京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

大杉谷 シシ淵
(大杉谷ブルーは目に焼き付けておこう)
2025.05.20

top_photo

シシ淵からニコニコ滝

飾り 飾り 飾り

飾り 飾り

日程:
・2025年 5月20日(火) 晴れ  森の旅人M

アクセス:
・京滋バイパス~新名神~伊勢自動車道~紀勢自動車道~大宮大台IC~県道31号~国道422号~県道53号~三重県大台町大杉谷駐車場

コース:
・大杉谷駐車場~登山口~宮川第3発電所~大日嵓吊橋~能谷吊橋~地獄谷吊橋~京良谷出合~日浦杉吊橋~千尋滝前展望所~シシ淵   復路は同道を駐車場へ戻る



飾り 飾り 飾り


 相変わらず膝の調子はすっきりしないが、痛みがいっときより軽くなったため久しぶり山行を考える。洛西の親父さんが以前に勧めてくれた大杉谷に決める、何故なら山登りでなく谷沿いの道なら膝に負担はないだろうと安易な選択。この判断はとんでもなく大変でした。

 早朝4時半に出発、新名神土山SAで朝食のうどんを食べて、昼食用の弁当を購入する、寿司類は無く仕方なくノリ弁当とする。鈴鹿トンネルを抜けた三重県はどんより、暗い空が続く。晴れ予報で今日出掛けてきたのに外れか、紀勢自動車道で交通情報のキリ表示を見てようやく安心する。

 大宮大台IC下りてから青空が広がり天気は晴れで間違いない、ここから更に下道を1時間かかりようやく7時45分に現地駐車場に到着。やはり大杉谷は遠い。最初の駐車場に止めて出発準備をしていると地元の軽トラのおじさんが車を止めて登山するなら奥に駐車場あるよと一言。有り難く移動して登山口近くへ移動。一台も止まっていない。

 登山口のバス転回場へ向かうと前のスペースには5~6台の車が止まっている。数組の人が準備中だ、ここまで入ってきて良かったみたい。入山協力金自販機(1000円)で木札をゲット。トイレも済ませていざ出発。

写真 写真
駐車場 バス転回場前の駐車場

写真 写真
登山口のトイレと入山協力金自販機 入山協力金で大杉谷の木札ゲット

 宮川第3発電所脇を通り石段を上がると登山開始だ。ネットフェンスのゲートを通過すると早速水平のクサリ場がお出迎え、岩盤をダイナマイトでくり抜いた道は足場が狭く滑りやすいためか先に進んでもクサリの道は現れる。谷へは10mくらいあって、とても安心できる道では無い。天気は晴れて見下ろす宮川には大杉谷ブルーが早速見られる。

写真 写真
宮川第3発電所脇を通過 登山開始

写真
ゲートのすぐ先からクサリ場がお出迎え

写真
クサリ場は次々と現れる

写真 写真
大杉谷ブルーを目にする クサリの無いところが少ない

 崖沿いの道はクサリ場を歩くのが当たり前のように続く。最初の大日嵓吊橋を渡る、結構揺れる。シシ淵までは全部で4つの吊橋を行く。楽な道は少なく上り下りのクサリ場も次々と現れる。一旦、河原に下りるがすぐに山側に登っていくと能谷吊橋へ。ここで登山口より890mで30分以上経過。

写真
最初の大日嵓吊橋

写真 写真
上りのクサリの道も次々 一旦河原へ出る

写真
能谷吊橋

 少し標高を上げて行くと川面から15mくらいの道を行く。地獄谷吊橋を渡りアップダウンの道が続く。岩場の上り下り道はクサリ場が必ず打ち込まれている。

 道は気をつけて歩く、雑木で渓谷が隠されているので川へ目が届かない。それでも合間から大杉谷ブルーは目に入る。標識に登山口より1.6km、1時間歩いてこの距離しか進まない。

写真
地獄谷吊橋

写真
大杉谷ブルーを見ながら先へ

写真
足下悪い道が続く

写真
クサリ場の石段

 京良谷出合からも一気に20mほど上げる、少しずつしんどくなってくる。上がり下がりが続き川から離れて山側へ行くと四つ目の日浦杉吊橋に出る。これまでの橋で一番長いため鋼材の吊橋となっているおり全く揺れはない。対面から初めての若い男性がやってきた、しばらくして男性2人と続けてすれ違う。時間からして小屋泊まりか?。

写真
川縁の道

写真
京良谷出合

写真
大杉谷ブルーは濃くなる

写真
日浦杉吊橋

 登山口から3.2kmの標識を見て千尋滝前へ、その先の千尋滝前展望所で休息。ここからは千尋滝が一望できる、見上げるばかりの滝で大きく広がり樹林の中へ落ちてくる。この深い渓谷で一番落差のある滝とのこと。男性3人組が後方からやってきて、小休止後先行していった。

 その後男女3人組、夫婦とやってくる。ひょっとしてここまで私が先行で進んでいた?久しぶりの山行は、川沿い歩きに間違いなかったが多くのクサリ場で少々体力も消耗している。

写真 写真
上がっては下る道が続く 千尋滝前展望所

写真
千尋滝は高所から降ってくる

写真
道は更に悪路に

 ここからシシ淵までは更に次々と現れる上り下りとやはり危険な場所にはクサリ場が続く。登山口より4.2km、シシ淵まで450mの標識、足場の悪い道が前を進むのを阻むかのようだ。石清水のシャワートンネルを抜けて、ようやく目的地シシ淵に到着。ヤレヤレである。

写真
シシ淵手前の道

写真
シシ淵からニコニコ滝を見る

 シシ淵から上流を望むと奥のニコニコ滝が岩場の間に落水するのが見どころとなっている。太陽の日差しが真上になる12時頃はもっと幻想的になるそうだ。

 到着したのが11時過ぎでまだ1時間もある。先行の男性3人と単独男性の4人が盛んに写真を撮っている。ベストカメラショットを選択するため大岩ゴロゴロする河原を移動、多数の写真を撮りました。昼食を摂るためノリ弁当を口にするが疲労かアクエリの飲み過ぎか食欲が無く半分以上残す。その間に後方の二組の5人が到着、賑やかになる。入れ替わるように日帰りコースはここが適地のため男性3人組が登山口へ戻っていく。

 昼食後、同じ道を帰るのかと思うと少し気が重い。滞在時間30分弱で登山口へ出発。再びクサリ場道を通るが疲労感が大きく、上り道は特に体が重くしんどい。老夫婦と出会う、平日のため老年齢登山者が多い。朝より汗が出てくる。千尋滝前展望所でも男性二人と出会う。

 調子の良かった両足太ももにけいれんの兆しが現れるが、休憩取らずに進む。

 クサリ場でけいれんするとまずいが、その時考えよう。日浦杉吊橋を渡ると特に危険な箇所は少ないため安心感がでる。宮川を見ると樹林の向こうの大杉谷ブルーは朝より濃くなっている。段差の少ない河原に下りたらお気に入りの大杉谷ブルーが撮れると思いながら、その段差を戻る気力体力消耗が激しいので諦めて登山口を目指す。

 若い男性3人組に会う、バッグも担がず軽装で気になったが声も掛けずすれ違う。一言声を掛けとけば良かったか。標識の登山口までの距離が短くなるにつれて気力が戻る。地獄谷吊橋手前では6人組とすれ違う。

 平日だが登山客は多いようだ。能谷吊橋手前で登山口まで890m、大日嵓吊橋を渡ってから上り道を行く。最後のクサリ場を通過してゲートに到着。14時半に無事駐車場に戻ることができました。心配した足のけいれんは発症せずよかった。

 大杉谷は川沿い歩きで楽勝と思いきや、予想以上に危険でアップダウンの多いハードな道でした。久しぶりで体力も限界に近く、再訪は遠慮したいです。しかし、水のきれいさは特別で大杉谷ブルーは目に焼き付けておこう。汗を流しに日帰り温泉、奥伊勢フォレストピアに寄って入浴(700円)して帰宅しました。感謝、感謝です。

写真
奥伊勢フォレストピアで日帰り温泉入浴


飾り 飾り 飾り


連絡


飾り 飾り



トップへ