小てつのよも山話(NO.58)
「小てつが山で出会った人」


小てつがその御夫婦と初めて会ったのは
京都北山最深部の頂上だった



2009年8月11日(火)        小てつ








 小てつがその御夫婦と初めて会ったのは、京都北山最深部の頂上だった。
 結構長居をしてしまった頂上だったが、直前に発った団体さんと一緒に
 なるのもかなわないと、お昼をしていた別の御夫婦と談笑をしていた時
 だった。

 ガサゴソと、登山道じゃないところから女性、時間をおいてまた男性と、
 登ってきたかと思う間もなく乗り越していく。
 その女性が、

「あの、ちょっと待っていてください。」

 と言い残し・・・。

(なんじゃ、この人らは・・・?)

 と、不思議なまなざしで見おくった。
 すぐまたお二人で帰ってこられた。

「もしかしていつもメールを・・・。okaoka clubです。」

「えっ〜! 初めまして。いつもたいへん失礼を・・・。」

 しどろもどろである。

(何で?今日は日曜日やのに???)

 実は、前日土曜日の天気予報が悪く、山行日をずらされたのでした。その
 ことをメールで知らせていただいていたが、朝、パソコンを開けることもな 
 く出発していた小てつには、まさに青天の霹靂。

「まぁまぁ、あいさつは、そのくらいで。
 それよりこっちに珍しい花が咲いているんで、見にいらっしゃい。」

 と、お昼も終わった御夫婦も一緒に野草観察をさせていただいた。

 一緒に花を見る御主人のまなざしは、

「やぁ、今年もここで咲いていたね。ありがとう。」

 と、言っているみたいに見えたのが、とても印象深かった。


 okaoka 御夫妻との出会いでした。


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                        【 記: 小てつ 】

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