雲取山(寺山峠〜ハタカリ峠〜雲取峠)
2012.03.24


 
残雪がある雲取峠に降り立つ


2012.03.24 (土) 雨時々雪 哲、道

行き:北大路駅前バス停 8:02 − 花背高原前バス停
帰り:花背高原前バス停 14:59 − 北大路駅前バス停
コース:
花背高原前バス停〜寺山峠〜北の尾根筋を進む〜京産大凌雪荘〜地蔵杉山直下〜ハカタリ峠〜雲取峠〜△雲取山=>ピストンで下る

注意:
◆雲取山周辺は積雪時1m前後積もりますので、積雪時はワカンやシューが必要となります。







 「もう雪は無いだろう!」と雲取山の様子を伺いに出かけることになる。でも今日の天気予報は雨模様、とりあえず北大路駅前バス停へ向かう。地下鉄を上がると青い空もチラホラ見えて「まずまずや!」と。少し遅れてきた広河原行きのバスに乗るが、もうすでにたくさん立っていて、そこに10名程度乗り、さらに次々と乗ってきて超満員となる。

 哲郎はすぐに一番前の方に詰めて行き知らなかったが、中ほどにいた道子の話では、小さい子が立っているので、バスの乗務員が「荷物を膝の上に置いて、席を空けてください!」と荷物を座席に置いて一人で座っているボーイスカウトたちに言うが、一向に聞き入れない子供達。バスの乗務員が何度言っても聞き入れないので、周囲の乗客がヤイヤイ言ってやっと席を空ける子供達、道子も「もう少しで切れるとこやった」と言っている。ボーイスカウトの行動目標は知らないが、もっとコンプライアンスやマナー向上について指導して欲しいものだ!。

 鞍馬を過ぎると雨が降ってきて、花背高原前バス停で降りる頃には本降りとなる。バスを降り別所自治会館の軒を借り準備していると、一緒に降りた方も自治会館へやって来る。今日はここで市民農園「別所の里」の説明会があるそうな。

雨の花背高原前バス停 市民農園「別所の里」

 準備も終わり雨の中、トボトボと林道を歩き始める。周囲の草地に雪が残っているが道に雪は無い。スキー場の古い小屋まで来て、これからの登りに備え服を調節することにする。雨や雪が降っている時はこの崩れかけた小屋だが小休止にはありがたい。

 そんなに急ぐことも無く、10分ユックリした後林道を歩き始める。雨が小降りになったのだろう、哲郎はカメラを取り出すようになる。道にはドロンコ水が流れているので良く降っていたようである。

崩れかけた小屋だが雨の時はありがたい 道にはドロンコ水が流れているので

 林道終点から植林地に入るがほとんど雪は無く、すぐに谷を渡る。雨で足元が悪いが難なく進んで行き、谷を詰めた所で右の巻き道を登る。木の根道を登って行き斜面を巻いた北側で道に雪を見るが難なく歩くことが出来る。

植林地に雪は無く、すぐに谷を渡る 谷を詰めた所で右の巻き道を登る

 スキー小屋から30分、寺山峠に着く。「今日は何処へ行こう?」と言うことになるが、谷筋は雪が残っていそうなので、「雨の日は尾根筋だ」と北の尾根を歩くことにする。寺山峠で標高800mあるので、尾根筋と言ってもそんなに大きな高低差はないのだ。

 登り始めると右手に雑木が続き、植林地との境界を歩くことになる。低木のアセビが続いた後、北向きの斜面に出合うと斜面に雪を見る。

寺山峠に着く 北向きの斜面に出合うと斜面に雪を見る

 周囲が少し暗くなり、降り続いていた雨がいつの間にか雪に変わり「天気予報通りになってきた!」と哲郎。右手の斜面の雪を楽しみながら、小ピークのアップダウンを繰り返すと、左手に京都産業大学WVの山小屋「凌雪荘」が見えてくる。寺山峠から30分である。

 尾根から山小屋へ向かい、11時前だが雨が降っているので、ここで昼食とする。小屋の表側は熊で壊されていたが、修復されて木で覆われている。小屋のデッキを借りオニギリを食べながら雪を楽しむ。

尾根から山小屋「凌雪荘」へ向かい デッキから雪を楽しみながら昼食を

 15分の昼食休憩を終えると、山小屋の裏を上って行き、地蔵杉山の北斜面を横切り次の尾根に乗る。この付近から西の雲取山方面が良く見える。小ピークを過ぎ鞍部から上り返すと尾根は国体コースへと続く。この付近がハカタリ峠で尾根から離れ左の植林地沿いに下り次の尾根に登り返す。この付近は北斜面なので積雪が残っていて30〜40cm、時々はまってしまう。

地蔵杉山の北斜面を横切って ハカタリ峠には積雪が

少し登って雲取峠への尾根に乗る。細い尾根だが雑木が続きこのコースで一番心地よいところだ。雑木は雲取峠まで続き、道なりに尾根を進んで行くと下って行き雲取峠に降り立つ。山小屋「凌雪荘」から30分である。

細い尾根だが雑木が続き心地よい 雲取峠に降り立つ

 ほぼ予定通りにやって来たので、このまま雲取山へ向かうことにする。西の植林地へ向かいグルリと北の斜面を巻いて鞍部に出ると雑木が広がる。雑木の中を進み小さなピークを一つ越えると雲取山に着く。「久し振りだ!」とここで小休止する。

 下山は「今日は天候が悪い」と尾根筋を引き返すことにする。同じ道を引き返すのは面白くないが、雨ではしょうがない。このまま下ってしまえばバス時刻には早く着いてしまうが「時間があれば喫茶店にでも寄ろうか」と言いつつ下山を開始する。

雲取山に着き小休止とする 雨の中尾根筋を引き返す

 一旦上がってくれた雨も再び降り始め、峠から一ノ谷へ下ることもやめ、ユックリと尾根筋を下って行く。寺山峠を下っても雨が止まないので、スキー小屋に寄り、ユックリと着替えと後始末をする。喫茶店は中途半端だとあきらめ、ここで時間をつぶしバス停へ向かう。それでも時間があるので裏通りを散策し保育園前からバスに乗り京都へ向かう。






主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


 詩篇 【 104:19 】
地蔵杉山直下にある京産大「凌雪荘」