ポンポン山周辺散策(出灰〜善峯)//京都西山
2011.10.01


 
ポンポン山周辺は植林が多いが
雑木林に出合うと何故かホットする


2011.10.01 (土) 曇り時々晴れ 哲、道

行き:JR高槻駅北バス停 7:51 −(高槻市営バス)− 出灰バス停
帰り:善峯バス停 14:24 − (阪急バス)− 阪急東向日駅
コース:
出灰バス停〜せせらぎの里〜ポンポン山出灰登山口〜大原野森林公園出灰入口〜西尾根出合〜大原野森林公園案内所〜東海自然歩道出合〜杉谷〜善峯バス停

注意:
◆高槻市営バスは曜日により時刻表が大きく変わります。また善峯バス停は冬季閉鎖され、小塩発になります。いずれもバス時刻を確認の上お出かけ下さい。







 「この週末は雨」という予報で予定していなかった山行き、天候が急変し何処かに出かけようとするが、「ムカゴ採りに行こう!」と道子。結局京都西山周辺を散策することになる。

 早朝の高槻駅北口から二料行きのバスに乗る。登山客は10名程度で、男性一人とともに出灰で降りる。今日は舗装道を歩くので準備もほどほどにして、早速出灰川沿いを歩き始める。

カンバンが賑やかな出灰バス停 早速出灰川沿いを歩き始める

 まだモミジはアオアオとしているが、川沿いに続くヤマアジサイは花が終わっても綺麗なガクが残るのが良い。集落の中で「これ、何だ?」と哲郎は黒い実(どうやらシロヤマブキの実のようだ)を見つけデジカメを覗いていると、年配のお母さんが声を掛けてくる。

 「昔は田んぼの畦にキキョウやササユリがたくさん咲いていた」とか「自転車に乗って亀岡まで買い物に行った」とか出灰の云われや一休さんの話まで続くが、お喋りしたいのだろうと、二人は足を止め耳を貸すことにする。

枯れた花も綺麗なヤマアジサイ 「これは何だ」と覗き込む哲郎
シロヤマブキの実のようだ

 15分も話し込んだろうか「そろそろ」と彼女と別れて再び歩き始める。目の前にたくさんのムカゴを見るが、集落の中では収穫をやめ通り過ぎる。谷沿いには白や紫の野菊や、ゲンノショウコ、アキノタムラソう、アキチョウジ、アザミ等の野草が続きそれを見ながら進んで行き、ムカゴを少しずつ補充する。

いつもの所で咲くツリフネソウ この野菊はヨメナ?
この野菊はシロヨメナ? ゲンノショウコが続く

 次の集落では立派なクリを見るが、栽培してあるのでただ上を見上げながら通り過ぎる。畑のオクラ、いつも見る緑色の実の横に赤い実を見る。集落を抜けたところに栗の木があり、こちらはちょっと小ぶりだが、たくさん路上に落ちているので、イガからクリの実を取り出す。

赤と緑のオクラが並んで エゴノキの実
アキチョウジ アキノタムラソウ

 橋を渡ると、大原野森林公園入口に出合う。通り過ぎ先を行く道子を呼び戻し、ここから森林公園案内所へ向かう。「ちょっとだけ」と思った道は大きく巻いてどんどん登って行き、やっとポンポン山への西尾根に出合う。久し振りに西尾根を下り案内所へ向かい、早い昼食とする。

大原野森林公園出灰入り口 西尾根を下り森林公園案内所へ向かう

 昼食後は東へ下り、善峯へと向かう。たくさんのアケボノソウとこれまたたくさんのアケビを目にする。アケビは山で見るミツバアケビではないので果実は紫色ではない。

ジャコウソウ 哲郎の好きなアケボノソウ
アケビの実がたくさん ツルニンジン

 東海自然歩道に出合い、杉谷の集落で生シイタケを買い、「今日はスキヤキにしよう」と言うことになる。杉谷から急坂をジグザグに下り善峯へ向かう。春はシャガが美しい斜面に、秋はヒガンバナを見て善峯バス停に着く。駐車場にある売店に650円で売っているムカゴを見て、「何や、売っているやん!」と哲郎。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
ヒガンバナは密集していない方が綺麗