから飯道神社参道口へ坂道を上がって行き神社参道前の駐車場に止める。一番乗りとなったが下山しても他に来る車は無かった。午後からひと雨ありそうな天気予報なので早めに6時に自宅を出る。

 7時前に現地に到着し準備後出発、木陰に囲まれた参道口は薄暗い。鳥居をくぐり丸太を埋め込んだ階段が続く、荒れ気味で歩きにくい。左手に「一丁」の石標が目に入る、神社まで七丁の石碑が立っているらしい。前日に雨が降ったのか、しっとりした空気が感じられる。二丁の石標まで来ると蒸し暑く汗が出てくる。上空は青空であるが木陰道が続き日差しは当たらないのが有難い。

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飯道神社参道口 一丁の石標

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少し荒れ気味の参道 飯道神社前の鳥居

 階段道の登りが続き四丁、五丁と石標を確認しながら上がるが、なぜか三丁は目にしなかった。一汗かくと体も動きはよくなってきた。六丁に来るとその先上方に飯道神社の鳥居が見える。鳥居をくぐり境内に入っていく途中、樹木の切れ間から西側がよく見える。きれいなトイレもあります。七丁の石標もありました。そのまま右へ行くと神社本殿へ、左は行者巡り道の分岐になる。

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飯道神社境内からの展望

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トイレもあります

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七丁の石標 右側は飯道神社本殿、左側は行者巡りへ

 行者巡りの案内板を見て先に進む、すぐに「天狗の岩」の前を通る。そこからは下っていくと「不動の押し分け岩」へ。細い岩の隙間を通り抜けるのでバックは置いて入っていく。何とか横向きにして次へ行くが、少し太めの人は通り抜けるのが厳しいかも。続く隙間も無事抜けられた。すぐ近くには「平等岩」がありクサリが付いて上れるようだが、先があるので体力温存のため止めておく。

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行者巡りの案内板 天狗の岩

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一気に下降 不動の押し分け岩

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狭い入り口 ぎりぎり通り抜ける、太めの人は無理かな

 さらに下った先に「蟻の塔渡り」という大岩の間にある尖った岩を越える。次は大岩の隙間を通り抜ける「胎内くぐり」。押し分け岩と違い隙間はあるが中は真っ暗、このため事前にヘッデンを付けて内部へ。太いクサリがあり真下へ下っていく、終わりかと思うとクサリがあり2連続く。明かりがないと焦ってしまいそうだ。

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近くに平等岩

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蟻の塔渡り

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胎内くぐり 中は真っ暗、クサリが2連続く

 今度は神社へ戻るため垂直に近い岩盤のクサリ場をよじ登る「岩上」。行者巡り最大の難関となっている、一番の腕力と体力が必要。更に木の根っこをつかんでようやく平場の開けた場所に出てほっとする。「東の覗き」から三上山の上部が望める。暑くもなく寒くもなく、そして涼しい風が通り抜ける。気持ちよく、ずっとここに居たいくらい。腰を上げてササ原を行くとすぐ近くに神社の屋根が見えて神社本殿に下る。

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岩場をよじ登る 力で上るクサリ場はしんどい

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東の覗きから三上山

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飯道神社本殿

 飯道神社の本殿は立派な建築物で国の重要文化財となっている。続いて飯道山山頂へ向かう。鳥居を抜けて林道を歩いて進むも、あれ?これだけ林道を歩くことはないと、地図を見て間違いに気づいて鳥居前へ戻る。標識が立っているが鳥居側に向いておらず改めて標識を見ると飯道山山頂となっているではないか。向きを変えるべきだ!

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飯道山分岐、最初わからず通り過ぎる 飯道山山頂標識

 石段を登り草地の広場があり東照宮跡の標識が立っている、木の階段を上がった先にヒノキ林の中には多くの遺跡があり石積みも残っている。山上でこれほどの規模の建築物があった飯道神社はすごい所だったと思った。

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石積みが残る 飯道山山頂へ

 一旦林道に出てから飯道山山頂へ0.8Kmの標識が立っている。ササ道の両側が刈られて歩きやすくなっており、9時過ぎ、北に展望のある飯道山山頂に到着。三上山がここでは全景見える。テーブルとベンチ組み合わせ以外にもベンチが二つ、狭い山頂に設置してある。空は曇ってきて雨でも降りそう。早いがお昼の助六寿司を食する。

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飯道山山頂と三角点

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飯道山から三上山

 復路は南側へ下り杖の権現茶屋へ向かう。そこは休憩所となっており水口町となっていた。林道に出て飯道山山頂分岐へ戻り、後は往路と同じ道を神社参道口へ下る。登りの時見つけられなかった「三丁」の石標を確認、行者巡りと山頂歩いて10時半に下山しました。往復3時間半でしたが中身が濃い山行でした。

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杖の権現茶屋休憩所 林道歩いて飯道神社鳥居へ戻る

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飯道神社鳥居に戻ってきた 三丁の石標



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