2009年7月7日(火) 小てつ
小てつがその女性と会ったのは、京都北山最深部、バス利用で日帰りの
できる一番遠いところの山域の頂上だった。
出掛けを引っ張られたものの、見る景色は初めてのもの、ネットで調べ
何度も予習したときに出てきた場所、名物の木などに興奮し、いつもは
そう長い時間はいない山の頂上に、少し長居をしていた時だった。
その女性は、バスで来る方たちの定番コースから現れ、頂上で少し休まれた
かと思うやいなや、早速に立ち上がり先を急がれた。
その足取りの軽さが印象に残った。
きっとその直前に行かれた男性との「デッドヒート」が予想されたのだった。
こちらは途中から車で峠を下ったのに、その女性は全て歩きにもかかわらず、
ふもとの喫茶店には先に着いておられ、テーブルにはコーヒーとビールが、
既に空になっていて、二重に驚いたものだった。
半年ほど経って、ある会でまたその女性とお会いした。なにがしらの話題で、
ふとこんな話になった。
「いつも歩かれているコースの取り付きですが、少し手前のところなら、民家
に遠くて人の目も気になりませんよ。」
と言うと、
「ええ。でも、そこはすぐに山道に入れないでしょ。」
そ、そこまで山道にこだわって、歩かれていたのか〜。と、驚いたのでした。
おばさん山歩き隊のTさんとの出会いでした。
1年前の6月の話
【 記: 小てつ 】
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おばさん山歩き隊のTさんとの出会いでした
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