親父山歩き報告 (NO.18)
綿向山/鈴鹿


いつものカメラ目線で、この塔には
タイムカプセルが収めてあるそうです。 綿向山で



2008年 1月10日(木) 洛西オヤジ





 あけましておめでとうございます。今年も又鈴鹿シリーズからになりました。はたして滋賀県日野町の綿向山が鈴鹿の山といえるかどうかは微妙なところですが、雨乞岳の前山として又冬よく登られる山として知られているみたいです。


(コース)
滋賀県日野音羽、西明寺駐車場から表参道登山道−一合目から七合目−冬季コース−山頂−イハイガ岳雨乞岳分岐−竜王山コース−竜王山山頂−西明寺駐車場です



 日野町音羽の交差点に綿向山登山口の大きな案内、駐車場も広くもちろん無料、とにかく今回のこのコースは整備が行き届いていてなるほど冬のコースとして人気のあるのがわかります。テープは全くなし、参道といわれるだけあって杉の植林地帯の中を、それこそ定規で書いたようなジグザグの道が続きます。

 三合目あたりで大きな林道に出ました。ちょっと興ざめ、此処までは全く雪のゆの字も無かったのですが、すぐに又ジグザグの道五合目の小屋辺りから、いきなり積雪しかも凍ててよく滑ります。なんやこの演出は、又アイゼン装着、今年はお正月から、武奈、愛宕、とアイゼン着けましたが、今回も又念の為に持ってきたのは正解みたいです。

駐車場からこんな感じで林道が続いていきます こんな看板が、実際は何のこっ
ちゃさっぱりわかりませんでした
定規で書いたような登山道
いや参道か
五合目の小屋、急に雪が
現れます、しかもバリバリ
七合目行者コバ ここから冬だけ
登らせてもらえるみたい

 七合目、ここは昔から行者コバとよばれているところらしく益々積雪が多くなり、通常の参道は止めてあり、横の尾根に冬期コースの案内がその又説明が面白いのですが、(このコースは登山道ではありません。ぶなの自然林を守るため冬季積雪の多い時だけ使用してください)なるほど今は通ってもええのや、これがいままでの植林地帯の雰囲気からぶな林の急坂に成ります。

 足元ではバリバリといてついた雪が音をたてています。それほど深い積雪ではなく所々地面も見えているのですが、アイゼンが無いとやはり歩きにくい状態です。七合目から急坂したおかげで比較的早く山頂に着くことができました。

雰囲気が一変してブナ林に、
でも雪はごらんのとうり
やっと頂上です

 取り付き8時半、山頂到着11時、ヨボヨボ親父としてはこんなものでしょうか、お天気は三月のお彼岸なみの晴天、しかし逆に霞んでしまって、山頂の展望図を見ると鈴鹿の山脈の峰々はもとより北アルプスの山、白山、(富士山は雨乞岳に隠れて見えないとの事)が展望できるらしいのですが、鈴鹿の峰と伊吹山がやっとでした。

 でもしばらくはゆっくり眺めて、目の前の雨乞に一瞬挑戦しようかなと思いましたが、約3時間、往復6時間ちょっと無理や、でも行く人もいるみたいでイハイガ岳から雨乞岳のコースは熊笹が生い茂り、コースがわかりにくいので注意するようにとの案内が。親父は諦めて分岐を竜王山の尾根コースに向かいました。

南の方角 雨乞岳、その後ろに鎌ヶ岳が見えます

 分岐のちょっと手前に(ブナの珍変木でくぐると幸せが)とゆう案内がありました。もちろん親父は2度もくぐりました、しあわせな年になりますように、竜王山コースは午前中の植林が続くコースとはうってかわってブナや馬酔木や芍薬の木などがある尾根コースで、天気もよく良い雰囲気で降りてこられました。

ほんまかいな でも2回潜ったもんねー でっかい送電線竜王山の
コースに立ってます

 途中昼食もまるで春のような日差しの見晴らしの良い岩場で、ゆっくり食べて2時半ごろ元の駐車場に着きました。今回のこのコース最初は、ハイキングコースなみで退屈な植林地帯のジグザグコース途中から雪が現れ、頂上は展望360度のいい雰囲気。そしてブナなどの雑木の中を降りてくると結う、なかなかシャレた演出のお手軽コースでした。

竜王山山頂 まるで春の雰囲気です ここに降りてきました。駐車場まで
林道を約30分で戻れました

 ただ本来はもっと雪の深い状態であろう事は想像できますし、丁度雪を楽しむのに良いコースなのでしょう。そんな時はオヤジなどには無理かも知れません。今回は季節はずれの春日に感謝感謝です。



                       【 記: 洛西オヤジ 】