京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

鏡山
2025.11.24

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北稜尾根から琵琶湖方面を望む

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日程:
・2025.11.24(月) 曇り時々晴れ 小雨 15℃ ikomochi

コース:
・京都9:00→野洲駅9:29=9:40三井アウトレット行近江バス→希望が丘リッチランド10:10着~11:10鳴谷池=11:30~善光寺川源流へ~奥鳴谷広場12:15~奥鳴谷峠12:35~H154ジャイアントコース12:45~H133分岐13:05~奥鳴谷峠13:10~北稜H150分岐13:45~立石山14:00~ややうみ坂分岐~伊勢道峠14:40~伊勢道入り口東屋15:00~語らいの森 森楽校15:40~光善寺川を下り~村田製作所バス停16:15=16:22発野洲駅北口行→16:42野洲駅→京都



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 3連休の22日は木之本古戦場ツアーに行ったが、楽なコースで足の疲れもない。23日休養して24日は来週の予定を前倒しで鏡山方面に行くことにした。午後遅くの雨予報だけどなんとかなるだろう。

 野洲駅のバス停は行列で、休日だからみなさんアウトレットにお買い物ですね。バスが鏡山登山口を過ぎたあたりからなんとなく車道が込み始め、七里のあたりでのろのろ運転になった。名神高速の入り口に近いので渋滞しているのかなあ?トロトロなので次の七里口で降りようかと迷っているうちに通り過ぎ、結局リッチランドバス停までじっと我慢して少し遅れて到着。

 道路にはずらっと車が並び、一体どうしたことだろう??? 道子さんに「渋滞でたいへん」とラインしたら、「きっとブラックフライデーの影響かも」と教えてもらった。アウトレットも安売りなんですね。。。。

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ものすごい渋滞でびっくり 鏡山の紅葉も進んでる

 やっとバスから解放されて、黄葉の鏡山を眺めながら鳴谷池に向かった。水量の減った沢沿いにノンビリ。あたりはすっかり冬枯れで、赤い実がきらりと光る。賑やかな声がして前方に女性グループのハイカーが歩いていた。

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葦も秋模様 朱い実

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朱玉 ハイキングのグループと一緒になった

 リーダーの男性が講師役で、周囲の木々や枯れた野草を指さしながら野外講習会。面白そうなのでご一緒させてもらう。赤い実のなる木の名前や周囲のシダ類などの説明を受けた。リョウブの若芽をご飯に混ぜて食べる。。まずいけど。。と教えてもらった。いわゆる飢饉食ですね。

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冬枯れの鳴谷池 リョウブの新芽 食べられるそうです

 わいわいおしゃべりしながら11時過ぎに鳴谷池到着。私はここで昼食タイム。これから山越えするので腹ごしらえをしっかりします。女性たちは昼にはまだ早いからと、源流域方面に進んでいった。最近雨もなかったので道はぬかるんでいないし、池の水嵩はずいぶんと減っている。この分だと沢の渡渉も楽にできるかもしれない。

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善光寺川源流域へ向かう 水量が少ないので楽に渡れる

 11:30池出発。源流域から奥鳴谷広場を目指す。道端のシダの葉が枯れている。見上げる尾根の雑木林は、黄葉が進んでいる。水量の少なくなった沢を渡渉すること5回、明るく開けた奥鳴谷広場に到着した。ここから鏡山へは登ったことがあるが、希望が丘方面の道へは初めて。

 実は今日は不安材料を抱えている。昨夜準備していて気づいたのは、ハイキングマップを持っていなかったこと。準備していた地図はほかの場所に置き忘れてきていた。以前、鳴谷池から希望が丘の標識を辿って 鏡山新道を青年の城へと下ったとき、ここらの山道は地理院地形図に記載されていず、迷路のように複雑だ ということを知った。

 頼りになるのは地形図よりも、希望が丘発行のハイキングマップ。そのなによりのマップをプリントアウトしてこなかった。ネットでダウンロードしても、山の中はネットが通じない。マップが開かない。どないしようと悩んだが、とりあえずチェックポイントになりそうな場所やポイント番号をメモ。地形図はアプリで開けるようにして大体の方向を確認しながら、おそるおそる奥鳴谷広場から奥鳴谷峠へと足を踏み出した。

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2回目渡渉 雑木林 静か

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5回目渡渉で奥鳴谷広場到着 ■S130 奥鳴谷広場標識 ■S130

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秋の森 野外活動センターへ向かう ■S130

 道はふみ跡もしっかりしているし、迷うことなく峠まで到達。さてそこで、北稜に乗るべし。。。と頭でわかっていたのに、なにを思ったのか、多分尾根沿いに行けばピークにつくと勘違いしたのか、方向を希望が丘方面に左折してしまった。

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沢が源流っぽくなる 近道と遠回り、 標識がある ■S133

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遠回りの道を選択 奥鳴谷峠に出た

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奥鳴谷峠にある標識 あれが北稜かなあ

 細い尾根道を進む。そろそろ登りかなというころに下りが現れ、これは違うぞ?でもネットは通じず。地形図を見てもどこかさっぱりわからない。奥鳴谷峠から10分ほど歩いて尾根の開けたところでネットが通じた。

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細い尾根道をどんどん行く 道は下り坂 こんなはずじゃない??

 やれやれとハイキングマップを開くと、ああ 目的の反対方向に歩いたことが判明した。H154にいた。ジャイアントコースの看板。マップでは奥鳴谷広場方向へ道があるので行ってみた。焦って歩いていると、足元できらりんと光るなにか。わああ  リンドウの花が1輪。お日様を受けて濃い紫色の花弁を広げていました。サンキュー。

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予定じゃない道へ出たぞ とりあえず 鏡山へと向かう
■右端にジャイアントコースの標識

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足元にきらーん なあーんだ さっきの分岐に出た ■S133

 俄然元気を取り戻し、少し広い草地を進むと、おおー先ほどの分岐、S133に出た。近道か遠回りか の標識があった分岐。自分の位置が判明したので一安心。北鳴谷峠までざくざく進み、間違った支尾根を右手に折れて、今度は無事に登坂にと乗りました。

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気を取り直し 再度奥鳴谷峠へ 今度は登坂です

 北稜尾根にたどり着くのに最後はちょっと頑張ってがしがしよじ登り、無事無事分岐のH150に到着。木々の間から琵琶湖方面が見えた。ここまでくればあとは1本道。H80の伊勢道を目指すだけだ。

 楽勝と思ったのは甘かった。尾根の1本道には違いないが、こちょこちょこちょこちょと細かくアップダウンがあり、大きな岩を越えたと思えば急下り。おまけに乾燥した砂地の山道は滑る。

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北稜の分岐 ■H150 大岩が点在する

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仏像が彫ってあったんじゃないかな? 古道の分岐 ■H130

 P282立石山に着いた時には、すっかりうんざりしていた。タムシバ山分岐あたりでやっと歩きやすくなり、最後の伊勢道峠への急下りを済ませて あーたどり着いた やれやれ。後ろの方からキャアキャア、すべるすべるーと叫びながら、親子連れが滑る道を下ってきた。

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ややうみ坂 立石山P282

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線画が彫ってあるように思える タムシバ山分岐

 野外センターで遊んでいたらしく、なにも持たず。きっと道標に誘われてセンターから回ってきたのだろう。峠をセンター方面へと下って行った。伊勢道峠は山と山の間を緩やかに下る笹の道で、直ぐに沢の源頭部が現れる。

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三上山を望む 伊勢道峠

 タムシバ山への登り口を通り過ぎると、広場があり東屋が立っていた。15:00だった。空には灰色の雲が広がり、雨が降りそうだ。東屋からすぐに舗装道に出て少し下ると分岐。道の先に真っ赤な紅葉の木が。釣られていくとそこには遊歩道のような階段があり、落ち葉に敷き詰められた道があった。のんびり眺めながら緩やかに下っていった。

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歩きやすい古道 タムシバ山分岐

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東屋がある

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伊勢道案内板

 途中で雨粒が落ちてきたが、そのまま小降りに終わり、傘も出さず。なんだかやけに広く整備された野外公園のような広場を抜けて、車道を歩いた。野洲市の「語らいの森」というそうだ。北稜に向かって、やや産み坂や城山へと道があるそうだ。こちら側も面白そう。

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紅葉の遊歩道を下る 「 語らいの森」 に出る

 川幅が広くなった光善寺川に沿って林道をぶらぶら下っていくと、前方に大きな工場群が現れた。バスがひっきりなしに出入りしている。なんだろう。。。近づいていくと、そこは村田製作所で、バスターミナルもある。バス停に停まっていたのは、野洲駅北口行のバスで、すぐの出発だった。ラッキー。祝日でも工場は休みではなく通常稼働らしい。満席になったバスに揺られ、野洲駅へ。

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光善寺川源流域案内図

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光善寺川沿いに下っていく 大きな工場群がある

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村田製作所バスターミナル

 帰宅してプリントアウトしたハイキングマップと地形図を照らし合わせて、今日の復習をした。いやあ 侮るなかれ 鏡山&希望が丘 でした。北稜のあのしつこいアップダウンについて、こんなにひどいところはない 疲れたと書いている山行記録もあり、「そーだよね そだよね」と共感。2度と行くもんかと思ったけど、でも そのうちにまた道を探しに行くかもしれません。

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お助けの希望が丘マップ



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