京都北山を中心とした山々を楽しむ okaokaclub

坂本城址水中遺跡を訪ねて
2026.1.24

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湖岸の夕景

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日程:
・2026.1.24(土) 晴れ 8℃ ikomochi





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 敦賀の帰り道、天気予報が少しずれたのか 湖西方面はずっと青空で空が明るい。5時前に比叡山坂本駅に着いたが夕暮れはまだのよう。そこで下車して、先日のおけいはん旅の最終目的地だった坂本城跡に向かった。坂本駅からはいつも山の方にしか登ったことがないが、今回は琵琶湖岸を目指す。

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比叡山坂本駅

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坂本案内図

 落ち着いた家並の道を少し進むと、比叡の辻の道標が立つ。北國街道の荷物集積の要所だったとか。浜にある港は若宮港という。いかにも栄えた街道沿いの立派な家並みを眺め、西へ進む。地蔵堂や神社など、延暦寺や日吉大社ゆかりの社寺が並ぶ。

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琵琶湖へ向かって古い街並みを歩く 比叡の辻は北國街道だった

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若宮神社 若宮神社案内

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山王祭で船渡御が帰還する若宮港

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港の前にはお社が並び聖地だ 夕陽を追いかけ北國街道を行く

 古い街道筋から現代の街道、車がビュンビュン行き来する県道558号に出て、道脇の狭い歩道を比叡の山に沈みゆく夕陽を追って歩く。ヨットやボートを格納した大きなヤマハアリーナの艇庫をみながら、さらに進む。途中、下阪本5丁目交差点に「京都18キロ」の道路標示があった。意外に近いもんだ。調べたら、逢坂山まわりではなく、北白川へでる山中越えのようだ。確かに近道。

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比叡辻地蔵尊 大比叡が頭を出す

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磯成神社 保護樹ムクロジ

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湖岸の風景 浜大津方面を眺める

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船がたくさん積んであるけど ヤマハアリーナだそう

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下阪本5丁目から京都18キロ 坂本城本丸跡地に到着

 駅からぶらぶら寄り道して小1時間ほどで、道路わきにある「坂本城本丸跡」の碑に出くわした。目指す城址は近い。車道から白いフェンス沿いに、畑のあぜ道を湖岸へと向かう。葦が生えた昔ながらの琵琶湖の岸辺に着き、小道を少し入ると、ありましたよ、朽ちた船着き桟橋の手前に黄色いテープを張った一角が。脇に文化財につき注意の看板がある。坂本城本丸の石垣礎石跡。

 長らく水底に沈んでいたのが2021年11月に27年ぶりに現れたと当時話題になった。水位低下-70センチだったそうだ。昨年12月にも-65センチの水位の低下で出現したと新聞で読み、一度来てみたかったのです。1月24日の水位-58センチ。雪解け水で少しづつ水位があがっているので今のうちだ。

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日が沈む

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いまは使われていない会社の
建物あたりが本丸
あぜ道を湖岸へ

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静かな岸辺 文化財の注意がある

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石垣が頭を出している この一帯が本丸石垣の遺跡だ

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坂本城址地図

 遺構から対岸を見渡すと、遠く近江八幡の長命寺山、鶴翼山などの向こうに繖山、へばりつくようなでっぱりが安土山。湖水を挟んで対岸に対峙する城、坂本城1571年築城、その5年後に安土城築城。坂本城は安土城に次ぐ立派な城だったという。黄金の甍が燦然と輝いていただろう安土城天守閣を、光秀はどんな気持ちで眺めていたのだろうか。 次第に沈みゆく夕陽に照らされて、湖岸の雲は色を変化させていく。

 人家や道路に占拠され整備されてしまった湖岸ではなく、ここにはかつて琵琶湖がそうだったような葦原と泥のまざった岸辺がわずかながら残っていて、打ち寄せる波はささやくようなで、静まり返った夕方。眺めていると心が落ち着いて、しばし佇んでいた。

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坂本城址から 琵琶湖パノラマ

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坂本城本丸跡から遠く安土城方面

 夜のとばりが降り始めるころ、やっと車道に戻った。道路わきのラーメン屋、博多ラーメンとあるので立ち寄ってみた。あっさりと美味しかった。聞くと、福知山が本店という。そういえば、福知山の駅前に美味しいラーメン屋があると聞いたことがある。そこのチェーン店。二条駅にもあるらしいから今度行ってみよう。

 のんびり食べていたら、あたりはすっかり夕闇で、街灯のない車道脇の歩道を駅へと引き返した。途中でうみのほうを眺めると対岸が光っている。なんだろうとその方向へ向かっていくと、そこは広い公園でその先に小さな浜辺があった。大津から草津にかけて湖岸沿いのビルやネオンやと一直線にきらめいていて、光のない暗闇から眺めるとなかなかまばゆい光景だった。

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ふくちあんラーメン おいしかった 比叡山に灯りが。根本中堂?あたり

 北國街道は住宅地なのに街灯というものがほとんどなくて、たまに歩いている人の黒い影がひょいっと現れて驚いた。昔はこれくらいの闇夜はよくあったけれど、街灯に照らされマンションの明かりに囲まれた生活をしていると、感覚が退化していくもんだなあと考えながら歩いた。このあたりの住民は夜道が怖いからとか、 防犯が、 とか騒がないのだろうか。きっと神や仏に守られた平穏な地域なのだろうと羨ましくもあった。

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暗闇の北國街道 月を愛で

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夜の浜辺

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新唐崎公園の浜

 先ほどの暗い浜から対岸にきらきら満艦飾の光の塊を眺めていたのだが、もしや?とはたと気づいて、来るときに立ち寄った若宮港に行った。対岸の満艦飾に輝く塊は先ほどよりも場所が移動していて、しかも遠くでボーッと音が響く。これはきっと琵琶湖クルーズ船ミシガンに違いない。港の金網の門扉にしがみついて眺めていると、動いているのもわかるし汽笛も聞こえるし。船の形もなんとなくわかるし。暗闇はいいもんだと小躍りしたのです。まだ暗さが足りなくて星空はよく見えず、残念だったけれど。

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輝く琵琶湖クルーズ船から汽笛が響く

 比叡山坂本駅からのJRは少し遅れが出始めていたが大きなトラブルもなく、のんびり京都駅に帰りつきました。 今日も楽しいぶらぶら旅でした。



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