京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

一筆書き旅第2弾
2026.02.07

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琵琶湖線から比良を眺めてほっ

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日程:
・2026.2.7(土)曇り ikomochi

コース:
・最寄り駅出発10:40奈良線→木津駅11:10着 関西線乗換→加茂着乗換→柘植着 草津線乗換→草津13:50着 琵琶湖線乗換→京都着14:10=昼食=奈良線出発→目的駅着15:10

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まずは隣の駅まで最短切符を買う


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 滋賀県の城郭地図(A1サイズ)というものを手に入れた。中、近世1330もの城郭跡が地図にポイントしてあり、眺めるだけでも興味をそそる。しかし、湖西や湖北は馴染みがあるものの、湖南地方は地名も場所もとんとわからず。山の形を見分けることも難しい。

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滋賀県中近世城郭分布地図A1サイズ 近江国地域別城郭数

 そこで、一筆書き第2弾列車旅で京都府奈良県三重県滋賀県の県境域を回る計画を立てた。が、先日来の終電帰りはまだ続いており眠くて覚醒せず、予定の時間より遅れて自宅出発。急遽出発時間や出発駅、コースを変更しとばたばたする。疲れていて脳内思考停止状態で、咄嗟の判断が追い付かず。結局気づけば昼ご飯やパンを手に入れ損ねていた。構内販売は道中の駅にはないので、とりあえずホームの自販機でコーンポタージュとぜんざいの缶を買う。

 一筆書き電車旅は、出発駅の隣駅までの切符を購入するが、隣駅には向かわず、逆方向に進行。乗り換えながら途中下車なし一筆書きで線路をつなぎ、ゴールは隣駅から出札する。同じ駅は通過できないので交差も?。コースづくりはよーく考えねばならない。そうやって立てた予定表だが、今回は出発時刻も遅れ、出発駅帰着駅も変更しと縮小したループで回ることになった。

 まず奈良線で木津駅へ、そこから関西線乗り換えで県境の線路を走り柘植へ。三重滋賀県境から滋賀県湖南地域の平野部を草津線で北上。草津で琵琶湖線に乗り換え、京都駅で奈良線乗り換え終着予定駅下車。

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近江の城 表紙 宇治川鉄橋を渡る

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山城青谷から甘南備丘陵を望む 木津川を渡る

 京都奈良間の奈良線は馴染みはあるものの、関西線の笠置から先は初めて通るかも。木津駅で大阪から来た大和路線快速で加茂へ。加茂駅で降車した人たちが一気に走り出した。なんのこっちゃかわからぬまま、わたしも後ろから走っていくと、隣のホームに小さなディーゼルカーが1両停まっている。ワンマンカーのかわいらしい車体で、車内は飾り付けがにぎやか。とりあえず長椅子に座ったらあっという間に周囲が埋まった。

 びっくりしていると、乗客の半数以上がインバウンドとおぼしき人たち。いろいろな国から来ているみたいで、体型も肌の色も顔つきも様々。しかし、みんなどこに行くのだろう?

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おおー特別列車悠久が通過 木津駅で乗り換え

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JRルートマップ

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加茂行きに乗り換え 加茂駅でカラフル車輛に乗り換え

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1両の座席は満席に 木津川沿いに走行する

 たくさんのテントが並びキャンピングで賑わう笠置駅の木津川河川敷。笠置大橋を越えると、川岸は巨岩がごろごろ転がって川幅も狭い峡谷の様に見える。笠置山に一度登ったが、大きな岩がにょきにょき立ち並ぶ山域だったので、一帯の地形の特徴なのだろう。

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笠置キャンプ場の河原は大人気 笠置大橋

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川岸に 巨岩ゴロゴロ 川沿いに集落が続く 南山城村

 笠置山の裾野を回り込み鉄橋を渡ると、川沿いに集落の屋根が並ぶ落ち着いた山あいにでる。京都府唯一の村、南山城村だ。大河原駅は木津川を見下ろす高台に位置し、下車して眺めを楽しみたいところだが、今回は諦めた。季節の良い時期に訪ねてみたい。乗客数激減で存続が危ぶまれる関西線を盛り立てようと、特別列車「はなあかり」が京都~伊賀上野・関間で運行したが評判上々だったし、なんとか存続してほしいものだ。

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駅の待合がユニーク 大河原駅

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月ヶ瀬口駅 島ヶ原駅

 列車はいつしか広々とした平野部を走り、遥か南の方に青く連なる山並みが見える。あの山はどのあたりなのかな。伊賀上野駅でインバウンド客が一斉に下車。ホームには忍者の絵が。ニンジャってこんなにも人気なんですね。小さな駅の周辺はひっそりとして、忍者屋敷とか観光地はなさそうだけれどと、車窓を眺めていると、遠く離れた丘の上にきらりと白いものが光る。あれはお城だ。とても美しい城と聞く伊賀上野城、あんなに離れた場所にあるんですね。

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谷間を抜け開けた平地になる

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忍者の町伊賀上野

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伊賀上野でインバウンドは下車した 亀山加茂間はディーゼル区間

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伊賀上野方面の伊賀電鉄 伊賀上野城遠望

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関西線各駅表示

 調べると、JR駅から平野を貫くように私鉄線が走り、市街地へと行くようだ。がらがらに空いた客車に乗って、柘植駅に到着。ここで下車して草津線に乗り換える。広い構内には幾本ものレールが交差し延びる。奈良線稲荷駅に残るレンガ造りと似たランプ小屋がある。調べると稲荷駅1879年明治12年築で国内最古、柘植駅1890年明治23年築というから、柘植も大層古い。いまでは廃線の憂き目にあっている関西線だが、かつては交通動脈の一端を担っていたのだろう。

 亀山へとトコトコ向かうワンマンカーを見送り、ホームで草津線を待つ。折り返し運転の電車が入線する。こちらは4両編成のよくある近郊型電車だ。

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柘植駅で乗り換え 関西線ワンマンカー車輛

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忍者が潜んでいます 線路が交差し蒸気機関車時代の
拠点駅の名残がある

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レンガ造りのランプ小屋が残る 草津行に乗り換える

 柘植駅近くから、気になっていた山が見えた。高くはないがギザギザピラミッドのような山頂が続く山地。滋賀県の湖南からはるか南の方に見える。鈴鹿山脈の端のようである。三重県境あたりかな?と眺めていたのだが、まさにすぐ目の前にあった。

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ギザギザの特徴的な山は油日岳か? 本日のランチ(涙)

 油日岳を含む山地のようだ。草津線は油日岳の裾野を通り過ぎ油日駅に近づくと、ぱっと開けた平野となる。3方を屏風のように山地が囲み、北側には琵琶湖。西側の田畑の先に連なるとんがった山頂の峰々は飯道山と阿星山か、その奥の低い山域が金勝、湖南アルプス方面かなあ?東側はというと、山頂がひときわ白く光っている高山で、あれは鈴鹿の盟主御在所岳でしょう。その手前に綿向山、雨乞岳など皆さんがよく登られる山があるのだろうが、近寄ったことがないのでよくわかりません。

 しかし、琵琶湖は伊賀上野のあたりで440万年前に発生して数百万年もの時間をかけてじわじわ北上、その痕跡の近江平野を残し、70万年前には現在地に落ち着き水をたたえながらも今も少しづつ北上しているって、すごいことじゃないですか!いずれは日本海につながってしまうかもとか、縮小しているという説も。

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甲賀駅(こうかと読む) 馴染みのない山並みが続く(飯道山か)

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貴生川駅 近江鉄道乗り換え駅

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東側に雪の御在所岳、鈴鹿山脈が続く

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西側に飯道山阿星山が連なる

 田畑の広がる近江平野を縦断して走る草津線は徐々に人家が密集地域になり、4両編成の車内は次々に乗り込む乗客で立っている人も。そして終点草津駅に到着。柘植から草津まで所要時間40分余り。意外に近いので驚いた。混雑する草津駅から琵琶湖線で京都へ直行し、京都駅構内の食堂に飛び込んだ。道中ポタージュスープ缶を飲んだだけで腹ペコ。丼ぶり定食を掻き込んだ。

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草津到着

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京都駅到着 2時半遅い昼ご飯にありついた

 やれやれ、一息ついて最後の仕上げに奈良線へ。出発駅の一駅京都寄りの目的地へ向かわねば。150円切符を自動改札に通すと、ピンポーンと鳴らず、無事に通り抜けました。これで乗車時間3時間、乗り換え待ち時間込みで3時間半あまりのJR一筆書きが今回も終わりました。

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3時 出発の隣駅から無事出札

 実際に行ってみて、滋賀県南部の地形が少し理解できるようになったと思います。琵琶湖が移動した距離も体感。 初めての景色を眺め、山を眺め、駅名を確認しと今回も忙しく過ごしました。寝不足とストレスで滞っていた脳内血流もほぐされて再生し、心地よく楽しい気持ちが戻ってきたのが何よりの収穫。出場した駅から再入場して京都駅に引き返し、ポルタのイノダでコーヒータイムして、ちいさな旅は終わりました。

 ■追記  
 150円でぐるりと一周ってそれはキセルじゃないの?大丈夫なのか?と周囲に心配されているが、JRの「大都市近郊区間のみを利用する場合の特例」によるA駅からB駅までの片道切符なのです。まともに行けばAB間5分のところを、A駅からあっちゃこっちゃ寄り道して3時間かけてB駅にたどりつきましたとさ。有効期限は切符発売当日のみ、途中下車無効、同駅複数回の通過不可。お暇なときにぜひどうぞ。


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