枝垂れ桜見ごろ
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日程:
・2025.4.6(日)晴れ 21℃ ikomochi
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コース: |
気温が上がり桜開花情報が相次ぐ。おまけに昨夜来の雨も丁度よいお湿りで、木々は大喜び。山科駅に行ったので、久々醍醐の花見としゃれこんだ。
丁度京阪バスも発車間際で、飛び乗った。道中渋滞かなと覚悟したわりにスムーズに走り、満開の桜が美しい随心院を眺めながら醍醐寺へ。山門前の枝垂れ桜が丁度7部咲きで見事。門をくぐり楼門の前の広場を囲むように咲きほこる桜の木々の向こうには、上醍醐の山がそびえる。
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醍醐寺山門 | 西国11番札所 |
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醍醐山を望む | 花雲 |
それにしてもようけいの花見客です。中国語が飛び交う。三宝院のお庭、霊宝館のお庭にはしだれ桜や樹齢180年以上の立派な大木の桜があるけれど、この人波と3か所1800円の特別拝観料にうんざり、見たつもりになってパス。これだけのさくらさくらさくらだらけなので、拝観せずとも太閤さんになった気分です。有名な五重塔と枝垂れ桜も拝観料がいるのでパス。横のフェンス越しに五重塔を眺めて、みたつもり。
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境内は大賑わい | 3か所で拝観料必要 |
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三宝院 国宝唐門 | 楼門 |
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五重塔を望む | 醍醐寺境内 |
長尾天満宮から高塚山に登る途中から一目千本ならぬ一目醍醐の花見ができないかなあ と、天満宮の長い石段を登り、菅原道真公衣装塚の後ろから山道へ。急な坂道を上るとすぐに鉄塔の立つ広場に出る。ここから醍醐寺を見下ろすも、残念、木々に阻まれ五重塔の桜は見えない。足元の谷に女人堂があり、そこから上醍醐への参道が続く。
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長尾天満宮へ | 頼政道跡 |
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へえ 琵琶湖用水路跡だそう | 洛東用水路跡 |
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長尾天満宮 本殿 能舞台 | 菅公衣装塚 |
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山道へ | 送電鉄塔をくぐる |
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山科盆地の向こうに愛宕山 北山の連山 |
谷筋の山桜はまだ開花ちらほら。赤く染まった蕾が見える。鉄塔からは、尾根の真ん中をどんどんよじ登っていく。シダの茂る石ころ道。昔からの緩やかで歩きよい山道があったのが、ここ15年くらい前からなんだか尾根芯を無理やり急降下する道ができ始め、あれよあれよとそちらが主流になってしまった。斜面を駆け降りるし、マウンテンバイクで下ってくるしね。山道はどんどん削られて荒れていく。
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シダが生い茂る道を登る | 醍醐の尾根を望む |
ところで、今日は醍醐の花見が目的で、山登りは急遽の予定外。運動靴は履いているものの、水もザックも持ってこず手提げ袋をぶら下げてのいい加減さ。気温が上がり暑いので、早々に衣服を調整する。登りで2人、下りで3人に会っただけの静かな山。ぶらぶらよじ登って、さて急斜面のてっぺんの広場に着いた。山頂だーと喜んだのもつかの間、木々を透かして向こう側にさらにそびえるのが山頂だ。
あー そうだった 高塚山はあそこだったーーーと思い出した。今いるてっぺんは343mのこぶで、山頂485mにはいったん15mほど下って山頂へと150mの直登の斜面を頑張らなくちゃいけないんだった。もう15時を回っているし登ってくるには遅くなるし、なにより飲み物持たず準備不足。ってことで、勢いで登ってきたけどさっさと引き返すことにした。
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ミツバツツジ咲く | 高塚山頂手前の343m広場 |
登りは荒れた石ころ道を苦労したけれど、下りには尾根の南側に緩やかに続く昔ながらの山道をたどった。足裏に心地よくて、やっぱり皆が歩いてきた道はいいなあ。歩きやすいしとんとん下り、ケルンのある分岐で一休み。登り始めにはまだ赤い蕾が多かった山桜がこの気温で一気に咲いたようで、白雲が山中をにぎわわせていた。
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山頂を眺めるも | 昔からの山道は歩きやすい |
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ケルンがある | 山桜咲く |
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ケルン横の温度計 |
登る時から天満宮の庭でグループがバーベキューして盛り上がっていた。帰り際 その人たちはギターと歌でライブ、どうも動画撮影中です。後で調べたら、道真公をも祭る天満宮の能舞台では5月に芸能大会が開催される由、出演者が喉を磨きに練習中でしょうか。
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三宝院築地塀と桜 | 醍醐寺を守る仁王さん |
16時半には醍醐寺の山門に着いたが、まだまだ人出は多く、みなさん十分に花見を堪能されたことだろう。バス停の行列に並んでいたら、ラッキーなことに遅れていたらしい前の時刻のバスがすぐに来て、JR六地蔵までも渋滞に巻き込まれずにスムーズに到着。さらにJR京都行きにも直ぐに乗れたので、東福寺の銭湯に直行。汗を流し痛む膝を冷やして楽になった。あーー 思いがけずよい汗かいてやっぱり山はいいなあ。満足満足と、京都駅ビルに寄ってビールで乾杯。乾いた喉に沁みました。
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高塚山~醍醐山への尾根 |
と、ここまでは幸せな時間だったけれど、夜になって鼻水がしゅんしゅん垂れて、翌日もずるずるで気だるい。巷で聞こえてくるのは、今日は花粉がひどいよね、しんどいよねと電車でも駅でも職場でも。そしてわたしも熱が出て、とうとう抗生剤服用して寝ました。思い出した!ウキウキ花見に出かけてその夜から発熱したかつてのことを。恐るべし「桜の森の満開の下」デシタ。とりあえず急性気管支炎や急性喘息にまで悪化しないように初期消火で通院して、1週間静かに過ごしております。トホホ。
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