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 東海道五十三次 五回目
宮宿七里の渡し跡~桑名宿七里の渡し跡~JR富田駅(ひと航海で尾張宮から一気に伊勢桑名へ)
2024.10.26

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名港西大橋を目指し進む

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日程:
・2024年10月26日(土) 曇り 森の旅人M

コース:
・名古屋市:宮宿七里の渡し跡~七里の渡し(渡船)~桑名宿七里の渡し跡~四日市市:JR富田駅



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 今回の東海道歩きは、青春18切符の利用期間外のため利用せずに名古屋市へ移動。熱田区宮宿から三重県桑名宿へ向かう海上の七里の渡し、この渡船に乗る機会があり乗船してきました。さらに桑名から五十三次を京都三条へ進むことも出来ました。

 前回8月では嫁さんに同行して浜名湖の弁天島渡船場から新居宿へ今切りの渡しで渡船、豊橋市の二川宿まで進み私は帰宅。嫁さんは次の日も歩き続け吉田宿(豊橋市)御油宿(豊川市),赤坂宿(豊川市)まで歩く。9月に入り嫁さん一人で藤川宿(岡崎市)、岡崎宿、池鯉鮒(ちりゅう)宿(知立市)、鳴海宿(名古屋市緑区)そして日本橋から四十一番の宮宿(名古屋市熱田区)までやって来た。

 東海道五十三次の道中で海上移動する箇所が、前回の浜名湖の「今切りの渡し」とここ名古屋宮宿から三重県桑名宿間、ただ外海まで出て渡船するのはこの間のみ。七里(27km)あったことから「七里の渡し」と言われる。今回の渡船は定期航路でなくNPO法人が企画した回数限定の渡船です、長距離の渡船に乗船できる機会に恵まれました。事前に知り(今年4月)に予約しての乗船です。

 午前10時20分前に指定された宮の七里の渡し場へ着くと既に多くの希望者が集合していました。時刻10時に予定通り出港40人~50人で満員。ほとんどの人はやはり東海道五十三次を歩いている人々のようです。

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宮の七里の渡し公園 宮の七里の渡し乗り場

 もし荒天なら出航できず、別便は無いため一回きりです。今日の天気は曇り空で波も穏やかでよかった。船中ではNPO法人の方、名古屋側の案内説明の方、桑名側の説明の方と続きその熱意が伝わる。この船にはデッキも設置してあり自由に上がれるので各自変わる風景を楽しんでいる。海風は思ったより冷たくなく体がすごく冷えることも無い。

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今回乗船する渡船 名古屋港を航行する

 名古屋港内港を外海へ出るため南下、名港中央大橋の手前で西へ方向を変えて南下、名港西大橋の下を通ります。橋上は伊勢湾岸自動車道の車が通っています。右手にキリンと呼ばれるおおきなクレーンがコンテナをコンテナ船に積み込んでいる。ポートアイランドの西を航行して外海へ出ると波は少し大きくなったものの大きく揺れることもありませんでした。海は改めて広いと感じる、沖合には荷受けのため大型船が停泊しています。

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デッキにも上がれる 名港西大橋、伊勢湾岸自動車道下を通る

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キリンが並ぶ この防波堤の先は外海へ出る

 外海航海も順調に航行し鈴鹿山脈が薄く見えてくる。桑名のある長良川河口に到達すると川を北上(川といっても広く海と変わらない状況)。再び伊勢湾岸自動車道の橋下を通り抜けると右手に長島スパーランドを見る。更に遡ると奇妙な丸をした形の物が連続する風景が飛び込んでくる。長良川河口堰で丸いのは水滴を表しているそうだ。左手に桑名の七里の渡し跡の一の鳥居を見て、桑名の七里の渡し場へ無事に到着しました。2時間の船旅でした。NPO法人の人と逆に宮宿へ渡船する人たちが多くまっていました。

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鈴鹿山脈が遠くに見える

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長島スパーランド

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長良川を遡る 東海道五十三次の道中の男性も乗船

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奇妙な形が並ぶ長良川河口堰 桑名の七里の渡し場

 七里の渡しも干満により内側廻り(七里)と沖廻り(十里)があると初めて知った。河口の埋立により沖合を船は進み、今日は実際のところ十二里の船旅と聞く。

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桑名の七里の渡し着船場 桑名に到着

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桑名の七里の渡し跡

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七里の渡し跡説明板

 桑名の一の鳥居を陸上から見て到着時間は予定通り12時過ぎ、昼食ですが事前に見ていた店は待ち客で混んでおり近くの寿司屋へ入りお寿司のランチを頂きました。(ほぼ食べ終える頃写真を撮るのを気が付く、忘れていた!)店のお客は乗船してきた方ばかりが集まり話が盛り上がる。

 今日は、七里の渡し渡船だけではなく、桑名宿から四日市宿へ向かって歩く予定。しかし出発が13時半でこの時期早くなる夕暮れのため最初から四日市までの16kmは無理、途中のJR富田駅を目標にします。

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桑名の七里の渡し前通り 街角に東海道の石標

 桑名の旧東海道は最初商店の多い市街地を歩くものの、どこの地方都市にある若干の衰退した町並みを歩く。曇り空で暑くもなく歩きやすい気候だ。旧東海道を西へ歩く人3組に出会いましたが、皆さん乗船客だったようです。直線的な道が多い、ただ数カ所注意確認をする道もあります。桑名から四日市にかけては海抜が低く1.3mと低いところもありました。

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海抜1.3mの低い所もある 乗船した人の東海道を歩く姿が多い

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直線的な道が多い 町屋橋 日本橋から384Km

 町屋橋北詰で国道1号線に合流、南詰で国道と分かれる。橋を渡りきると四日市市へ入りました。その町屋橋には日本橋から384kmの標識が見られる。近鉄朝日駅前を通過、その先のコンビニで一休みして再出発。JR富田手前にはマンションが数棟林立、四日市郊外はベットタウン化が進んでいるようだ。JR富田駅は無人駅で交通系カードのタッチパネルの設備だけが設置してある駅でした。

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近鉄朝日駅前を通る 「東海道はこちらでござる」

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富田の一里塚址 JR富田駅

 今回運営されたNPO法人に感謝です。国との折衝もあり簡単な話ではなかったそうです。普段運行されたならばもっと多くの人が船旅を利用すると思いました。



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