伊吹山 / 2012.07.28


 
今年は少し開花が遅れているのか花が濃い
クガイソウと後ろはアカソ


2012.07.28 (土) 晴れ  哲、道

行き:JR京都6:55 = 米原=8:44関が原9:15 − 山頂駐車場
帰り:伊吹山登山口15:36 − JR長浜16:29 = 17:42JR京都


コース:
伊吹山山頂駐車場〜中央遊歩道〜東遊歩道〜西遊歩道〜山頂から登山道を下る〜三宮神社(伊吹山登山口)






 先々週から「今年の伊吹はいつもより早く行こう!」と計画していたが天候不順が続いたので、結局いつもどおりの7月最終土曜日となる。京都は連日36℃の猛暑が続いているので、「下から登るのはシンドイやろ!」と今年も関ヶ原からのバスで登ることにする。

 一本早めの電車に乗り関ヶ原で降りバス停に並ぶ。日差しがきついのでザックだけ置いて日陰で30分待つことになるが、次の電車でたくさんの人がやって来たので「早く来て良かった」と言うことになる。定刻にやって来たバスに乗るが大垣からの客が少なく、全員座れたようだ。

 山頂駐車場が近づいてくる頃、車窓からたくさんの花が見えるので、ことしの野草観察は期待できるようだ。駐車場は車で一杯、ソバ屋さんはまだ営業していないので、山頂までお花畑を往復してソバを食べることにする。まず中央遊歩道を登って東遊歩道を下ることにする。今年は少し遅れているのだろう、花々は例年に無く鮮やかに見える。

カワラナデシコ オオバギボウシ
キバナカワラマツバ ウツボグサ

 山頂から東遊歩道を下る。シモツケソウは咲き始めで、ピンクに染まるのは来週であろう。でもイブキジャコウソウやカワラナデシコのピンクが良く目立つ。サラシナショウマのツボミを見て「秋口にも来なくては!」言いつつも最近は白い花にお目にかかっていない。山頂は日差しがきつく、ユックリ花を観察する気分になれないので、二人は速足で駐車場へと向かう。

キンバイソウ ミヤマコアザミ
コオニユリ イブキトラノオ

 駐車場に降り立ち売店で伊吹ソバを食べるが、ユックリしていると風が冷たくて心地よい。観光バスも増えてきて、どこもここも観光客で一杯だが、これは「夏の伊吹」では仕方ないことである。

「あつい暑い」と東遊歩道を下る(下り専用) 駐車場に降り立ち

 昼食も終わり、西遊歩道から再び山頂を目指す。砂利が敷き詰められ少々歩きにくいが、ここでもたくさんの花を楽しむ事が出来る。クガイソウやキンバイソウが群生して咲いているので、昨年と花の様子が違うようだ。二人は十分満足して山頂に立つ。

イワアカバナ キヌタソウ
シモツケソウ ヒヨクソウ

 山頂お花畑で2時間ユックリした後は、上野登山口へと下山する。日焼止めを塗りなおし下山を始めるが、直射日光が熱い。山頂でこんなに暑いということは下界は大変な暑さであろう。八合目まで来て飲水休憩とする。

イブキジャコウソウ ヤマホタルブクロ
ヒロハシモツケ ウバユリ

 まだまだたくさんの人が登ってきて「一番暑い時に大変だ!」と人事のように言う。五合目で冷たいお茶を購入し小休止、伊吹山を見上げると山頂まで晴れていて「こんなに晴れるのは珍しい!」と哲郎。

 登りで疲れていない二人は駆けるように下り、次々に登山者を追い越して行く。三合目のトイレで小休止、この暑さでは三合目の草原の野草観察はやめ、すぐに下山を開始する。元気な道子は小走りで下って行き、「そんなに急がなくても!」と言うが届かない。

キバナノレンリソウ イブキフウロ

 登山口に着くと14時08分のバスは出たところなので、ユックリと三宮神社で涼をとることにする。と言っても16時05分のバスまで待ちきれず、15時36分発の長浜行きに乗ることにする。

 16時のバスでも結局米原から同じ新快足電車に乗るのだが、長浜駅から乗った新快速は始発ではなく敦賀からやって来る4両編成、ユックリ座れると思っていた二人は「しまった!」と言うことになる。何とか座ることが出来た二人は「やれやれ!」と、すぐに瞼を閉じていく・・・。








地が芽を出し、
園が蒔かれた種を芽生えさせるように、


【イザヤ 61−11】
「よく晴れたな〜」と五合目で振り返る