小てつのよも山話(NO.34)
小父さん 掃除する


「どっちが勝つか、根競べですわ。」と小父さん



2009年2月22日(日)        小てつ








「どっちが勝つか、根競べですわ。」

 先日、okaoka clubのメンバーの「森の旅人 M」さんが、皆子山で、
 清掃登山をされてきたという紀行文があった。
 本当に、頭が下がるし、うれしい気持ちになるし、是非、そんな皆子山を
 訪れてみたいと思う。
 
 さて、よも山話に前にも書いたが、小父さんは、仙人のようではあるけれど、
 聖人君子ではない。
 がしかし、時々、まともなこともする。

 小父さんの小屋のある谷は、車道に隣接していて、心無いドライバーによる
 ものだろう、ゴミがひどい。
 昔は、車道にもゴミがひどかったそうだ。

「カーブで、少し小広くなったところがあるやろ、
 ひどかったんや、缶やらプラやら。」

 そこで小父さん、車で毎週通う峠の登り降りのついでに、処分できる分ずつ
 拾ってみたという。
 しばらくは、減ったのがわからないくらいだったが、やはり減っていく。
 あるとき、ついに目につくゴミはやっと無くなった。
 とすると、あれほどひどかったゴミ捨てが、最近、めっきり無くなったとい 
 うのである。
 ここ何年かは、たいして拾わずともきれいなままだとか。

「ゴミはゴミを呼ぶ、言いまっしゃろ。
 ゴミがないと、今度は捨てまへんのや。」

 小父さんの、根勝ちである。
 
 小てつも、全く聖人君子ではないが、せっかく歩く山で、できれば気分
 良く過ごしたいので、「森の旅人さん」や、小父さんを見習おうっと。


 せっかく不必要に大きい、「ぎょうさん入る赤いザック」かついでるんやし
 という話



                        【 記: 小てつ 】

「ぎょうさん入る赤いザック」
かついでるんやし