春の特別拝観開催中
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日程:
・2025.3.23(日)晴れ 24℃ ikomochi、M
町の通りを歩いていると、老舗のショーウィンドウには立派なお雛様たちが飾られ春を待ちわびている。もうお彼岸という19日は朝から雪空、小雪が舞い北山も比叡山も真っ白に覆われている。南国鹿児島の桜島は今季7度目の冠雪で、地元民もびっくり。こんなに寒くては、花たちの開花はいつになることだろう。
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3月19日は大雪だった |
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南国桜島7回も冠雪(Kさん写) |
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うさぎのお雛様(松栄堂蔵) |
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御殿飾りのお雛様(宮崎家具蔵) |
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霊鑑寺説明 |
20日、21日と風が冷たくやっと23日になってぽかぽか陽気の朝。お出かけ気分になって、午後から霊鑑寺の春の特別拝観に行った。大文字山に登るとき、いっつも横を素通りする門跡尼寺。一般公開はしていないが、塀越しに覗くお庭がきれいに手入れされていて気になっていた。椿の古木を100種類以上お持ちとのこと。
母の病院へ面会に行ったのちMも同行するというので、出町柳の大山そばで昼食、哲学の道へと向かう。出町柳もバスも待ちわびた春を楽しむ人で混雑している。真如堂バス停から哲学の道をたどるものの、疎水べりの桜のつぼみはまだ固く、そぞろ歩く人はまだ少ない。20℃以上の日々が続けば、すぐに開花して人出も増えるだろう。
霊鑑寺の緩やかな石段を登り、800円の拝観料で入山。日当たりのよい木にはちらほら花が咲いている。玄関先には青竹の花入れに色とりどりの椿の花が活けてある。何種類あるだろうか。見事な花たち。柱に飾られたミモザの花房の黄色が映える。寒かったのでやっと花が咲いたのですよとお寺の方。椿の開花もまだ始まったばかりという。数日前まで雪だったものね。みんなで凍えてた。
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御朱印 | あでやか |
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椿たち | 花飾りのお出迎え |
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振袖姿が映える | ミモザ |
お庭への門をくぐると書院の前に枯山水の池と苔庭があり、大ぶりな椿の木が囲んでいる。一段高い場所のお堂がご本尊の如意輪観音を祭る。案内の方が、大文字の山の上にあった荒廃した如意寺の仏さまがここに譲られたのですと説明。ご本尊は小ぶりでこちらから見えなかった。写真によると 観音様の御前に霊鏡が配置され、それで霊鑑という山名になったという。古来より如意越えを守り続ける観音様に、手を合わせた。
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書院とお庭 | 本堂 |
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ご本尊如意輪観音(案内書より) | 霊鑑寺散椿 |
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白牡丹 | 港の曙 |
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絞り模様 | 高木の椿 |
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膨らむ | 黒っぽい椿 |
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ロゼフローラ散り椿 | サニーサイド |
お堂から奥には、山の斜面をいかした椿の森。高木の上のほうに咲き始めた花々。ピンク色や赤色、黒味を帯びた赤い椿は珍しい。小ぶりなピンクの花が苔庭に散り、かわいい。親指2本分ほどの小さな花弁、侘助の仲間だろうか。今年の開花は遅すぎるとぶつぶつ文句をいうおばさん。こんなに咲いてないなんて と怒っているけれど、椿には責任ないです。
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優雅なしつらい | 花手水 |
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有楽 | 有楽 柔らかな色です |
庭のあちこちを散り椿が覆っている過去の写真を見るけれど、べたべたと花が落ちているよりも、数輪がちらほらのほうが風情があります。もう少し種類が多く咲いててほしかったけれど。
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白澄 | つぼみ |
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おそらく椿(おそらく一番美しい椿) | 月光椿 |
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日光(じっこう)400年の古木の子孫 | 日光 |
お庭を一回りして、書院を拝見する。金箔蒔絵の立派な襖絵がどどんと続くのは、御所から皇女に贈られたからとか。お道具類も蒔絵塗。向こうの部屋は円山応挙筆の襖の間。
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狩野永徳や狩野派の筆になる襖絵 (案内書より) |
花鳥絵カルタ |
さすが京都やねえ、狩野派だ永徳だ応挙だと普通はガラス越しに拝見するところを常の佇まいで間近に拝見できるなんてと、びっくり感心です。いいものを見ると心の肥やしになります。押すな押すなの見物客が少なく、ゆったりとお庭を散策してよい息抜きになりました。
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御所雛(案内書より) |
帰りに、鹿ケ谷のゴスペルに寄ってみたら、こちらもまだ女子軍団の出足が遅いとみえて空いていて、ラッキーなことに円形のドームのあるアルコーヴの窓部屋で大文字を眺めながら、ゆっくりお茶タイム。 疲れた頭と身体が、ほっこりとほぐれた午後でした。
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ゴスペルのアルコーヴ部屋で |
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