親父の山歩き報告 (NO.36)
葛川梅ノ木から武奈ヶ岳 |
2009年 8月26日 (水) 洛西オヤジ 曇のち小雨
こんにちは洛西オヤジです。okaokaclubといえば京都北山、京都近辺の山といえばokaokaさん。そやのにそのホームページにオヤジは遠くの山ばかり報告、なに考えてんのやとお叱りが。もちろんオヤジもホームグランドのポンポン山や、そのほか近郊の山も歩いていますが、okaoka師匠はじめ藷先輩の緻密で斬新的な報告がされる中、行き当たりばったりで地図もまともに読めないオヤジが報告しても、時にはご迷惑かけることにもなりかねません。それ故当たり障りのない、ガイドブックが溢れている有名コースでお茶を濁しております、ご理解ください。前説が長く(いつものこっちゃ)なりましたが、久しぶりに比良行きの報告です。
◆今回の行程です。
そもそも、今回のコースはのokaokaclub懇親会で、T先輩やJ先輩が昔、葛川梅ノ木からワサビ峠に登るコースがあったのだが、最近は余り誰も行かないのでどうなっているのか、と結う話に興味を持ったのが始まりなんです。「へーそんなコースあるのや」しかし、現在どうなっているか、相当荒れているのは想像できますし、恐がりのオヤジは、行きたいなー恐そうやなあー、とビビッテいたところ、おばさん山歩き隊のT先輩が行かれて、報告を載せていただき、喜んで興味深々で読ましてもらいました。 T先輩といえば女性ながら、クラブの中でも、健脚でパワフルな歩きは定評のある先輩です。その方が休み休み登った急坂、又コースも相当荒れてわからない状態との報告、チョットオヤジでは無理かなあーと思いましたが、恐いもの見たさで、マネして行く事に。ただし先輩のように、滋賀県側に降りる余裕はあるはずもなく、坊村に車を停めて何とか御殿山コースで降りる予定で出かけました。 出町始発のバスの先回りして、坊村で待ち合わせ乗り込みます。山行きの人はほとんど坊村で降りましたが、意外と少なく3人ほどでした。すぐに梅ノ木に到着、先輩が書いておられた、しゃくなげ山荘の右からなんですが、判らないのでしゃくなげ山荘の前を通って民家の庭を横切り(不法侵入や)、何とか先輩の書いておられた火の用心の看板がある所に出ました。なるほど薄くかすかに読める三舞谷道と書かれた札があります。
しかし、先輩の報告文読んでなかったら、この取り付きはわからないです。とにかく基本的に三舞谷の川筋を目標に詰めて行きます。取りついてすぐに踏み跡はなくなり、アッチうろうろコッチうろうろ、とにかく谷筋から離れず、もちろん堰等がありすんなりと詰めては行けません。 そのうち比較的歩きやすい、それなりの踏み跡に出合いました。なんとテープも現れたんです、どうも昔のコース跡みたいで、赤、黄色、ブルー、三色もちろんテープを探しながらしばらく進みます。赤色が一番しっかり続きます。
テープに導かれて歩いている間は比較的歩きやすい状態でした。結構続くテープ、そして沢を渡るようにテープは指示して、しばらく行くと突然消えてしまいました。
後は手探り状態で、T先輩も書かれたように急登坂が続き周りの展望は全く利かない状態、先輩が見られたユオウハゲなるガレ場は見えません。登るしかないのですが、これがまー先輩の書かれたそのまま、オヤジなど一歩進んで休みの状態です。おまけに、コバエが汗の吹き出るオヤジの顔や頭に、それも黒だかり「ワーやめてくれ」それにしてもどの方向に登るのが正解なんやろ。 オヤジ生意気にも磁石など取り出し、とにかく東ないしは東北に登れば、御殿山から武奈ヶ岳の何処かの稜線に出るはず、まーそれも自分のいる位置が、はっきり判らないので危ないものですが。登る事3時間近く、T先輩が御殿山にたどりつかれた時間、オヤジはまだ潅木の中もがいています。ただやっと上部に明るい部分が見えてきました。もちろん、このあたり写真を撮る余裕はなく、リュックに挿してあるストックが潅木に引っかかり登るオヤジを悩まします。
腕時計が12時を少し回った頃、はっきりとした空が前方に、やっとこさ出たみたい。果たして御殿山付近か はたまた、ワサビ峠か、なんと、標識が目の前にあります、ワサビ峠ー武奈ヶ岳の表示、西南陵の南端のピークでした。ワサビ峠を挟んでT先輩は御殿山、オヤジは西南陵南端ピーク、まあーどちらもあーしんどと結う感じ。 それにしてもT先輩、さすがと結うか、とにかくT先輩の記事を読んでいなかったら、途中で絶対リタイアして降りていたと思います。その上これからまだ中峠、金糞峠、青ガレ、越えてイン谷からJR比良とは脱帽! オヤジはそのまま武奈ヶ岳山頂に向かい頂上で昼食、到着した時はオヤジだけでしたが、そのうち3人男性が到着、天候は気象庁のオネーサン予報が見事に外れて曇天後小雨の状態、余りの涼しさに一枚着込んでそそくさと食事、顔と耳の先をブトか何かに刺された跡を掻きながら御殿山コースをひたすら戻りました。
小雨が強くならないうちに大きな木のある所までと急ぎ足、なんとかそんなに強く降らなかったので雨具は出さずに降りられました。さて今回のコース昔はもっと行った人が多かったのでしょうか。一番のうたい文句は最短ワサビ峠でしょうか、しかし今はワサビ峠に出るのはなかなか難しい状態です。この強烈コースを敢然とクリアーされた、T先輩に再度脱帽。
【 記: 洛西オヤジ 】 |
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