小てつのよも山話(NO.66)
「小てつの道」


東に走れば祖父谷峠に石仏峠となる訳だ



2009年11月15日(日)        小てつ








「やれる、やれる。小テッチャンなら行けるて・・・。」
「若いうちにやっとかなアカンのちゃう〜・・・。」

 御想像通りの方からの「悪魔の誘い」である。

 最近よも山話に小父さんの登場が少ないなぁと感じておられるだろうか?
 別に小父さんの話ネタが切れた訳ではないのだが、最近小てつは隠密行動を
 とっていて、小父さんとの山行が減っているからかも知れない。
 よも山話に書いてしまえば隠密でも何でもないんだが、実は小てつは例のコ
 ースを狙っているのである。そう「京都一周外回りトレイル」だ。

 小父さんのように、宇宙人ではなく普通の地球人類である小てつだから、鼻
 から1日でまわるなんてことは考えてはいないけど、2日に分けたら何とか
 ならないかと考えているのだ。

 小てつは前から、一年に一度くらいはロングに挑戦している。去年は自宅か
 ら全部徒歩で愛宕三角点をやった。それも丸太町通りを歩くんじゃおもしろ
 くないので、わざわざ北に向いて峰山にあがり沢山連山を縦走して高雄に降
 り、谷山林道から松尾峠、朝日峰に寄り道して首なし地蔵。で、ここで偶然、
 芦屋から来たという美女三人連れと遭遇し、心の中では裏参道40分コース
 に傾いていたところ、案内がてらの竜の小屋から芦見谷、三角点北ルートと
 なったのである。愛宕山三角点についた時には、やってみればできるもんだ
 と思ったものである。
 今年は滝谷から天狗、フカンド山、能見峠をお付き合いさせてもらったし・・
 
 小父さんは水が少なくてすむ冬場にやれと言うが、小てつは暗いのは弱いし、
 今年はもういい。そこで今、来年のために、断片的な下見をしている訳だ。
 2分割するとすれば、丁度「桟敷ヶ岳」を中心に西と東に分ければどうか?
 ループじゃないので「稲妻号」は使えない。しかし、運がいいのか悪いのか、
 岩屋橋行きの京都バスには、Ikomochiさんも乗り継ぎの関係でどうしても乗
 れないと嘆かれる、岩屋橋7時着のがある。それに乗れればなんとかなりそ
 うだ。
 
 とにかく桟敷に駆け上がり、ナベクロ峠を基点にして西に走れば城丹国境尾
 根、東に走れば祖父谷峠に石仏峠となる訳だ。ただこのコース、昔小父さん
 がやったころのように、尾根通しというわけにはいかないのが現状だ。今に
 は今の' 事情'がある。

 西のコースでは、ナベクロ峠から茶呑峠は問題なしでも、その先のナカマタ
 より先は防獣ネットと格闘だし、伏見坂より南は手入れのしていない低木の
 植林があってとても歩けたもんじゃない。それに笠峠あたりは、山主さんが
 入山禁止になさっているし、田尻峠はイバラの中だ。ここはひとつ茶呑峠か
 ら大森に降り、伏見坂を越えて滝又の滝に向かい余野を横切るように愛宕道
 に向かい、おもしろくはないけれど林道を歩くのが時間も読めそうだ。途中
 でヤバそうなら愛宕道でやめれるし、遅くなってしまっても保津峡を目指せ
 ば、JRは遅くまでやっている。

 東のコースでは、魚谷山までさがっても芹生峠まではスイスイなんだが、そ
 こから先の尾根道は、倒された間伐採材がそのままに転がっていて、とても
 突っ走れる状況ではない。ここもおもしろくないが、石仏峠から林道で勢竜
 天満宮をめざし、旧花脊峠から再び山道に入り、花脊峠、一旦キャンプ場に
 降りて百井峠から天ヶ岳に向かったほうが良さそうだ。エスケープは花背峠
 でバスか、鞍馬に向かえばエイデンも遅くまでやっている。


 来春、京都北山にて疲労遭難のニュースがあれば、
 それはひょっとして、小てつで〜す   という話

 
 おばさん山歩き隊のTさん! 
 この' マニアックなコースどり'ならどうでしょう?
 何か行けそうな気がしませんか???



                        【 記: 小てつ 】

西のコースでは
ナベクロ峠から茶呑峠は問題なしでも