六甲 摩耶山 698.6m


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掬星台からの眺望は雄大で美しい



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2001 (13) 12.15 (土) 晴れ  哲、章、道





駅 行き 阪急梅田駅 阪急三宮駅 新神戸駅
駅 帰り 阪急王子公園駅 阪急三宮駅 阪急十三駅
コース:
三宮駅〜新神戸駅〜布引の滝〜市ガ原〜天狗道分岐(トゥエンティ・クロスへ)〜森林公園分岐(徳川道へ)〜桜谷出合(桜谷道へ)〜摩耶山〜掬星台〜麻耶山史跡公園〜青谷道〜王子公園駅




MAP



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 山歩きと縁遠い頃、三宮辺りをウロウロしたことはあるけれど、ハイキングのメッカ、六甲の摩耶山ともなれば初めてのこと。どんな所か気になるし、時間があれば帰りに、混雑覚悟でルミナリエに寄ってみようかな。

 章さんと阪急梅田駅で待ち合わせ、神戸線に乗り継ぎ三宮駅で下車。新幹線の新神戸駅へ「あっち こっち」と、気がつけば遠回りしながら到着。駅の下をくぐり、山側に出るとすぐ登り坂が始まり砂子橋を渡る。やがて布引の滝(雌滝)が見えてくる。滝は上流より雄滝、夫婦滝、鼓ガ滝、雌滝の4つを総称して、布引の滝といわれる。駅の裏、数分の所に滝があるのにも驚いたが、滝の横に民家があるのにはもっと驚いた。これって夏場は、自然の冷気とマイナスイオンで暑さ知らずなのかしら。

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雄滝は高さ43mのスケール 布引貯水池に沿って歩く

 上流の雄滝は、高さ43mでスケールが大きい。哲郎が「これが 困るんだよなぁ」と、デジカメに入り切らないとぼやいている。少し干からびた布引貯水池に沿って歩くと数件の茶店がある。窓を通して、お茶を飲んでいる人たちが見える。そして左下には、バーベキューが楽しめる広い河原の『市ガ原』がある。

 摩耶山へは@天狗道 A地蔵谷 B 黒岩尾根 Cトゥエンティ・クロスの4本の登山ルートがあるが、今日はトゥエンティ・クロスから登る。哲郎が選んだ理由の一つに、清流コースで『トゥエンティ・クロス』 《二十渡渉》も実際にはないが気に入ったらしい。しかし、飛び石は歩き易いよう綺麗に並び、清流の横を歩くだけ。「こんなんじゃ 面白くない」と言い出し、途中から河原の中を歩くはめに。ああーあ わざわざ石がゴツゴツした所を歩くなんて・・・! また、4つのコースのうち一番遠回りな分なだらかなはずだが、砂防堰堤を何度も高巻くので急登が随所にある。

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歩きよく綺麗に並んだ飛び石 わざわざ石がゴツゴツした所へ

 森林公園の分岐でトゥエンティ・クロスは終わり、道は徳川道と改まる。どの道もよく整備され歩きやすく、とにかく明るく。また地図を見なくても、分岐にくれば必ず標識があるので迷いようがない。京都北山なら地図・目印テープが頼りなのに。そういえばここの木々には、ほとんど目印テープが見当たらない。

大きな石のごろごろした桜谷出合を 右にとり摩耶山を目指す。影のせいか気温がすっかり下がり、霜柱・水の落ちている所がつららになっている。いやになるほどの急登が終わり、『産湯の井』が見えてくると山頂もすぐだ。

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トゥエンティ・クロスから徳川道へ 霜柱や、つららになっている。

 車道に出ると「三角点は 何処だ何処だ」と二手に別れ探し始める。章さんが掬星台少し西で、鳥居のそばにあるひっそりとした三等三角点を見つける。折角登ってきた山頂が観光地になっている。少々興ざめぎみ。掬星台からの眺望は雄大で美しいが、寒い。「ヒューヒュー」と、吹きさらしの風が3人の顔にまともにかかる。「ううっ 寒むぅ〜」「もう ええし 早よいこうな」と、眺望はほどほどに。とにかく長居は無用だ。冬場に来る物好きな観光客はと見渡すと、これが2、3人いる。

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ひっそりとした三等三角点 天上寺跡から階段・階段で山門へ

 下山は摩耶山史跡公園に下る。天上寺跡から階段・階段。山門を出て上野道との分岐を青谷道へとっても階段・階段。もうすでに、章さんの膝は笑っているらしい。階段が終わると、一種独特な雰囲気の滝の修行場が幾つもある。

 突如、神戸の街並みが現れ、民家の壁に『登山者の方は 静かに 通って下さい』『登山者の方は 無言で』とかの張り紙がある。ここでは決して「静かに 通らな あかんで」と大声で言ってはいけないのだ。息を止めて静かに静かに通ろう!!

 阪急王子公園駅から阪急三宮に行く。ルミナリエ点灯まで十分に時間がある。今日はハイキング、ルミナリエと2倍楽しめるが、やっぱり京都北山が恋しくなってきた。



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いと高き所に、栄光が、
神にあるように。
地の上に、平和が、
御心にかなう人々にあるように。

ルカ【 2−14 】
神戸ルミナリエ


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