比叡山(キララ坂〜大比叡〜大鳥居)//北山
2012.11.28


 
比叡山の紅葉見物は鷺森神社から始まり
曼殊院からキララ坂へと続く


2012.11.28 (水) 曇り時々晴れ 哲、道

行き:JR京都駅バス停 8:05 − 修学院駅前バス停
帰り:北白川仕伏町バス停 16:03 − 四条河原町
コース:
修学院駅前バス停〜鷺森神社〜曼殊院〜キララ坂〜水飲対陣跡石碑〜トレイル【73−1】〜ケーブル比叡駅〜スキー場跡〜山頂駐車場〜△大比叡〜智證大師御廟〜無動寺バス停〜ケーブル延暦寺〜弁天堂〜桜茶屋〜トンネルを抜け林道を下る〜大鳥居〜(京都トレイル道)〜バプテスト病院〜北白川仕伏町バス停

注意:
◆大比叡山頂から東に下ると「智證大師御廟」の石柱を見る。ここを直進すると墓の横を通り比叡山ドライブウェイに出る。ドライブウェイは自動車専用道路で危険なので、左手すぐにある無動寺バス停の横断歩道を渡る。







 「おばさん山歩き隊」の報告を見て、「比叡山の紅葉見物忘れていた!」と比叡山へ出かけることになる。JR京都駅発大原行きのバスに乗り「修学院道」で降りる。コンビニに寄りオニギリを買いトイレを借りる。商店街の北側にある白川通りの横断歩道を渡り東へ向かうと鷺森神社に出合う。

 神社の鳥居をくぐると紅葉が続くが、昨年ほど紅葉していなくて来週が見ごろのようだ。でも参道を奥へと進んでいくと、紅葉が深まり「まずまずや!」と神社を抜け曼殊院へ向かう。

鷺森神社の石柱で白川通りを渡る 「ちょっと早かったか!」鷺森神社

 曼殊院に近づいてくると脇をタクシーが通る。まだ9時だが観光は始まっているようだ。曼殊院の城壁のモミジはもう終わっていて作業員が落ち葉を集めてトラックに載せている。

 曼殊院で左に折れキララ坂へ向かう。毎年のように道そばの畑で栽培されている紅いサンシュユの実を見る。川に突き当たり右に取りすぐのキララ橋を渡り、日が当たるところで準備する。

「もう終わっている!」曼殊院の紅葉 サンシュユの果実

 キララ坂を登り始める。平日の今日は前後にハイカーがいなくマイペースで登れるのがよい。キララ坂特有の深い溝状の道が続き、真上しか見えないので紅葉を楽しむことはない。標高340mを過ぎると、やっと登り切ったようで周囲が明るくなる。

 「小休止だ!」と足を止めるが、今日は寒いので汗はかいていない。左右の谷の紅葉を楽しんだ後、一登りして【水飲対陣跡】の分岐に着く。

キララ坂特有の深い溝状の道が続き 【水飲対陣跡】の分岐に着く

 送電線直下から市街地を眺めた後、山頂へと歩き始める。左右の黄葉を楽しみながらユックリ歩いていると、時々登山者に出合う。植林地に入り京都トレイル【73−1】の分岐に着く。山頂へは右にとっても良いが、「今日はケーブル比叡駅で昼食にしよう!」と直進する。それは駅舎にストーブと水洗トイレがあるからだ。

 一登りすると、丁度下って行くケーブルカーに出合い駅前広場に着く。市街地を一見しすぐに「寒い!」と駅舎に飛び込むが、「あれ!」と火が消してあるストーブを見る。それでもここで早い昼食をとることにする。

山頂へと歩き始める 下って行くケーブルカーに出合い

 ユックリの昼食休憩も終わり、トレイル道を歩き始める。スキー場跡で右にとりススキの道を登って行く。時々見える北山の山々を眺めながら登って行くと、山頂駐車場に着く。ガーデンミュウージアムがまだ開園しているので、売店からいか焼きの匂いが漂ってくる。山頂へは駐車場の北端にある道を登って行く。

スキー場跡で右にとりススキの道を 山頂へは駐車場の北端にある道を

 登り切ったところで右に折り返す細い道を進んでいくと、すぐに△大比叡の三角点に着く。ここは一等三角点で少し盛り上がったところにある。でも「ここも寒い!」とすぐに下山することになる。

 貯水槽の横を東へと下って行くとNTT中継所に突き当たり道は左へと逃げていくが、目の前のNTT中継所の左端にある小道を進む。

△大比叡の三角点に着く NTT中継所の左端にある小道を

 植林地を下り始めると道は広くなりだらだらと下って行くと、道は斜面を巻くように左へ曲がって行く。丁度このコーナーに【智證大師御廟】の石柱を見る。

 「今日は根本中堂ではなく無動寺方面へ行こう!」と左へとらず、直進する踏み跡を下って行く。ドライブウェイが見えてきたところで、左下に墓群が見えてくるのでそちらに降りていく。立派な墓の横を通って行くとドライブウェイに降り立つ。

【智證大師御廟】の石柱を見て直進 ドライブウェイに降り立つ

 紅い葉はドウダンツツジだろうか「綺麗だ!」と、すぐ北にある無動寺バス停へ向かう。バス停にある横断歩道を渡るが、ドライブウェイは自動車専用道路なので歩行時は注意が必要だ。

 赤い鳥居をくぐると、すぐにケーブル延暦寺に出る。「おばさん山歩き隊」より報告があった新設の水洗トイレを拝借する。ここから東海自然歩道を南へ下って行くと10分で弁天堂への分岐に着く。

すぐにケーブル延暦寺に出る 弁天堂への分岐に着く

 右に弁天堂へ下って行く道が東海自然歩道で、この道をとり桜茶屋を目指す。弁天堂付近は紅葉が綺麗で「さすが東海自然歩道!」と思える道が続く。道が狭くなると植林地に入り、しばらく右に左にと等高線に沿って斜面を巻いていくので時間がかかってしまうが静かな歩きが続く。

 やっと桜茶屋に着き小休止とする。今日はここから一本杉へ向かい比叡アルプスの黄葉を楽しみながら下山する予定であったが、先ほどから上空が黒い雲で覆われてきて一雨ありそうなので、予定を変更して林道を通って大鳥居へ向かうことにする。

植林地の静かな歩きが続く やっと桜茶屋に着き小休止とする

 桜茶屋から5分も歩けばドライブウェイを潜る小さなトンネルに出合う。左へ進めば一本杉や滋賀里方面へ、二人はトンネルを潜り大鳥居へ向かう。

 トンネルを抜けるとすぐに林道に出合、舗装された道を歩くようになる。右手に流れが現れてきて谷になるが、これが音羽川の源流のようだ。

トンネルを潜り大鳥居へ向かう 舗装された林道を歩く

 谷は左に変わりしばらく谷沿いを歩くようになる。周囲には植林が広がっているが谷沿いには雑木も増えてきて心地よく歩くことができる。「右無動寺弁財天道」と刻んだ石柱が目に留まるので、この道の歴史は古いようだ。

 2つ目の林道分岐を過ぎると、舗装道は終わり。周囲に雑木が増えてきて谷の紅葉を楽しみながら進んでいく。谷を渡り左岸を歩くようになると山深かい谷間という感じがしてきて心地よい歩きが続く。そのうち谷より随分と高いところを歩くようになり、トンネルから30分で大鳥居に着く。

谷の紅葉を楽しみながら トンネルから30分で大鳥居に着く

 大鳥居からトレイル道を歩き北白川に下ることにする。鳥居の横を進むと緩やかな道が続き、次々と紅葉が現れてそれを楽しみながら歩く。「こんなに綺麗な道やった?」と二人は久しぶり、10年ぶりのトレイル道を楽しむ。

 トレイル【65】から道が細くなり雑木の間を縫いように歩いていく。大鳥居から1時間歩いたところで谷を下り始め、神社が見えてきて流の中を歩いていくとバプテスト病院の壁沿いに歩き駐車場に出合う。大鳥居から80分である。

紅葉を楽しみながら歩く 神社が見えてきて流れの中を歩く

 駐車場で後始末をし、市バスの「北白川仕伏町」バス停へ向かう。B系統のバスはここが始発なので助かる。まずまずの比叡山紅葉見物に満足する二人はやって来たバスに乗り、騒々しい市街地へと向かっていく。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
北白川仕伏町から京都トレイルへは
バプテスト病院の壁沿いに進む