比叡山(滋賀里道〜一本杉〜比叡アルプス)//北山 2012.07.21 |
心地よい雑木の尾根が続く比叡アルプス |
2012.07.21 (土) 曇り時々雨 哲、道
コース: JR大津京〜近江神宮〜西大津バイパス下〜滋賀里道出合〜百穴古墳〜志賀大仏〜金仙滝〜堰堤から長い階段を上がる〜壷笠山からの尾根道出合〜夢見ヶ丘〜堰堤広場〜ロテルド比叡分岐〜ドライブウェイ券札所〜一本杉〜叡山閣〜中継所ゲート横から進入〜比叡アルプス〜P543〜P383を右に巻く〜無動寺川出合〜堰堤〜地蔵谷バス停
注意:
・JR大津京から滋賀里道へは複雑な道のりなので東海自然歩道のコース案内を参照してください。 ・滋賀里道へは京阪石山坂本線「しがさと」駅からすぐなので、こちらからだと分かりやすい。 ・地蔵谷バス停から無動寺川沿いの道は、川の中を歩くため増水時通れません。 今日は「グンナイフウロでもみよう!」と伊吹山へ出かける予定であったが、天候不順で落雷の恐れがあるので中止する。それではと「近郊の比叡山しよう」と言うことになる。最近読者から頂いたメールの中に「比叡アルプス」という言葉が出て来たので、久し振りだと一本杉へ出かけることにする。 コースは12年前に出かけた、JR大津京(西大津)から東海自然歩道を登り、ロテルド比叡から地蔵谷へ下ることにする。 【JR大津京から滋賀里道へ】 JR大津京で降り西へ進み、京阪石山坂本線下を潜ると広い道の交差点に出合うので、この道を右にとり北へ進む。突き当たったところが近江神宮の森で左にとり近江神宮へ向かう。
駐車場まで来ると右にとり近江神宮の階段下を横切る。ここに来て初めて東海自然歩道の標識を目にする。ここから「⇒近江勧学館」という標識に従って進むと車道に突き当たる。
東海自然歩道はここで、車道に出ずトンネルを潜る。「トンネルってどこ?」と思うほど分からなかったが、右隅に標識と小さなトンネルの階段を見る。トンネルを抜けると民家の中の細い道に出て、これを左にとり北上する。 町の中なので、東海自然歩道の大きな標識は無いが、民家の塀に小さな標識を見る。「南滋賀町廃寺跡」の横を通り突き当たったところ(南志賀一丁目12)で右に折れ、すぐの四辻(南志賀二丁目9)を左、突き当たったところで左にとり次の角を右(北)へとる。
進んで行くと田畑が見えて来て明るくなり、左手の山裾にバイパスが見えてくる。広い道に出合うと横断し、前方にバイパスを見ながら川沿いに進みバイパスの高架下を潜る。 住宅地に出合うと右手の川沿いの道をとり「百穴古墳群」の標識に従う。途中で道は分岐し川から離れるが北へ道なりに進むと滋賀里道(滋賀里一丁目24)に出合う。
【滋賀里道から一本杉から比叡アルプス】 「やっと滋賀里道や!」、JR大津京駅から1時間もウロウロしたことになる。町の中の迷路のような道を歩くのは面白いが、歩きたくない人は京阪「しがさと」駅から滋賀里道に取り付くと良い。滋賀里道を左にとり山の方へ歩き始める。 民家も終わる頃、「百穴古墳」の標識に出合い、橋の上で山への準備をする。東海自然歩道は「崇福寺跡⇒」へ向かって川沿いを歩く事になる。
歩き始めると、すぐに志賀大仏に出合う「いつ見ても立派や!」と言うが12年ぶりである。今日は高温多湿、こんな時は谷沿いが助かる。時々顔を洗ったりタオルを濡らして首に巻く。 途中志賀峠への分岐に出合うが右の谷沿いの道をとる。周囲はだんだん山らしくなり、切り立った崖にはイワタバコも見る。右下に小さな滝を見て「金仙滝って、これ?」と思うほど小さいのである。
谷間も狭くなり、たくさんの堰堤を見ながら歩いて行き、大きな堰堤に出合った所で林道は終わる。「こんなたくさんの堰堤あった?」と様変わりした谷を見る。平成15年とか16年とあり、これらの堰堤は新設されたようだ。 堰堤横を登ったり谷を渡ったりし、最後の堰堤を登った所で小休止していると雨が降り始める。通り雨のようですぐに上がり、稜線へと登り始めるが、いつまでも続く階段に二人は閉口する。
標高差50m以上登った所で壷笠山からの尾根道に出合う。右にとり柵が続く道を標高差100m登ることになる。夢見ヶ丘着き、北の谷に下りて行くのだが、これがまた標高差50m以上下ることになる。 ジグザグの階段を下りていき堰堤広場に降り立つと雨が降ってきたので、11時前だが昼食とする。今度は大粒の雨、大木の下に移動し堰堤のコンクリートの上でオニギリを食べる。
雨が上がったところで、東海自然歩道を西へ桜茶屋方面へ歩き始める。谷沿いの道から支尾根を登り始めると、「あっ!」と道子、目の前に階段が見えてきたのだ。立ち込めてきたガスで、その階段は延々に続いているように見える。二人は黙々と登り始めるが、昼食地点から標高差100m以上登ることになり「こんなにキツイコースやったの?」と二人の記憶には残っていなかったようだ。 穏やかになり、もうすぐ桜茶屋のトンネルと言う所で「←ロテルド比叡」の標識を見る。「あっ!そうか!」と以前ここから一本杉へ向かったことを思い出す。
左にとりドライブウェイ沿いに進むとガスの中にドライブウェイの券札所が見えてきて左手にロテルド比叡を見る。券札所を過ぎロテルド比叡の入口の前でドライブウェイを横断する。駐車場を道沿いに進んで行き細い道へ踏み入ると登仙台駐車場にきて奥へと進んで行く。ここは展望が良いのだがガスの為何も見えない。
「ここや、ここや」と一本杉と叡山閣を見て昔を思い出す。叡山閣は立入り禁止とあるが、ここは通していただいて中継所の入口に来る。ゲートの右端に小さな道があるのでここを進入する。ここが比叡アルプスの入口で、中継所の建物を巻くように裏へ回る。
途中、北への支尾根があるが、比叡アルプスはその先の西への尾根である。さっそく尾根を歩き始めるが、雑木が続き心地よい。そのうち尾根は南西に向きを変え少しずつ下って行く。道はハッキリしているものの分岐が多く迷ってしまいそうだが、ハッキリしたほうを選んで行けば良い。2箇所ある大鳥居への分岐には標識がある。
標高480mで送電線の鉄塔にであう。前回来たとこは鉄塔を見なかったので、ここまでに手前の分岐で無動寺川へ降りたのだろう。先ほどから、「少し登ったピークから、細い尾根を下り、分岐に出合う」というパターンの繰り返しで、このコースは現在地が分かりづらく迷いやすいようだ。。
標高が低くなると花崗岩のざら目の地面が増えてきて歩き憎くなる。P383まで来ると県境尾根と別れ、P383を右に巻いて行く。支尾根を下り小さな支流を渡り植林地を下って行くと無動寺川に出合い川沿いを歩いて行く。そのうち右からの道に出合うので、ここが比叡アルプスの登山口のようだ。
「あ〜やれやれ!」と、後はこの道を地蔵谷バス停まで歩けば良いと思っていた二人は、突然川に突き当たり目の前で道は消える。左右の斜面に歩けるようなところは無く、結局川の様子を見ることにする。川の水は増水で濁ってはいるが、砂の上に足を置くと余り沈まず「歩ける!」と言うことになる。登山靴でギリギリの水位なので、川の水位の低い所を探しながら歩いて行くと堰堤が見えてくる。
堰堤の右岸にフェンスが見えてきたので、そこへ登って行くと、その先に道が続き、またまた「やれやれ!」の二人。と言う間もなく雨がきつく降り出したので慌てて傘を取り出し川沿いの道を歩き始める。 すぐに車の音がしてきて車道に出合う。13時30分だ、バス停は目の前で14時09分のバスがあるが、服やザックは濡れていて着替えるところも無く「どうしよう!」と言うことになる。帰宅が遅くなるのが嫌な二人だが、結局目の前のラジウム温泉の不動温泉とやらのお世話になることにする。
古い温泉の玄関に着くと、登山靴とストックを見る。どうやら我々と同類の方がいるようだ。温泉につかり頭を洗い、着替えた後は冷たいビールを飲みながら次のバスを待つことになる・・・。
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