小てつのよも山話(NO.24)
「小父さん、縦走する」


2008年12月15日(月)        小てつ








「やっぱり縦走ちゅうのも、山歩きの醍醐味やろねぇ。」

 小父さんが話題を変えた。
 大体において、小父さんがポッと話題を変えるときは、とんでもない話が
 聞けるときである。

「縦走コースでおもしろいのは、やっぱり比良か六甲か。」

 以外にも、普通の意見である。

「高島から登って、釈迦岳、堂満、蓬莱とな。」

いよいよ普通や。

「若い頃には何度か挑戦したなぁ。」

挑戦って大げさな。中学生でもやってまっせ、テントかついで。

「日帰りですわ、もちろん。」

出た〜。
しかし、もちろんって・・・。

「六甲の縦走も、招待されましたんや。
 招待選手やから、出発は後ろのほうですわ。1000番台でね、
 ゴールの時は、100番台ですわ。
 ザッと1000人抜きですわ。ハハハ。」

 ハハハやあらへん。

「でもね、どっちの時も、帰りの電車で座りますやろ、
 降りる駅で立ちあがれんでねぇ、足が笑おて、
 なんべんも乗り過ごしましたわ。アハハ。」

 アハハでもない。
 そんなことばっかりやってたから、生まれた「星」を疑われるんや。


小父さん、お酒も入って、ちょっと自慢話


超豪華メンバーによる宴席での話、その4



                        【 記: 小てつ 】