比叡山(キララ坂〜大比叡〜本坂道)//北山


 
今年は出遅れた比叡山の紅葉見物登山
鷺森神社が丁度見頃なので曼殊院は終わりのようだ


2011.12.05 (月) 晴れ(山中は雨)  哲、道

行き:京都駅前バス停8:05 − 修学院駅前バス停(京都バス)
帰り:JR比叡山坂本駅13:44 = JR京都駅(新快速)


コース:
修学院前バス停〜鷺森神社〜曼殊院〜キララ坂取付〜水飲対陣之跡石碑〜【トレイル70】赤山禅院分岐〜【トレイル73−1】分岐〜アンテナ〜ロープウェイ下〜スキー場跡〜山頂駐車場〜△大比叡〜阿弥陀堂〜根本中堂〜比叡会館(本坂コース)〜亀堂〜大宮谷林道分岐〜日吉大社〜JR比叡山坂本駅

注意:
◆八瀬からの叡山ケーブルやロープウェイは12月5日から冬季運休中です。エスケープには坂本ケーブルを利用してください。









 「比叡山の紅葉見物まだやった!」と昨年より2週間遅れで出かけることにする。朝目覚めると、雲ひとつ無い天気「紅葉見物にはもってこいだ」と出かける。「今日は夕方、歯医者の予約がある!」と道子、昨年より30分早いバスに乗る。

 秋の京都観光も終わったのだろうかバスに観光客はいない。修学院駅前バス停で降り東へ歩いて行き、鷺森神社の大きな石碑で白川通りを渡り鷺森神社へ向かう。神社の鳥居を潜ると真っ赤な紅葉が続き「丁度見頃や!」と奥へ進んで行く。突き当たって右に折れ森を抜け曼殊院へ向かう。

神社の鳥居を潜ると真っ赤な紅葉が 右に折れ森を抜け曼殊院へ向かう

 「あ〜、ヤッパリ!」と曼殊院の紅葉は終わりかけている。曼殊院の紅葉は鷺森神社より1〜2週間早いのだ。「暑くなった!」と、ここまで少し登って来たので小休止しながら上着を脱ぐ。先ほどから曼殊院の裏山付近の低空でヘリコプターが舞っていて、余りにも長時間なので「遭難?比叡山で?」と思ってしまう。

 曼殊院から武田薬品の畑に実っているサンシュユの赤い実を見ながらキララ坂の取付へ向かう。きらら橋を渡ると比叡山方面の山々、「今日は綺麗だ」とキララ坂を登り始める。

「あ〜、ヤッパリ!」と曼殊院の紅葉は終り きらら橋を渡ると「今日は綺麗だ」

 取付から急な道を歩き始める。修学院離宮沿いに細い溝状の道が続くが、今日は平日で他に登山客がいないのでマイペースで登って行く。ポツリポツリと雨が降り出し「え!何で雨なの!」と言いつつ急いで登って行く。

 標高差200m登ると穏やかな道に変わるが、雨がきつくなり、雨具とザックカバーを取り出す。左右の谷の紅葉を楽しんだところで、銀閣寺からのトレイル道(水飲対陣跡)に出合う。

修学院離宮沿いに細い溝状の道が続くが トレイル道(水飲対陣跡)に出合う

 すぐの送電線直下から京都市内を望むと日が差していて、この付近だけ降っているようだ。ここから叡山ケーブル駅まで、だらだらと登って行くが、今日は所々で紅葉が目を楽しませてくれる。と言っても小雨が降っているので快適とはいえない。

 そのうち雨も上がり「暑い!」と雨具を脱ぎ登って行く。【トレイル73−1】分岐にきて、今日は右にとり新しいトレイル道を進む。植林地の中を登って行くと通信設備に出合う。左は叡山ケーブル駅へ、右はスキー場跡から山頂へ向かっている。右にとり山頂へ向かうが、丸太の階段が延々と続く。

【トレイル73−1】分岐で右にとり 丸太の階段が延々と続く

 ここで登山者に出合う。平日の雨の中「ご苦労さんです」。登山道にはお地蔵さんもあり、この道が古道ということが分かる。階段を登り切りロープウェイの下を潜るとスキー場跡に出合う。

 分岐を右にとり山頂駐車場へ向かう。冷たい風を受けながら登り着いた駐車場、広くてヒッソリした駐車場の中に1台の車を見る。

スキー場跡に出合い右にとる 山頂駐車場の中に1台の車を見る

 山頂駐車場の北側を進んで行くと大比叡へ向かう道がある。この道は山頂の通信設備へと続いているが、途中で細い山道を進み折り返し一等三角点のある大比叡山頂に着く。チョット高い所にある三角点を降りると「チリン!」と鈴が鳴り、二人目の登山者に出合う。

 貯水槽の横を通りTVアンテナの横を下って行くと、広い道に出合いNTT通信施設に突き当たる。この左端に道があるので、道なりに下っていくと東塔へ行くことが出来る。

貯水槽の横を下って行くと NTT通信施設の左端の道を進む

 植林の中を下って行くと「智證大師御廟」の石柱の前で道は左に折れる(真っすぐ細い道を下って行くとお墓に出合い、奥比叡ドライブウェイを横切り無道寺バス停を通って坂本ケーブル駅へ)。杉の大木が並ぶ道を下って行くと朱色の阿弥陀堂の裏に降り立つ。

「智證大師御廟」の石柱の前で左へ 朱色の阿弥陀堂の裏に降り立つ

 11時30分、「今日は早く着いた」とパラパラの観光客に混じり、根本中堂前にある鶴喜そば屋さんへ向かう。840円のそば定食を頼み「しまった!」と、オニギリがあったのを思い出す。結局オニギリも食べ、BEERも頂いてお腹一杯の哲郎。

 まだ時間に余裕があるとケーブルで下るのをやめ、「食後の運動をしなくては」と本坂道を下ることにする。比叡会館の横から下る本坂道、最初は急なコンクリートの道が続くが亀堂まで来るとコンクリートは終わる。所々で紅葉を見ながら快適に下って行く。送電線の鉄塔を過ぎると坂本はもうすぐである。

紅葉を見ながら本坂道を下って行く 名残のモミジと石垣を楽しみながら

 日吉大社への石段を下る途中で、流れ出る水で後始末。いつものように体育授業だろう学生達が石段を駆け上っていく。二人は名残のモミジと石垣を楽しみながらJR比叡山坂本駅へ向かう。








地が芽を出し、
園が蒔かれた種を芽生えさせるように、


【イザヤ 61−11】
サンシュユの赤い実