小てつのよも山話(NO.19)
「小父さん、愛宕山に登る」


2008年11月10日(月)        小てつ








「小てつさん、北山で一番しんどいのは、「愛宕さん」ちゃうか?」

小父さんの意見である。それも、「表参道」だと言う。
皆子山にしても、芦生の高い山でもアプローチの段階で、いくらか高度を
上げていて高度差的には、「清滝」から登る「表参道」が一番しんどいと
言う訳だ。

「芦見谷から、竜の尾根にピュッとあがってな。
 竜はおもしろい。北側からなら、どこから登っても似たようなもんや。」

あがれへん、あがれへん、ピュッとなんてあがれへん。最低30分はハアハア、
ゼエゼエ言わんとあがれへん。
そんなことを言う人が、「表参道」はキツイと言う。

「梨の木から首無し地蔵の直登もキツイわなぁ。
 昔は、あそこも木があって、涼しかったが、今やと暑いやろ。」

暑いですし、切り株ごとに腰を下ろしたくなるほど、しんどかったです。

「梨の木の林道がダラダラと長いしなぁ。
 体が慣れんのに急登になるしなぁ。
 まぁ、おもしろい山や。愛宕さんは。
 ルートが幾つもあるしな。どこからでも登れる。」

 そうですわ。ルートが幾つもあって、行ったら行くでまた宿題ができて、
 いったい何時になったら全コース制覇なるんやろか?と思います。

「まぁそんなことは考えんと、ゆっくりやったらよろし。
 山は逃げませんよってに。」

 はい、制覇など、おこがましいことは考えず、楽しみます。

小父さんは、最近「愛宕さん」登らはったんですか?

「登りましたよ。今年も「千日参り」に。」

へ〜。やっぱり表ですか?それとも、どこかお気に入りコースでも?

「そら、雲心寺ですわ。」

雲心寺って、40分楽チンコースか〜?

「シンドイのは、かなわん。」



小父さんは、実利主義者である。


山屋さんの「秋山バーゲン」のはがきが来たころの話



                        【 記: 小てつ 】