京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

ビワイチ
2025.7.26

タイトル写真

余呉湖絶景

飾り 飾り 飾り

飾り 飾り

日程:
・2025.7.26(土) 晴れ ikomochi

・京都駅9:45発敦賀行新快速→堅田乗り換え10:07=10:10→近江舞子10:27=11:16敦賀行新快速→近江塩津12:01=13:06姫路行新快速→余呉13:10=14:10姫路行新快速→大津15:33=16:43→京都16:52着



飾り 飾り 飾り

 伊吹山での超日焼けですっかり疲れたし、まだ二の腕がひりひりする。山に行くのはちょっと思案するけれど、どっかには行きたい。そうだ!以前からやりたかった琵琶湖一周してみよう!というわけで、ビワイチに挑戦。といっても、自転車じゃなく電車で一周ですけどね。

写真
200円切符を購入

 大都市近郊区間制度(経路は重複せず途中下車はできない)を使って、一筆書きルートをやってみた。京都駅から200円切符購入して入場、隣の山科駅までの180円を買いたいけど、それでは湖西線と京都線で2回通ることになるので、20円先の大津で下車予定。

 新快速は結構混んでいるしゆっくり景色を眺めたいので、とりあえず堅田で降車して近江舞子行き普通電車に乗り換え。各停で琵琶湖や比良を眺めながらごとごと。近江舞子で降車して、1時間後の電車に乗る。ホームや駅を探検して景色を眺めてうろうろ。京都滋賀のリゾート地舞子の浜は大勢の遊泳客でにぎわっている。バーベキューの匂いもホームまで届く。

写真 写真
敦賀行新快速に乗車 堅田で乗り換え

写真 写真
普通電車で車窓を楽しむ アウトドア教室の子どもでにぎわう

写真 写真
比良駅ホームから 堂満岳

写真 写真
ヤケオ山 釈迦岳 近江舞子ホーム

写真 写真
この先は新快速という各停になる 近江舞子ホームから琵琶湖

写真 写真
賑わう舞子の浜  白髭神社を望む

 じっと目を凝らすと白髭神社や沖の白石,多景島もよく見えて嬉しい。比良も緑が濃くて、近くに迫る。あっという間に1時間過ぎて、やってきたのは新快速だけれど、この先は各駅停車となるそうだ。久々に北小松から寒風峠やリトル比良を眺めた。寒風峠、また来なくっちゃね。

写真 写真
遠く 多景島と白石を望む 風力発電機が設置されているが

写真 写真
特急通過 伊吹山を眺める

写真 写真
北小松から寒風峠方面 リトル比良を見上げる

 ながーいトンネルを抜けるとそこは近江高島。残念ながら白髭神社はトンネルの途中で見えません。岳山蛇谷と眺めながら景色のよさそうな駅で降車しようかときょろきょろしたが、近江高島も近江今津も高いフェンスに遮られホームからの眺めはいまいち。そのまま電車の中から奥琵琶湖を楽しみながら近江塩津まで行った。マキノから永原、永原から塩津の間に2つのトンネルがある。

写真 写真
近江高島から 近江高島 乙女ケ池

写真 写真
岳山 蛇谷ケ峰方面を眺める 高島の田圃地帯

写真 写真
安曇川を渡る 近江今津

写真 写真
近江今津から伊吹山を望む 海津大崎 竹生島

写真 写真
永原 城山(塩津)トンネル

 トンネルを抜けると、遠くに琵琶湖が輝く湾に出て、岸辺に集落が広がる。大浦、塩津浜と水運業で栄えた港という。塩津のトンネルで運転席の後ろからシャッターを押していると、おじさんが寄ってきて、その方も一周中とのこと。大阪から来たそうだ。敦賀行はそのまま北陸線を進むので、塩津で降車して同じホームの米原方面行に乗り換える。数分の乗り換え時間ですぐに発車してしまう。

写真 写真
塩津湾を望む 北陸線湖西線と鉄路が交差する

写真 写真
近江塩津駅 雪囲いのある待合室

 つまらないので塩津でまた1時間待ちして、駅探検。ホームから階段を下ると、雪囲いのある通路があってそこが待合室。さらに階段を下ると穴倉のような通路を越えてやっと駅舎に出る。改札の外にベンチやトイレなどあるので、声を掛けてトイレに行った。穴倉の待合室で昼食、京都駅で買ってきたお馴染み六甲山弁当をぱくつく。誰もいなかったホームに徐々に人が増え、ベンチも満員になった。どこからかわらわらと人が集まってくる。

写真
トンネルのような駅

写真
近江塩津駅舎

写真
近江塩津案内図

 13時前ともなると10名以上が。へえ みなさん 木之本 長浜に行くのかなあと思っていたら、湖西線からやってきた敦賀行に全員が乗り込んだ。そーなんだ、ここは北陸日本海圏なのだと改めて気づく。敦賀まで16分、今敦賀の町はお店がいろいろできて面白いんだとか。同じホームに北陸線米原周りの新快速が停車しているのでそちらに乗り込む。

 客はちらほら、座席はぼこぼこで古さを感じる。先日のJR東海の最新型とはえらい差。塩津駅から湖西線を見ながらカーブしてトンネルに入る。出たところはぱああーっと景色が広がる駅。ここ余呉駅で降車して、1時間遊ぶ。余呉駅から余呉湖を眺めたかったんだ。湖西線が開業してから北陸線回りはもうめったになくて、一度だけ車窓から眺めた。

写真 写真
余呉駅 持参の大うちわ 使わず

 その前は20代のころ、なんにも知らずにただ「余呉湖」にあこがれて、賤ケ岳に登って下ってきたら、湖面は真っ白に凍結し、湖畔は積雪で壷足でどぼどぼになりながら駅にたどり着いた思い出がある。水上勉の「湖の琴」という小説&映画が流行りました。以来、賤ケ岳に登ったことがない。やっと念願の余呉湖を眺めることができた。薄いみずいろの湖面が広がる。三方を尾根に囲まれ、緑と水色のコントラストが美しい。

 ひっそりしたホームに座り込んで、あきず眺めた。眼前に続く田圃の匂いが爽やかで、田舎の田圃のにおいや!と懐かしい。暑かろうと大きな団扇を持ってきたのだが、吹く風は暑からず寒からず。ホームで昼寝したいところだ。でも時折特急が通り過ぎたり、車輛がペイントされた珍しい電車が通過したりで、結構騒がしい。撮り鉄らしき男性が大きなカメラを構えているし。(特別列車 はなあかりという珍しい列車だったそうな)。

写真 写真
余呉駅舎 賤ケ岳山頂を望む

写真
県境余呉トレイルの山々

 それでも、コーヒー淹れて饅頭を齧りと、のんびりとマイタイムを楽しませてもらった。駅舎は木造の小さなもので、改札の外にトイレがある。改札口のおばさんに声を掛けて、外に出た。のんびりした駅、いつか山歩きに来たいものだ。1時間後にやってきた新快速という名の鈍行に乗り、木之本長浜米原と南下していった。長浜から乗客がどっと乗り込んできて、座席は満席状態に。よく晴れ渡った青空に近江平野一面の稲の緑、遠くに比良。いつ見ても癒される。

写真 写真
木之本から賤ヶ岳を眺める 長浜から対岸の比良を眺める

 荒神山を過ぎ(一度登ったらすっかりその存在が目に焼き付き)緑の田圃の向こうに白く大きな建物、工場のようなホテルのような??なんだろう。地図を見てもこれと思い当たる建物はないしと、後日滋賀県人の友達に尋ねたら、JA滋賀のカントリーエレベーターや とすぐに教えてくれた。カントリーエレベーターっていったいなに?農家さんが収穫した米を持ち込むと乾燥脱穀から精米、保管出荷までをする巨大倉庫なんだそう。滋賀県には各地にあるそうで、わたしが見た篠原の建物は特に大きいそう。さすが日本の米蔵、近江平野です。ちなみに京都では数か所。

写真 写真
荒神山 篠原のJAカントリーエレベーターを見る

 瀬田川を渡ると今日の目的駅大津に到着。改札に200円の切符を通すと、すんなり外に出ました。やれやれよかった。久しぶりの大津駅構内で蕎麦屋を見つけ、ざるそばでクールダウン。一息ついてゴール京都駅に向かいました。

写真 写真
大津駅に無事下車 特別列車 はなあかり
(JRおでかけネットより)

 琵琶湖一周 山と湖と平野と 景色最高です。新快速を乗り継いで3時間で一周できる。ぼーっと気ままなぶらり旅にお薦めです。友人は9時間150円の一筆書きをやったそうだけど、わたしは各駅降車旅がいいな。次はどこに行こうかな?



飾り 飾り 飾り


連絡


飾り 飾り



トップへ