小てつのよも山話(NO.37)
世にも不思議な物語


Yさんが整備された山道は落葉でふかふか



2009年3月16日(月)        小てつ








「小てつさん、今日、地蔵山に行きませんか?」

 小父さんから、早朝コールである。

「すみません。今日はちょっと予定がございまして・・・。」

 小父さんのお誘いと言えど、お付き合いのできない時もある。小てつは
 今日は、地蔵山とは反対の東方面に用事があるのである。

 他でもない、okaokaさんアップの「扶桑橋〜瓢箪崩山」の紀行文を、山道
 整備でおなじみのYさんに、届けに行こうと思っていたのだ。
 前日急に荒天になり、少し雪も降ったから、ついでに雪のナッチョの様子も
 見てこようと思っていたのである。

 午前中にナッチョをかたずけて、紀行文の印刷紙を持ってYさんのいるだろ 
 う山道をたどる。途中で会った御夫婦に、

「この先に、これこれこう言う山仕事をされている方が、いらっしゃいました
 か?」

 と、訪ねると、やはり少し先にいらして、声をかけられたとのこと。
 御夫婦に、訳を話して紀行文を見せ、ついでにokaoka clubの宣伝も・・・。

「Yさ〜ん。御無沙汰です。」

「え〜っと、どちらさん?」

「2年ほど前に、この山中で話混んで、結局一緒に降りたものです。」

「思い出した、思い出した。でも、何で?どういうつながりや???」

 と、不思議そう。
 話を進めれば、実はYさん自身もokaokaさんとメール交換の経験ありとか。
 okaokaさんとYさんの往復交流なら、いざ知らず、小てつも絡んだ、
 okaokaさん 〜 Yさん 〜 小てつの「不思議な輪ッカ」ができていました。


 あれこれ話しをするうちに、Yさんが、

「北の奥地に大きな木があるそうなんやけど・・・」

(小父さんの、お気に入りの大木のことや・・・と小てつは思った。)
 
「Yさん、小てつは今、そっち方面ばっかりでして・・・」

 そうなると、小父さんの話も出るわけで、

「私、その人知ってるわ。武奈で会った。」

 と、Yさん。

「これこれこう言う風貌で、確か娘さんが一人おられて、奥さんが・・・」

 合致している。
 お二人とも話し好きゆえのことでも、小父さん、山で初対面の人に何をぶち
 まけているんや。

 Yさんと別れた後で、小父さんに確認する。

「今日は、すげないことで、申し訳ないことでした。
 ところで小父さん、○○年の○月に武奈に行った?」

「行ったよ。」

 Yさん 〜 小父さん 〜 小てつの「不思議な輪ッカ」もできてたんやねぇ。

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                        【 記: 小てつ 】

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