京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

大日山
2025.09.15

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大日山326m

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日程:
・2025.9.15(月) 晴れ 34℃ ikomochi

コース:
・地下鉄蹴上9:50~南禅寺10:00~南禅寺でぶらつく~奥の院10:40~七福思案処11:00=11:10~大日山11:40~ベンチ12:00~奥の院谷道へ12:10~お地蔵さん12:25~登山道出合12:35~T字路12:50~山中うろうろ~七福思案処13:10~奥の院13:40~南禅寺14:00=14:20~地下鉄蹴上14:30



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 心持ち気温が下がり歩きやすくなってきた。6月末に梅雨明けになって以後、雨っていつ降ったっけ?祇園祭にはお決まりの夕立もないし、8月もからから天気でした。やっと9月10日すぎに雨も降ったし、ミヤマウズラも元気に咲き始めたかな?見に行くことにした。

 蹴上からネジリマンポを潜って南禅寺に向かう。小路の両側には築地塀が続きこんもりと木々のお庭がのぞく。立ち並ぶ南禅寺界隈別荘群の豪邸。頭に手ぬぐいを巻いた庭師さんが忙しそうに出入り。なにやら大声が聞こえると、木戸の奥からカップルが追い出されている。ノーノーと険しい顔の庭師さん。カップルは言葉が通じない東洋人で、開いていた木戸から入り込んだみたい。日本人なら当然の暗黙のルールが通用しないので、インバウンド対応は難しいですね。

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そろそろ秋の花が ねじりまんぽ 天井

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ねじりまんぽ 説明書

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智水庵 お庭が有名何有荘

 10時過ぎのお寺は観光客がまばらで静かなので、釜茹で 石川五右衛門の「ぜっけいかな ぜっけいかな」で有名な山門に立ち寄り、法堂の天井の龍画を見上げ、お庭をぶらぶら。広大な敷地の南禅寺はいつも清々しく手入れが行き届いていて、散策にもってこいです。のんびりと奥の院に向かう。奥の院のお寺の駐車場に庭師さんたちが軽トラでやってきて、紅葉シーズン前のお手入れに慌ただしい。

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南禅寺三門(絶景かな で有名) 巨大な山門からの眺め

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苔ふわふわ 香炉も巨大

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法堂の天井に龍 美しい佇まいの方丈

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コバギボウシ涼し気 水路閣アーチ

 先に歩いて行った一人の女性、登山姿なので「今日はどちらへ」と声を掛ける。奥の院から大日山、トレイル道を山頂へ行かれるという。わたしはミヤマウズラを見に来たんですよーというと、その方、8月の半ばにミヤマウズラを探したけれどなくて、今年はもう無理かと諦めたんですとのこと。いえいえ 今年は遅れていて きっと今日なら咲いてるはずですよ。それなら ご一緒しましょう ってことになった。

 奥の院から駒ケ滝を横目に、大岩の下を右折。七福思案処の道ってここでしたっけ?? と驚くほどに、私がこの道を通ったことは数少なくしかも20年くらい前なのかなあ??

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ヤブミョウガ 木漏れ日が爽やか
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ハシカグサ? 支尾根へふみ跡があるが
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駒ケ滝の手前を右折 山道の道中 お不動さんが祭ってある

 女性は山歩きが好きで、ツアーにも参加して各地の山にも登っておられるそう。北岳にも上ったとのことで、山談義が弾む。大文字山でトレーニングに励んでおられる由。年はおないで、少しおねえさまでした。

 七福思案処について一服。先に休んでいた男性と、またまた山談義。その方も槍に登られた由。比叡山無動寺道でへとへとになってこれでは愛宕にも登れへんと嘆いてるんです という私に、男性は いや 足を動かしていたら山頂にはたどり着くから 諦めずに歩き続けることやでーと励ましてくれた。女性が分けてくれたリンゴで一息つき、下山する男性と別れ私たちは坂道を登っていった。

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一休み 山の話で盛り上がる 気になるこの先は誰も知らない

 山頂へ直行の笹道を分けて登る。この直登道は知らず、先日はトレイル道をぐるっと回りこんで山頂へと引き返したので、教えてもらってありがたかった。山頂を乗り越え、御池通一望のベンチで休憩。彼女の山歩きの先達さんが作られたベンチという。この先わたしは谷道へ下り、彼女は山頂を目指し、またの再開を願って別れた。

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山談義しながら楽しい山道 今日もよく見える
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大日山山頂へ 先達さんが作ったというベンチ
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大文字山頂を目指される 私は奥の院谷道へと下る

 谷間の赤い帽子のお地蔵さんに着いたのが12時半前、お地蔵さんの横の斜面にふみ跡がくっきりついていて、ちょっと登ってみた。時間もまだ早いしちょっとだけならの軽い感じだったのが。斜面の上部に着くとしっかりと山道がある。どうも大日山の山頂下をくるりと巻いているようす。

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道があるやん 大日山の西側を巻くみたい

 そのまま南へ進むと、突然登山道に出合った。向こうの方で声がする。「ここの登り きつかったねえ」と言い合う男性たち。トレイル道の分岐なんやな。大日山山頂の下の方についている行き先がはっきりしない巻き道の入り口がこれか?

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登山道に出合う 秘密基地みたいなベンチが

 ところで男性2人の話し声は遠のき、私が歩こうとしている山道はどこへと向かうのだろう。真新しい丸太ベンチの秘密基地みたいな小さな広場。その広場からちょっと怪しげな下り道とはっきりした小道が伸びている。

 はっきりした小道をどんどん下ると、どうもトレイル道とは交差せず平行に走っているようす。すぐに標識のあるT字路に下った。小路を右手の西方向へ進む。すぐに石碑や仏塔の崩れたのや散乱した感じの怪しげな場所に着いた。

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ベンチの広場から山道を下る どんどん下るとT字路
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T字路の標識 大日如来は読めるけど

 小道はさらに下へと伸びているものの、はてさてこのまま行ったものかどうか、薄暗い林の中をうろついていると、平たくなった場所に男性が一人、マットを広げて寝ている。オーこれは幸いだ と「あのう。。。」と声を掛けた。谷の赤い帽子のお地蔵さんから登ってきたんです というと、それはまたマニアックな と驚く男性。たまに迷い込んでくる外人さんがいますけど。。と男性。

 聞けば、奥の院から道があるが、倒木で荒れているうえこの間の雨でずるずるらしい。登ってきた男性も泥道でさんざん汚れたんです とのこと。いやあ 汚れたくないし。なにより腹ペコで早く帰りたい。わたしが通り過ぎてきたT字路を反対方向に進めば山科に行けますよ。。。とのことなので、お礼をのべ別れた。

 T字路に引き返し、蹴上山科の標識を見て、今度は左へと下った。明るい森の中のはっきりしとした道をどんどん下っていくと、あらら、たどり着いたのは七福思案処でした。朝に「この道はどこに行くんでしょうね?」と3人で首をかしげていた道。大日山国有林の看板が立つ分岐のところだった。トレイル道と尾根を隔てて平行に道があるんですかね。 誰もいない七福思案処から朝来た道へと引き返し、奥の院へと向かった。

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T字路に戻り T字路のもうひとつの標識
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蹴上方向へ道を下る 広場に出て
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よく歩かれた道をたどり 出たところは 今朝通ったあそこ!!
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この看板のところ 南禅寺へ下る

 今回も3時間登山の予定で、リンゴなどは持ってきたが今日に限ってパンもお菓子もなし。すっかり腹ペコでへろへろ。南禅寺の休憩所にたどり着いて、ソフトクリームでエネルギーチャージ。御池の前田珈琲ランチにありついたのはもう3時前でした。

 あかんあかん、どんなに短時間計画でも何が起こるかわからん、パンとかおにぎりとか絶対に必需品やなあ、エネルギー不足で野垂れ死にしたらたいへんや と反省反省でした。

 しかし、謎の仏塔や墓石の荒れた山中が気になる。どうも鎌倉時代の廃寺跡らしい。山道も何本かあるらしい。次はきちんと準備して探検してみよう。楽しみ発見でした。

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気になった水場に寄ってみる お不動さん
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岩から滴る水 ここの住所 
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この尾根を下れば下の沢に出るらしい ここにも脇道っぽいのがある
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お滝場に戻ってきた 南禅寺境内から
南禅寺山、大日山を振り返る

 一緒に探したミヤマウズラは、先日よりも数多く咲いていて、花も可愛かった。株数も多いので来年も大丈夫そうね と喜び合った。後ろから登ってきた男性2人組も、オー咲いてる咲いてると歓声をあげ、みなさんと ミヤマウズラたちの元気な姿を喜んだのです。

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元気な姿で咲く 可愛いダンサーたち


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