小出石越〜伊香立峠//北山 |
いつものように静寂な伊香立峠 |
2012.01.23 (月) 曇り時々雨 哲単独
コース: 小出石公民館前バス停〜R367号線を渡る(小出石橋)〜旧道にある林道取付〜標高340m谷分岐を左の作業道へ〜標高360m谷分岐を右へ〜標高390m谷分岐を左へ〜小出石越〜東の支尾根を下る〜溝状の道〜植林地で古道をジグザグに下る〜堰堤横で林道出合〜伊香立峠への林道分岐〜伊香立峠〜大原パブリックコースゴルフ場〜R367号出合(新田)〜古知谷阿弥陀寺〜大原バス停
注意:
◆小出石越や伊香立峠への峠道に危険な所はありません。2012.01現在、京都側の伊香立峠道が林道に出合う所で、分岐にある小屋までの約30mにわたり倒木が続き通れません。倒木に出合ったら斜面を登り、倒木の上10mを歩いて迂回して下さい。 「小出石越の滋賀県側の取付は何処だろう?」という宿題を片付けに出かける。伊香立峠へは伊香立北在地のバス停から西へ伸びて行く道の先にある林道から行くことが出来るが、その途中にあるだろう小出石越えの取付が分からなかったのだ。道子が仕事だというので哲郎一人で探索に出かけることになる。 京都国際会館9:20発小出石行きのバスは乗客2人で、途中から終点まで哲郎1人となる。小出石は敦賀街道にあり通りに面しているので昔は賑わっていたようだが、バイパスが出来てからはヒッソリとしている。終点の小出石公民館前で降り、すぐに旧道を歩きR367に出合うと国道を横断し前方に続く旧道を進む。
舗装された旧道を50m進むと南東に伸びる林道の入口に着く。早速林道に侵入し歩き始める。少し薄暗い林道、周囲の木々を見ると、チョット苔むしているのか表面が青白く、決して美林とはいえないようだ。しばらく小さな谷沿いの林道を進む。
10分も歩くと谷分岐のチェックポイントに着く。標高340m、林道は南へと向きを変える。左手には小さな谷があり、その横に作業道が続く。この道が峠道のようだ。地形図からは林道分岐のように読めるが、この峠道は予想外の細い作業道である。分岐を左にとり峠道を歩き始めるとすぐに植林地の中へと入って行く。
分岐から5分、道は消え標高360mで谷分岐に出合う。谷と言っても小さな枯れ谷で、ここは枯れ谷を跨ぎ右の谷へと進む。地形図には最後の分岐まで道があるように記入してあるが、もうこの先道がないようだ。斜面の道は消え、谷は倒木が続いているので、谷横の斜面を適当に歩いて行く。数分で標高390mの谷分岐に着く。ここも地形図通りに左を取る。
谷は少し歩きにくいので右手の斜面の道のような所を歩いて行くと、目の前が明るくなり小出石越の峠に着く。林道入口から約30分、なんともあっ気ない峠道である。植林地の中、標識以外何も無い峠で、服の調節を兼ね飲水休憩とする。古い標識には小出石越(?)とあり、(?)が読めなかったのでデジカメに収める。
小休止後、早速今日の探索の目的「小出石越の伊香立からの取付」を探しに東の支尾根を下り始める。最初心地よい尾根道はすぐに溝状に変わり、溝が雨水で出来たものなのか峠道だったのか分からず、溝を歩くか尾根を歩くべきか迷ってしまう。溝横の尾根を少し下った所で溝を確認し、「溝の中が歩けそうだ」と今日はこの溝を下ることにする。
左からの溝と合流し、倒木で歩けない所は溝に沿って歩いて行くと溝はだんだん道のようになり、そのうち植林地に出合う。植林地に入ると道はハッキリしてきて峠道という感じがしてくる。標高360mで大きく折り返し、緩やかにジグザグに下って行くようになる。 しばらく下って行くと右下に林道の電線が見えて来ると、峠道は笹原に突き当たる。本来は笹原の先に峠道の入口があったようだが、右下のササが刈り取られていて、そこを下りすぐ下の林道に降り立つ。
林道に降り立った所は、電柱【上在地7西26】の横で、電柱の前に「ハチマン」という大きな標識を見る。哲郎はこの「ハチマン」という意味が家に帰るまで分からなかったが、読めなかった小出石越(?)の標識と合わせていろいろ調べてみると、「小出石越」は「八幡越」であって伊香立上在地の人々が小出石の林道取付にある八幡宮へお参りする道であったようだ。
少し下がったところに堰堤が見えるので取付の位置確認の為、少し林道を下って堰堤まで進む。宿題の回答は ≪小出石越の伊香立からの取付は、「北在地から西へ進み、水道施設からのS時カーブを登り、堰堤から50m登った所にある電柱【上在地7西26】≫ と分かる。 宿題も解決したと思っていたら小雨が降ってくる。とりあえず伊香立峠へ向かおうと林道を登って行くと、雨は止みそうも無いので、伊香立峠への林道分岐で「先に昼食をとっておこう!」と立ってオニギリを食べることにする。
10分で食べ終えた哲郎は分岐を右にとり伊香立峠へと歩き始める。笹原を抜けると植林地に入り、「大木が雨避けになってくれるかな」と期待するが、雨はきつくなったようでフードをしたまま歩くことになる。林道は谷に沿って登って行くようになり、分岐から標高差100mほど登ると林道が左に大きく曲がり登って行くのが見えてくる。そのカーブ地点が伊香立峠の峠下であり、倒れた杭にたくさんのテープを見る。
右に進入して行くとすぐに伊香立峠に着く。林道分岐から15分である。今日の予定は「伊香立峠から大尾山を通り小野山へ向かい、古道を探索しながら大原へ下る」であったが、雨が止んでくれないので、今日はこのまま峠から大原ゴルフ場へ下ることにする。京都側には古道が残っていて緩やかな道を下って行く。
峠道はしばらく笹原を歩き、谷沿いの植林地を歩くようになる。そのうち目の前に倒木が続き進行に時間がかかる。どうやら直進は無理なようで、斜面を登って倒木を避けるように迂回する。峠道に降り立つと目の前に見覚えのある小屋が見えて来て林道に出合う。(京都側から伊香立峠へ向かう場合は、この小屋で林道から左の作業道へとる)。
広い穏やかな林道を進んで行くと数分で右手にゲートが見える林道分岐に出合う。分岐を左にとり石組みが並ぶ道を下ると目の前に大原ゴルフ場が見えてくる。ゴルフ場の舗装道を下って行くとすぐにR367号線に出合う。この右手に新田バス停があるが、本数も少なく、「今日は歩いていない!」と国道を渡り大原バス停まで歩くことにする。
古知谷の阿弥陀寺の前を通りかかると「本堂まで600m、渓流沿いの参道は・・・」の看板を見るが、門が閉まっているので散策は諦め、この敦賀街道をテクテクと大原バス停へ向かう。
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