大文字山(安祥寺林道〜銀閣寺)//東山
2012.12.25


 
安祥寺林道から防火管理道へ進み北端にある
防火貯水池の右端から植林地を登る


2012.12.25 (火) 曇り  哲、道

コース:
JR山科駅 8:00〜トンネルを潜り北側へ〜毘沙門堂〜後山階陵遺跡分岐〜ゲート@〜ゲートA(E−0)〜安祥寺林道〜堰堤(防火貯水池)〜防火管理道分岐(E−5)〜林道北端(防火貯水池)〜植林地の踏み跡を登る〜京都トレイル【44−1】手前10m〜【44−2】〜【45】〜△大文字山〜大文字焼火床〜11:00 銀閣寺









 年末はなにかと忙しいのは何故だろう。そんな合間を縫って近郊の山へ出かけることになるが、年末はいつもの大文字山とする。出勤のサラリーマンに混じってJR山科駅で降りる。

 スターバックス横のトンネルを潜り駅の北側に出る。右にとり線路沿いを進みガード下の道に出合ったところで左に折れ毘沙門堂へ向かう。

 大きな家が並ぶ閑静な住宅街、家は新しくなっているが古い石垣に咲くタツナミソウを見る。毘沙門堂に突き当たり、左の川沿いの道を進む。

スターバックス横のトンネルを潜り 毘沙門堂に突き当たり、左の道へ

 駅の温度計は0℃を示していたが、山裾の道は暗く、余計に寒く感じる。蕎麦屋さんを過ぎたところで分岐に出合う。分岐に「後山階陵遺跡」の石柱が立っている。右にとれば心地よい谷コースを進み大文字山へ行くことができる。

 今日は左の道をとり安祥寺林道を詰めて行き大文字山へ向かうことにする。ゴミ袋を下げたおばさんが通り過ぎていくが、この奥までゴミ収集車は来ないのだろう、「大変だな〜!」。

 民家を過ぎると右手に林道ゲート(MAPゲート@)を見る。このゲートは「安祥寺林道段野谷線」とあり、前回登った尾根コースに沿って登って行き、最後は今日歩く安祥寺林道につながっている。このゲートを右に見て先へ進む。

「後山階陵遺跡」の分岐 右手に林道ゲート(MAPゲート@)

 少し進むと右手に「安祥寺上寺跡」の石柱を見る。ここは大文字山への尾根コース取りつきでレスキューポイント【D−0】の表示を見る。ここを過ぎると前方に再び林道ゲート(MAPゲートA【E−0】)が見えてくる。ここが目的の安祥寺林道の入口である。

尾根コース取りつきを通り過ぎる 前方に再び林道ゲート(MAPゲートA)

 ゲート横を侵入し日の当たるところで準備する。といっても今日はハイキング、スパッツをつけ、服を調節してすぐに歩き始める。林道は緩やかで谷沿いを心地よく登って行くが、途中からコンクリート舗装に変わり「さすがに国有林!」と哲郎。

 左手に堰堤を見た後、右手に立派な堰堤とその前にこれまた立派な国有林の案内板を見る。これによるとこの堰堤は防火貯水池となっていて、貯水池はこの国有林内に3箇所あるようだ。

右手に立派な堰堤と案内板を見る 立派な国有林の案内板を見る

 案内板を過ぎるとすぐに林道分岐(レスキューポイント【E−5】)に出合い、右に折れていく未舗装の林道を見る。この林道は先ほどの案内板によると「防火管理道」だそうで、右にとる。斜面を巻きながら登って行く林道からは、右手に尾根コースの山々が見える。

 この道にもレスキューポイントの表示があるので、ハイカーがよく歩いているようだ。谷筋のくぼんだ所にマークをみるので、ここからすぐ西に平行する日向宮からの京都トレイル道に抜けられるようだ。

林道分岐【E−5】から右へ 右手に尾根コースの山々が見える

 やっと林道の北端に着く。奥のほうに堰堤を見てその手前にベンチと国有林の案内板を見る。ここも防火貯水池となっているようだが貯水量は少ない。林道を右手にちょっと通り過ぎたところにレスキューポイント【C−9】を見る。

 ベンチで小休止するが国有林なので「火気厳禁」とある。ここから道があってもなくても尾根まで詰めていく予定であったが、堰堤の右手に階段が作ってあり登山道があるようだ。早速ここから登って行くと、小さな谷を渡り植林地の中のシッカリした道がジグザグに続く。

林道北端の堰堤の右を登る 小さな谷を渡り植林地の中を登る

 シッカリしていた道も登るにつれ薄くなるが踏み跡は続く。しばらく登ると上のほうが明るくなり、堰堤から10分で京都トレイル道に出合う。右手10mのところに京都トレイル【44−1】の標識を見るが、ここから安祥寺林道へ下るときは進入口が分かりにくいので注意が必要だ(下山時:【44−1】を10m下ったところの木の杭付近にある薄い踏み跡から下山する)。

10分で京都トレイル道に出合う 京都トレイル【東山44−1】10m下

 トレイル道を登って行くと、山科からの谷コース・尾根コースからの尾根道に出合う(【44−2】)。ここから北にとり大文字山へ向かう。薄らと雪が積もった雑木の尾根を進んでいくとトレイル【45】に出合い、一登りすると△大文字山に着く。霞んだ京都市街地をちょっと眺めて、大文字焼きの火床へ向かう。

トレイル【45】に出合い、一登りする △大文字山に着き霞んだ京都市街地を

 心地よい雑木道を下って行くが、朝早いせいか出合う人は例年より少ない。20分足らずで火床に着き「大の字」の中心に下り京都市街地の展望を楽しむ。といっても「今日は寒い!」とすぐに銀閣寺へ下ることにする。

 学校の行事なのだろうか、「わあ〜!」とたくさんの子供たちが登ってくる。この大パノラマを見て、皆「すごい!」と言っているので、彼らは近所の学校ではないようだ。だらだらと下って行き、湧水でスパッツとストックを洗い11時に銀閣寺に降り立つ。

山頂から20分足らずで火床に着き だらだらと銀閣寺へ下って行き

 チョット早いが「もう、やっているだろう!」と「おめん」に寄り昼食とする。うどんを頂いた後は、「今日は歩き足りない!」と蹴上まで歩くことにする。哲学の道は冷え冷えしているが観光客が次々にやってくる。でも話している言葉から、多くのひとはChineseのようである。

「おめん」に寄り昼食とする 哲学の道は冷え冷えしている

 永観堂から南禅寺を通り、初冬の京都を楽しみながら地下鉄「蹴上」駅へ向かう。








木には望みがある。
たとい切られても、
また芽を出し、
その若枝は絶えることがない。


ヨブ記 【14−7】
ミツマタの蕾