焼杉山 717.6m


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大原と水井山・横井山



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2002 (14) 1.26 (土) 曇りのち雨  哲、道





駅 行き JR京都駅  京都バス・大原バス停
駅 帰り 京都バス・大原バス停 地下鉄国際会館駅前 
   JR京都駅
コース:
大原バス停〜古知谷阿弥陀寺〜最初の鉄塔〜3つ目の鉄塔〜岩屋谷・小出石との分岐〜焼杉山〜東コース寂光院〜寂光院道分岐〜寂光院〜大原バス停




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 今日の天気予報は午後から雨模様。何とか帰るまで、もってくれればいいのだけど。北山・周山方面『小野郷』に出かける予定が、数分違いでJR京都駅発のバスに間に合わないのが判り断念。「あかんあかん 何処にしよかぁ」と、車中で地図を広げつつ「ここしか 間に合わへんで」とあたふた決めたのが、大原三山の一つ『焼杉山』。以前、P〜子さんとのメールのやり取りで、『当日の車中で地図を広げて決めるなんて、何てロマンがあるのでしょう! これこそ、旅の極意!?』って書かれていたけれど。P〜子さん、この情景からロマンが感じられますぅ〜!?

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色鮮やかな南天 珍しい白南天

 JR京都駅から京都バスに乗り、大原バス停で下車。バスの進行方向へ40分ほど歩くと古知谷(こちたに)バス停がある。直通の『小出石行』はJR京都駅から発車していないので、歩くのも仕方がない。高野川沿いを歩いていると、民家の庭先に色鮮やかな赤い南天、珍しい白南天も見える。下を見れば宝石を散りばめたように輝いているコバルトブルーのジャノヒゲもある。これが本当の宝石だったら、どんなに嬉しいでしょうに! まあ、これで作った首飾りぐらいが、分相応なのかも知れないけれど。

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キラキラとジャノヒゲ 古知谷 阿弥陀寺の境内へ

古知谷バス停に着くと、紅葉で有名な阿弥陀寺の境内から、右手『焼杉山』の標識に従い山道に入る。左手に谷川を見ながら登ると、最初の鉄塔が見えてくる。坂の途中で、「こんな所に イワウチワの葉が群生している」と驚き感心。焼杉山には以前に登ったことがあるのだけど、全く知らなかった。嬉しいことに季節外れの一輪が、小さな小さなピンク色の花を付けている。また、イワナシのつぼみも見つける。一歩一歩がドキドキ・ワクワクするのも春の予感のせいかしら。後ろを振り返ると比叡山の延長の山並みと、ゴルフ場が箱庭のように見える。

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イワナシのつぼみ 大原パブリックコース

 3つ目の鉄塔で、3人連れがコンロで食事をとっている。横目に我々はガマン・ガマンと先を急ぐ。やがて尾根道に入るとシャクナゲが目立ち始める。花芽はどうかと探してみるが、もうひとつのようだ。ただシャクナゲがある所には必ずと言っていいほど、イワウチワの葉がある。峰床山でもそうだったが、これはバンドルセール、いえいえバリューセットかな。『岩屋谷・小出石』の分岐を左に進むと、いくつかの急坂が連続している。また、道も不明瞭なのでテープを確認しながら進む。最後のピークを登りきると三等三角点のある山頂に着く。展望は天ケ岳、皆子山、比良山系などが望める。

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いくつかの急坂が連続している 三等三角点のある山頂
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東コースへ進む

 じっとしていると身体が冷えてくるので、おにぎりを食べ終え早々に下山する。寂光院に下りるには西コースと東コースがあるが、以前は、西コースをとったので今日は東コースをとる。すぐに雑木林の急な下りが始まる。とにかく下る下る。ちょっと平坦な道で一息つくと、今度は杉林の中を下る下る。坂道を転がるように、とにかく早い早い。

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東コースは急な下りが多い 寂光院もひっそりと

水の音がかすかに聞こえ始めると、谷川の流れが見えてくる。山道は林道となり10分ほどで『天ガ岳を経て百井峠へ』と書かれた、西コースから下山道と出合う。川は右に左にかわり、右手の『金毘羅・江文峠』の分岐を見送り、山頂から1時間も経たないうちに寂光院に着く。東コースは西コースよりも、かなり最短距離なので時間が短縮される。ただ、かなりの急坂があるので足元に充分注意が必要だ。

 大原界隈は紅葉時の喧騒もなく観光客もまばらだ。春を待ちつつ閉めている土産物屋もある。たまには、静かな大原の里もいいものだ。



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もみの木も、レバノンの杉も、
あなたのことを喜んで、言う。

イザヤ書 【 14−8 】
一輪だけの小さな小さな イワウチワ


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