色鮮やかなメタセコイア
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日程:
・2024.12.14 (土) 曇りのち小雪 7℃ ikomochi
まだ体調が本調子ではないけれど、大文字の紅葉がもう終わりかけらしいのでのそのそと出発。出町柳で丁度12時回ったところ、駅前の「大山そば響」を覗くと、席があった。限定むかごご飯とお蕎麦で元気をもらい、銀閣寺へ向かう。
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待合に火鉢の火が出迎え |
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むかごご飯 |
バス停から中尾城址尾根を見上げると、おおーメタセコイアが赤茶色に染まっているではないか。ドウダンツツジが鮮やかに色づいた疎水べりを辿り、銀閣寺門前通りを避けて横道へ。するといつも通る時間には閉店しているコーヒー屋が開いている。せっかくの機会なので中に座り、優しい味の自家焙煎で一服。のそのそとメタセコイアを目指して歩む。
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お寺の山茶花 | 火床を望む |
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どうだんつつじ紅葉 | メタセコイア遠景 |
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気になっていたコーヒー店に入る | 大文字山立て看板 |
銀閣寺登山道入り口に立つ看板をしげしげと眺めたら、「大文字山は足利家銀閣寺家臣が個人所有の山を守り」とある。足利家家臣団ね。ある夏、ひやしそうめんを食べに入った疎水の橋のたもと原喜久食堂で、送り火の話題になった。
食堂の奥さんが、「送り火の世話は、疎水から向こう側に住んでいる人しか参加できないと言われました」「うちらここに長いこといるんですけどね」(昭和初期に創業)ってことで、「それって京都あるあるやねえ」と話したことがあった。家臣団が今も銀閣寺裏山を守っているわけですね。ふむふむ。応仁の乱以後としてかれこれ450年の家臣歴史には、100年のうどん屋さんも太刀打ちできません。
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中沼先生居宅跡のちり落ち葉 | 中尾城跡の黄葉 |
今日の目標はまずはメタセコイア、あとはでたとこ勝負なので散り始めの紅葉を眺めぶらぶら進みます。メタセコイア道への取りつきをよじ登ると、すぐの斜面北方向にうっすらとふみ跡がある。前から気になっていたのでどこへいくか辿ってみる。そのまま斜面を横切って中尾城址へよじ登るふみ跡と、ちょっとがけ地を登ってそのまま中尾城址の尾根に登るらしいけもの道があった。
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ここから尾根に登れそうだったけど | なかなかいいです |
ちいさながけ地を登ってみたが、濡れて滑る落ち葉が堆積しているのと片足の歩幅の細道で難しい。おまけにこの間治療中の三半規管損傷によるふらつきがあり、がけ地の上でバランスがとりにくい。滑り落ちてはどうしようもないのでさっさと撤退。(後で地図を見たら、危険マークの道でした)三半規管はB12を1か月呑めば落ち着くので、治療が終わったらチャレンジしよう。
メタセコイアへの坂道は途中に派生する城址への直登道が2本あるが、こちらもまだ行ったことはない。気になるところである。尾根と支尾根の間の源頭部のくぼ地に、メタセコアの大木が群生している。1950年代に京大の先生が植えたらしい。20本はあろうか。増えているようだ。
まっすぐに天を衝いてそびえたつ木々は、ランドマークとして遠くからでも目立つ。木の下に立ち見上げる。燃えるようなオレンジ色で、落葉はまだ始まったばかり。これだけの黄葉は初めて見たように思う。 このくぼ地を登っていくと、モミジの木の群落があり、ここの発色はひときわ見事。
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尾根の紅葉もばっちり | 夕陽に照る葉 |
でもさきほどのふらつきの件もあり、滑りやすい細尾根を登るのは止めにして、下から少し終わりかけのもみじを眺めた。倒木に腰かけてお茶を飲みながら、静かな山中に身を置くと、気持ちがほぐれていく。大文字は気軽にお気に入りの場所に来れて、静かだしふところ深くていいよなあ。ぱらぱらと冷たい小雨になったので今日はここで終わり。登山道に出て、下ってきた人たちに様子を聞くと、山頂はうっすらと小雪だったそうだ。急に冷え込んだはずだ。
下山の時間が早かったので、ゴスペルに寄ってみた。もう30分並んでいるという女子グループが2組、聞いたらすぐに席が空くらしいのでじっと待つこと15分。久々のゴスペルの席は満席ですべて女子グループ、さざなみのようにお喋りの声が響いていた。せっかくのレコードも聞こえず。お店の人が、時間帯によって満席だったりがらすきだったり、調節がうまくいきませんとこぼしていた。でもおいしいケーキセットを頂いてほっこりしました。
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ゴスペルで |
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ほっこりタイム |
その後、夜は行きつけの店で昭和歌謡ライブ飲み会に誘われていたので、そちらに回った。お琴とキーボード、ドラムの3人組のべたべた昭和歌謡も盛り上がって面白かった。ほとんど食べて飲んでばっかりだったけれど、まあこんな日もありでしょう。
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昭和歌謡ライブ |
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【ご注意!!】
12月24日山科で野生動物を観察されている松井優弥さんよりメールをいただいた。4月20日に山科毘沙門堂からの紀行を読んでのご指摘です。
毘沙門堂に熊なんかでないと書きましたが、実は出たそうです。証拠の映像を送ってくださった。
https://youtu.be/vp0lFw-lwj0?si=R-VoVJuO85unfomZ
我々の知らないところで彼らは生息域を広げているようで、一昔前の思い込み(山科になんか熊は出ないといった)は通用しないようです。お互い気を付けましょう。
との貴重な情報をいただきました。ありがとうございます。
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