小てつのよも山話(NO.48)
「小てつ、昇格する 2」


「大木」を見に行くなら、5人位が
丁度良いと思うのだが・・・



2009年5月31日(日)        小てつ








(20人なぁ。限界の人数やろなぁ。)

小てつの独り言である。小てつが思うに、「大木」を見に行くなら、5人位が
丁度良いと思うのだが・・・。
根がダメージを受けると、警鐘を鳴らされている方もいる。まさか手をつない
で幹のまわりを囲むようなマネは、やらないだろうクラブとは思うが・・・。
小てつは、ただ単に共有できる空気感のようなものが、5人位が限度と思うの
である。それ以上はタガがはずれそうな気がするのだ。

でも近年、この北の尾根道に、200人におよぶ団体登山があったのだそうだ。
しかし、20人程度の小グループに分かれて行なわれたと言うから安心した。
主催者の方の配慮と知恵を感じる。

それにしても上天気である。小屋から見る新緑が美しい。木々の葉っぱの色が、
太陽の光を反射しているとは思えない。まるでおのれの存在を主張し、自らが
発色しているかのような迫力だ。こんな日に山行できるとは、誠に運の良い人
達である。
と、上の道路がにぎやかになった。どうやら到着のようだ。

それじゃ出ようと、小父さんと急な階段を登る。小てつが目にしたものは・・・

(おじちゃん、おばちゃんは想像したが、どう見ても就学前のお子様が・・・。
 おおっ、若者が一人背負子を担いでいる、本格的じゃないか。)

「ずいぶん、本格的ですね。だいぶんやっておられるんですか?」

「いいえ。この背負子はもらいもんで、山は今日が初めてです。」

(お、小父さん・・・これでは、ガイドじゃなくて、介護やろ・・・?)


 ガイドとカイゴは、よく似た発音の言葉ですが、意味は全く違います。
 日本語は正しく使いましょうね、小父さん  という話



                        【 記: 小てつ 】

庄兵衛さんにある、たんぽぽの永久綿毛