京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

琵琶湖岸を目指して
2025.10.18

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有名どころ あのベンチ

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日程:
・2025.10.18(土) 曇り時々小雨 23℃ ikomochi

コース:
・唐崎神社14:00~曽根沼緑地公園14:10~沼を半周して沼畔を14:40~ラジオ塔(彦根ラジオ中継局)14:55~湖岸の浜14:58~あのベンチ15:30=下石寺タクシー乗り場16:08発→稲枝駅16:21=稲枝16:43→京都17:36着



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 曇り空だが、琵琶湖は遠くまで見える。そこで荒神山山頂から見下ろした曽根沼を巡り、山頂から見えるラジオ塔まで行ってみようか。広域農道という広い車道をてくてく、沼の近くに着くと、湖畔から賑やかな人声が聞こえる。

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曽根沼へ向かう 荒神山へ登る道がある

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曽根沼マップ

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先ほどの縦走路のこの印に出るみたい 曽根沼のほとりに向かう

 草地に下ると、そこはトイレやらベンチなども設置された広場で、テントを張っている人もいる。バーベキューの匂いが漂う。木々に囲まれた水辺に近づくと、橋が架かり水辺に沿って遊歩道が続いている。

 こちら側には誰もいず静か。水面に浮かぶのはたくさんの鴨たち。時折水に潜りひょこッと顔を出す。湖畔の草地にも群れが。その向こうの田圃にも。があがあと賑やかに鳴きながら集団で飛ぶ。ここは人も鳥もくつろげる場所だ。たまにぽっつんぽっつんと木陰に人影が見えて、椅子など持ってきて休憩しているようだ。いい場所やなあ。家の近くならしょっちゅう来るのに。。。。

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静かな湖面 水鳥の群れ

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こちらにも群れ 白い背中がかわいい カルガモかな

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賑やかに鳴きながら飛ぶ群れ 湖畔にはキャンプサイトがある

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2024.10月山頂から曾根沼俯瞰

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沼から琵琶湖畔を望む

 沼地の琵琶湖側に沿って半周したので、今度は琵琶湖岸を目指す。見渡す限りの田圃の向こうの方に、荒神山から見下ろしていた電波塔が見えるので、目印にしててくてく。田んぼの一本道をてくてく。よくある鉄塔じゃないひょろりと棒のように立つ電波塔。無線局かな なにかな?調べたら、滋賀県でただ1か所あるラジオの中継基地局だそう。何もないまったいらな湖東の平野にポツンと立って、滋賀県全域を網羅しているらしい。

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田圃の1本道をてくてく 電波塔へてくてく

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山頂から見た電波塔 湖岸に到着

 しかし、荒神山のてっぺんから湖岸までよう歩いてきたなあ。ラジオ塔まで来たので、帰る算段をせねば。地図を見ると、下石寺集落まで歩いて1時間も掛からず歩けそう。バスはないので、「愛ノリタクシーいなえ」に電話して、下石寺16:08発を予約した。1時間前に電話すればいいって、ほんと便利で助かります。

 湖西の浜は大きな石がごろごろ転がっていて、浜の砂も花崗岩の砕けた細かいので足が痛い。が湖東のここの浜辺は柔らかい土状の浜で、足裏にやさしい。湖岸のアスファルトの車道を歩くよりも楽なので、浜辺を歩いた。打ち寄せる波が穏やかで気持ちが和む。

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細かい土の浜は歩きやすい 遠く沖島が見える

 遠く対岸の比良は雲がかかるが、琵琶湖に点在する島、多景島、沖島ははっきり見えて、遠く豆粒のように沖の白石も望める。湖面にはカモの集団がぷかぷか浮いている。いいところやなあ。来てよかったなあ。車道をサイクリングの一団が駆け抜けていく。バイクの集団も。

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湖面に浮かぶカモの群れ ビワ一?ツーリング集団

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漂着物か 丸太 途中にあった標識

 それでも、静かな道。大きな老人施設を通り過ぎ パラパラと民家が現れ、そしてひょっこり目の前に大きな幹の大木。その下にぽつんとベンチ。そっか ここが「あのベンチ」なのね。やったあ、たどり着きました。誰もいないベンチに腰かけて、湖を眺める。比良を眺める。そうこうするうちに、車がやってきて次々に人が下り立つ。グループの人、カップルに単独、入れ代わり立ち代わり。ベンチに腰掛け写真を撮り。愛犬の写真を撮り。。。。わたしは浜辺の岸壁に陣取って、お茶タイムでのんびり。

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おおー ここにいたか あのベンチさん あのベンチからの眺め 多景島

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あのベンチから比良山 湖畔でくつろぐ

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次々に人がやってくる 多景島とヨット

 16時前になったので立ち上がって、タクシー乗り場へと進む。予約したとき場所を教えてもらったので、目印の鉄工所を目指す。でも近くにそれらしきものがない。鉄工所に人がいたので大声で叫ぶと、中から人が出てきた。

 そして、なんのことはない、タクシー乗り場を通り越して随分と来てしまっていた。引き返すと、すでに予約のタクシーが待っていた。タクシー乗り場の標識が電柱に張ってあり、その後ろに先ほどの鉄工所の事務所らしき建物があった。なるほど。これは地元民にしかわかりませんね。

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下石寺のタクシー乗り場 大粒の雨の向こうに荒神山

 タクシーに乗り込み荒神山の山影を眺めていると、窓ガラスに大粒の雨が打ち付け始めた。間一髪。ラッキーでした。浜辺の集落から、雨足が激しくなった田んぼの中を走って走って20分ほど。稲枝駅に着いたときは空は暗くなっていました。400円タクシーありがとう。メーターは3000円余り。差額が補助されるそうです。

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稲枝駅に無事帰りました

 この紀行文を書いているのは12月1日。丁度11月28日金曜夜に、NHK「ドキュメント72時間」のアンコール放送があり、2024年に放映された「あのベンチ」が再放送されました。わたしも2024年の放送の時みて一度は探して尋ねたいものとずっと考えていた。場所を特定できずにいたのが、放映以降すっかり有名になり、検索したら地図がでてきます。 こんどはよく晴れた日に、またてくてく行きたい。時を忘れさせてくれる場所ですよ。

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山頂から撮った写真にあのベンチの木があった!!



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