青空が広がる堂満岳を望むが
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日程:
・2025.5.11(日)曇り 16℃ ikomochi
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コース: 京都駅湖西線9:12発→比良9:56着~ニンフの池11:00=11:20~桜のコバ11:30~旧道へ~分岐12:10~源流沢道13:10~ノタノホリ道出合い13:55=14:00~ノタノホリ14:40=14:50~桜のコバ15:40~ニンフの池15:50=16:00~比良駅17:38発→京都駅18:18着 |
週末の大雨が続く。天気予報を確かめながら、雲の合間をぬって古崎川源流旧道へ再チャレンジした。10日の大雨予報はさほど雨量もなく、これならば沢の水量も大したことなかろう。(大雨の後で古崎川源流が増水してぴちゃぴちゃ歩いたと、先週だれか話していた。)夕方から降雨予報なので朝も1本早いので出発。
10時に比良駅に着き、駅前の広場でほっとすてーしょんが開店しているので入店、水日が営業日だとか。ほぼ土曜日にしか来ないので、初めて入ってみた。さっそく作り立てのいなりずしとおはぎが美味しいよと手招きする。閉店4時半とのことで、帰ってこれるかなあと購入。
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曇り空が広がる | 比良駅の燕 子育て中 |
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比良駅 時間帯で営業中 | 駅前ほっとすてーしょん |
ずっしり重い食料を担いで、まずはニンフの池を目指す。曇ってはいるがまだ空は明るいので、ともかく下山するまで雨よ待ってておくれ。水を張った田んぼでおじさんが田植え準備中。ご苦労さまですと声を掛ける。おいしいお米いっぱい作ってください。
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黄ショウブが咲くと梅雨 | 雨雲 大丈夫かなあ |
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ムラサキサギゴケ | 色づいてきた麦畑 |
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ニンフの池へ。水路 | おいなりさん |
11時にニンフの池について、早めの昼食タイム。御飯がずっしりのいなりをぱくついた。桜のコバからは、地形図の実線の道を探す。倒木と草に覆われた支尾根下部には、道もあるようなないような。支尾根の下部分に西側に巻き道がありそうだがはっきりしないので、とりあえず先端に向かってよじ登ってみる。
細いふみ跡が続く。やはり旧道は尾根の下にあるようだ。広河原のOさんが、「山仕事の人はとりあえず歩きやすく高低差も少ないコースをとる、山登りじゃないから尾根の真上は通らない」と教えてくれたが、まさにそうなのだろう。細く狭い突起部分を下ると、桜のコバからの旧道が西側に走っていた。先週イン谷橋の西詰を尾根によじ登ったが、その地点も通りすぎ、広めの道を進む。倒木やふみ跡でごちゃごちゃした山中に入って探すと、ふみ跡の先に下り坂があり、その下が正面谷の車道だった。
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桜のコバ | 旧道を辿る |
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ここから車道に道がある | この標識が入り口の目印 |
旧道の「保安林」標識の近辺に出る。入山者は地形図の道は使わず、ショートカットで行き来しているようだ。先週よりも一層若葉が濃くなった山道を進む。すぐに先週間違った分岐に出た。今日は右手の道へと進む。倒木やごちゃごちゃで分かりにくいが、はっきりした道が、尾根に向かって伸びていた。支尾根の下を広い道が続き、どんどん高度を上げていく。足元の川からは「げろげろ ぐわぐわ」と蛙の合唱が響く。結構急坂を登ってきたので、携帯電話のGPSで位置確認してみた。等高線420mくらいにいるようだ。
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ノタノホリ道と源流部への分岐 |
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坂道を登っていく | GPSでは420m付近 |
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崩れたトラバース道を渡り | 造林公社の看板がある |
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水平道になる | 沢が近くなる |
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沢へ降りる | 二又を左へ取る |
足元の川は先週登ったノタノホリの渡渉地点あたりとなる。坂を登り詰めると水平道になり、源流に沿って巻いていく。一か所斜面の崩れで細くなった部分があったものの、他は広くて歩きやすい山道が続く。左側に水音が聞こえてくると、道は行き止まりで、崩れた斜面を下るとそこは広い河原だった。苔の生えた古い大木が生えている。沢の水量はちょろちょろ程度で、増水もなさそう。細い沢が下流へと流れ、上部は2又に分岐している。左又はすぐに急な尾根の下につづいているようだ。
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源頭部二又付近 | 右股を遡上する |
ふみ跡は右又へと伸びているので、歩きやすい場所を探しながら渡渉する。大きな岩が続き、よじ登り踏み越えどんどん遡上していく。谷間は左右から植林地の急斜面に囲まれ、薄暗く深い。ちょっと北山の小野村割岳の沢を遡上しているのに似ている。が、あそこほど険しくはない。ふみ跡はしっかりしている。ただ二又地点から、沢の傾斜がきつくなっており、どんどんよじ登っている感じ続く。
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北山の谷間のようだ | 源頭部近く |
振り返ると、谷の先が急激に落ちいるのがわかる。それでも谷を登り詰めると、平らな源頭部となりのんびりと歩く。源頭部の出合の先はさらに東稜の頭へと続く急坂になる。堂満から下ってくる人たちが見えた。2人下ってきたが、1人と話した。その方は神璽谷から来たそうで、しゃくなげは標高があがり、山頂から東レ新道の側に咲いているそうだ。今から登っても山頂までの間もシャクナゲに会えなさそう。というわけで、今年はシャクナゲは見ずに下山します。
先週あんなににぎわった東稜道はシーンと静か。私の出会ったのはこの2名だけで、たぶん私がラスト下山者だったろう。誰も追いついてこなかった。今日は足も順調で、ノタノホリで道迷い地点の確認をしてから、別荘地へと下った。ノタノホリから源流域へ下る植林地の作業道はずいぶんとふみ跡がしっかりとあり、通行が増えているようだ。道しるべの標識があればよいのだが、誰に頼めばいいのだろうか。
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ノタノホリ道出合い |
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掘れた道を下る | ノタノホリ |
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ノタノホリの道迷い地点 |
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ノタノホリの道迷い原因地点 |
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天神山取り付き | 釈迦岳を望む |
桜のコバからニンフの池へと歩き、池のほとりでやれやれと休憩。冷たい水がここちよく顔を洗った。お店の人お薦めのおはぎ、甘さ控えめでお腹に沁みました。しかし、おはぎにいなりずし、今日は食べ物がとっても重くザックは最後まで軽くならず。おまけに、行きの道中でまたもやワラビに引っかかり、採ったものも担いで歩きさらに重い。帰る道中もまたわらび採りで喜び、うはうはとお湯を沸かし重曹であく抜きして、友人たちにレシピつけて配送しました。
とりあえずは、雨にも降られず梅雨の前に古崎川源流を歩き探索できたので、満足の山旅です。お土産にもう一つ、どうもダニにやられたようでかゆいです。ご注意ください。
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ニンフの池で休憩 | おはぎでほっこり |
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わらび採りして | 遊んでる間に田植えが終わりました |
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さっそくサギが餌探し中 |
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