蛇谷ヶ峰(桑野橋から山頂,ふれあいの里へ)


2009年6月14日(日) くもりのち晴れ  森の旅人M



コース:
桑野橋〜小野峰林道〜林道終点(蛇谷ヶ峰取付)〜猪の馬場〜天狗の森〜反射板〜蛇谷ヶ峰〜ふれあいの里・朽木スキー場分岐〜ふれあいの里・想い出の森分岐〜指月谷(カツラの谷)〜ふれあいの里





 梅雨入りしたものの晴れ間が続くこの頃,久しぶりに比良山系へ出かけました。行き先は比較的お手軽な温泉付コースの蛇谷ヶ峰を選択しました。

 現地は予報と違い思いのほか天気は悪く,蛇谷ヶ峰は霞んで良く見えない。桑野橋から登るために,いきものふれあいの里に駐車してから市道まで下り,さらに桑野橋まで計3.3Kmを歩きました。近くに蛇谷ヶ峰の標識を見つけ林道を進みます。緩やかな傾斜道を歩いて行くと車止めのチェーンが掛かっていました。スギ林の中,コンクリートの林道は次第に傾斜が大きくなり折り返して登っていきます。

 「二本松」の標識があり,よく見るとスギ林の中にアカマツが目に付くようになり,2本のマツが確かに寄り添い空高く伸びています。先を行くと「小野峰線」の小さな標識,周りは完全にアカマツ林になっている。「望岳所」と書いた標識では北に向って展望が開けているが,天気が良くないため武奈ヶ岳が見えない。少し行った先に「きのこ研究所 熊の鼻ヒュッテ」があり,休憩に最適な場所になっている。さらに登るとようやく,蛇谷ヶ峰の標識のある取付に到着。

桑野橋 きのこ研究所 熊の鼻ヒュッテ)
蛇谷ヶ峰登山口 猪の馬場

 林道を離れて山道に入るマツ・コナラ・ヒノキのほか多数の樹木の中を行く。なぜか森に不似合いな鉄塔があり,よく見ると避雷針が上に見える。やがて猪の馬場,進路を左(北東)に取る。こんな早い時間に夫婦連れに会う,装備とスタイルなどから二人揃って健脚と見る。続いてアンテナ塔の脇を通る。歩いていて少し気になることがある,道ははっきりしているのにやたらとテープ類が多い。迷うような道ではないので,自制してほしいものだ。ずっと登りが続いた道も平坦路になる,ヒノキに青テープが巻いて食害防止なのかそれとも別の目印か。その後も登りと平坦路の繰り返しで確実に標高を上げていく。尾根道を東に取り,朽木の町並みが眼下に見えるポイントを通過。しかし,いつまでも上りが続く,空が少し明るくなって木漏れ陽が射してきた。

 アセビで覆われたピークを過ぎるとアンテナ板が目に入る。やがて天狗の森のピークへ,周りはシャクナゲで囲われている。次の坂を上りきった所に反射板があった。関西電力が設置したものらしい,麓からでも目にすることの出来る構造物である。しばらく平坦路を行くと360度見渡せるポイントに出る,この辺りを本峰に対し西峰と熊の鼻ヒュッテ前の表示板に書いてあった。一旦鞍部へ下り,上り返したところが蛇谷ヶ峰の山頂であった。

天狗の森 反射板
蛇谷ヶ峰山頂 朽木方面

 天候もかなり回復し,周囲のガスも取れ始め見通しもまずまず。琵琶湖も見て取れる。先着は全て男性ばかり5人,二人組を除いて他は単独者である。昼食は朽木の町並みが見下ろせる芝地で摂ることにした。二人が寝転んで休憩中である。陽射しがきついが風が強く暑さは感じない。昼食中にも高校生の10人近い団体が到着,一気に賑やかになる。丁度正午前で続々と登山客が上ってくる。いずれもふれあいの里のある北からであり,西の桑野橋と少し遠い南の畑からは誰も上がって来ない。昼食を終えて,山頂を後にする頃には30人近い人となり,人気の程が分かる。

 ふれあいの里へ向って下り始める,すぐに朽木スキー場との分岐。続く谷コース(カツラの谷)と尾根コースの分岐では谷コースを選択。谷に向って一気の下りが続く。谷に着く頃コアジサイが目に付く。

朽木スキー場・ふれあいの里分岐 コアジサイ
カツラの谷 ふれあいの里より蛇谷ヶ峰)

 標識も多く「標高430m,ふれあいの里まで2.0Km」からは平坦路になり歩きやすくなる。途中に通行止箇所があり,急ごしらえのスギ林の急斜面に作られた道は結構負担になる。ようやく戻ってきたふれあいの里も人が多く,駐車場も満車状態になっていました。

 その後,楽しみのてんくう温泉に入り汗を流し,リフレッシュできました。青空も見られるくらい天候も回復しゆったりと帰宅しました。