親父の山歩き報告 (NO.20) 
京都北山の奥は春遠し、もう雪はいややゆうてんのに百里ヶ岳


やはり北山は奥が深いです。まだまだ春山には遠い感じです



2008年 3月13日(木) 洛西オヤジ





 今日は洛西伊達オヤジです。ポンポン山しか行かないオヤジ、啓蟄も過ぎミミズのごとく辺りを見渡し(オヤジはミミズぐらいしか登れなくなったのです。)今後はミミズオヤジです。なるべく人様に迷惑かけない、平日のなるべくこの時期マイナーなコースは、と結うわけで百里ヶ岳に出かけることにしました。

 朝6時我が軽四ベンツでひっそりと出発。ああ余談ですが、我が軽四ロールスがこの4月に車検切れになるのです。7万で購入、二年間修理はおろかパンクさえせずにがんばってくれたんです。車検もう一回受けようか悩んでます。さすがにあちこちガタがきています。オヤジは貧乏なんです、どないしょうー、と結うことで今回のコースです。


(コース)
小入谷府道百里新道登山口−シチクレ峠−県境尾根出会い−百里ヶ岳山頂 そのままのコースで折り返し下山しました。取り付き8時20分山頂12時20分 下山完了16時でした。



 坊村から府道を久多に向かい、途中から古屋梅ノ木線に入りますが、朽木渓流釣りセンター辺りから除雪された雪が道路の両サイドに極端に多くなってきます。この様子では山はまだ相当残っているのかなあーいややなーやっぱりポンポン山にしといたらよかったかなあー、そやけど天気はエエシ、春の訪れが感じられる山里の早朝の雰囲気、ええなあーと車を止めて写真などパチリと余裕のオヤジ。

早春賦の歌でも歌いたくなりそうな、
桑原から古屋の早朝です
登山口は拒絶しています、
ああ〜あ又アイゼンや

 しかし登山口に着くと、案の定、雪が塞いでいます。あ〜あ又アイゼンやなー、雪質は相当重たそうやしアイゼンだけでなんとかならんかなあー、よくみるとうっすらとワカンかスノーのあとが、一週間ぐらい前かなー、物好きやなあー(すんません)そやけどさすがに今日は誰も来られないでしょう。

 ボチボチと、ヨタヨタとミミズ歩きでとりあえずはアイゼンだけで、そやけどまあー重たい雪やなあー、足疲れるなあー ヨタヨタ、ブツブツ、と登っていたら、ズボっと入りこむのです。こんなに重たいのになんで入りこむのやあー、(そらお前の体重が重すぎるのやー)一言もありません。

 ズボズボ踏み込みながら、なんとかP805まで来ましたが、玄海灘で(しょうもないギャグゆうな)ワカンをつけて、ヨタヨタとそれにしても重たいなあー 水分多すぎ靴の中湿ってきたがな、砂浜歩いているような、その上油断してたら、落とし穴攻撃に、はまったら重たいだけに難儀なんです。「お前なあー もうちょっと明るい雰囲気で前向きに登れんかー、見ているほうもしんどなるで」とお叱りの声が、すんません。

P805こらアカンワカンつけなしょうがない、
しゃれゆうてる場合か
そやけどシンドイー イヤヤー、
何とか県境尾根出合

 そやけどシンドイー イヤヤー、何とか県境尾根、根来坂峠の分岐に、冬の百里ヶ岳はここからが最後の急坂に向けて正念場です。雪も深いところと無いところ、極端で雪の鼻が谷にせり出しチョット緊張します。なんとかたどり着いたオヤジ、山頂は雪に覆われなんにも無い、状態、案内板も標識も雪の下です。時刻は12時20分、4時間掛かりました。前回雪の少ない時は3時間は掛かっていなかったと、思いますが、ああしんど、とゆう感じ。展望は、名前のとうり360度なかなかのものですが、風が強く寒いので早々に退散です。

県境尾根から山頂に、えらい恐いがな 山頂は雪だけ、こらまだ相当な積雪やわ

 ちょっと下りたところの大木の根元に風を避けて食事です。おにぎりタイムを済ませ県境尾根の分岐で根来坂峠に向かうか迷ったのですが、時間が読めないので折り返しのコースで降りる事に。結局3時間ほど掛かってしまいましたので、正解かも。下りるのに時間が掛かったのは、落とし穴に2度落ち込み脱出するのに相当時間が掛かりました。一度は斜面だったので身体が下向いてしまいヤバカッタです。せっかく直りかけていた落雪後遺症の50肩(誰が50やね)又ちょっとブリ返しました。

根元にもぐり込んでおにぎりタイム 恐いゆうてんのに雪の鼻先

 チキショウー落とし穴に落ち込むと、ワカン付けていると木に引っかかりなかなか足が抜けないので辛いのですが、皆さんどうされているのでしょう。(落とし穴にはまるのはお前だけや)すんません。そやけど恐いです斜面で身体斜めになってしもて、まあー谷にむかってではなかったのでよかったですが、単独はこんな時辛いんです。

 なんとかヨタヨタと車のところまで降りてきました。やはり北山は奥が深いです。まだまだ春山には遠い感じです。軽四ベンツでトコトコ帰って来ました。市内は雪がこの陽気にあるわけないやろーと生活している人で溢れていました。それにしても車検どないしょうー



                       【 記: 洛西オヤジ 】