箕裏ヶ岳(繁見坂〜寒谷峠)//北山
2012.02.25


 
箕裏ヶ岳から瓢箪崩山への尾根は
雑木や疎林が続き心地よい


2012.02.25 (土) 雨  哲、道

行き:北大路駅前8:27(京都バス)− 市原
帰り:長谷八幡宮バス停15:33 − 国際会館駅


コース:
市原バス停〜下野中橋〜野中橋〜電柱【市原11】から林道へ〜小屋(家?)から畦道を進む〜ハイキング道出合〜林道終点出合〜繁見坂〜△ 箕裏ヶ岳〜岩倉分岐〜P303〜峠谷の峠(お墓)〜P378〜オショ谷の峠〜P410〜P471手前で江文峠道出合〜P476直下〜寒谷峠〜寒谷を下る〜北長谷バス停〜長谷八幡宮バス停

注意:
箕裏ヶ岳から瓢箪崩山への尾根は標識のあるハイキングコースですがロングコースになります。途中にある峠を利用して体力に合わせてコース選定してください。









 天気予報では「午前中は雨」という、ネットで調べると9:30頃雨雲が京都を抜けるようだ。気温が高く雨ということで雪山は止め近郊の山に出かけることにする。

 「寒谷峠道にパン屋ができて、いろいろと有名なそうだ!」と言うことで、 箕裏ヶ岳から瓢箪崩山のコースを選択する。前回は二軒茶屋から取り付いて遅くなったので、「パン屋でコーヒーでも飲んでユックリしよう!」と今回は市原から取り付くことにする。

 北大路駅前バス停から市原行きのバスに乗るが、小雨が降り続いたまま終点の市原バス停に着き、待合室で準備する。トイレを借り「雨も上がった!」とユックリと静原方面へ歩き始める。叡電の踏切を渡ると目の前に下野中橋を見るのでこれを渡り、鞍馬川沿いに北へ進む。

静原方面へ歩き叡電の踏切を渡る 下野中橋を渡り、鞍馬川沿いに北へ進む

 すぐに次の橋/野中橋に突き当たる。この橋を渡らず右手に進むとすぐに北へ進む林道を見る。この道が繁見坂への取付で電柱【市原11】から進入する。、

野中橋のすぐ右手に林道を見る 電柱【市原11】から進入する

 林道を歩き始めるとすぐに右手の用水路に沿うようになる。この用水路は山裾に沿って流れていき、市原駅から水路横の小路でここまで来ることも出来る。林道は小屋に突き当たり左下へと下って行く。以前この建物の持主の方に「この裏山を抜けると良い!」と教えてもらい建物の裏から取り付いた事を思い出す。

右手の用水路に沿うようになる 林道は小屋に突き当たり

 建物の横の道は左の畦道に続いているので、今日はこの畦道を道なりに進むことにする。畦道はすぐ斜面に突き当たり右へ折れ山へと向かって行くが怪しくなる。踏跡を右手の斜面を登って行くと目の前に獣捕獲用の檻を見る。

畦道を道なりに進むことにする 獣捕獲用の檻を見る

 ここは緩やかな支尾根の先のようなところで、山に向かって歩いて行くと、すぐにハイキング道にであう。左にとり、この細いハイキング道を進んで行くとすぐに広い林道終点に出合い右に進む。ここまでのルートは複雑そうだが、出合った小屋から山へ向かえばハイキング道に出合い、この林道終点に出合うので迷うことは無いだろう。

すぐにハイキング道にであう すぐに広い林道終点に出合い右へ

 林道をユックリと歩いて行くと、右手にネットが見えてくる。「植林でもしているのか?」とチョット覗いて着ると、雑木林が手入れされているが雑木が残っているので、どうやら雑木を育成しているようだ。「あっ!、咲いている!」と道子、ピンクのアセビの花が咲き始め、「里山だな〜」と思ってしまう哲郎。前回降りて来た二軒茶屋からの道を見て、少し進むと繁見坂の峠に着く。

前回降りて来た二軒茶屋からの道を見て 少し進むと繁見坂の峠に着く

 9時45分、二軒茶屋から来るよりも1時間半早く着いたことになる。早速目の前の登山道を歩き始め箕裏ヶ岳へ向かう。手入れされた雑木の道、斜面をユックリと巻いて行くので心地よく登ることが出来る。

 先ほどから採石場の重機の音だけが響き渡るが、余り気にはならない。登り始めて数分で分岐に出合う。本道の広い道は斜面を巻いて行くが、ここは右の山頂への細い道をとる。

斜面をユックリと巻いて行く雑木道 ここは右の山頂への細い道をとる

 尾根道は疎林の中を登って行くが、そんなに険しくは無く、だらだらと登って行くと 箕裏ヶ岳△432.7m山頂に着く。山頂から南へ下る道も良く手入れされているが、二人は北寄りに下って行く道をとり瓢箪崩山へ向かう。

 ロープが張ってある急坂を下ると、すぐに岩倉への分岐に出合う。道なりに右へ進んでしまうと岩倉へ下ってしまうので、ここは標識の「瓢箪崩山」に従って左に進む。

箕裏ヶ岳△432.7m山頂に着く 「瓢箪崩山」に従って左に進む

 斜面の横道から明るくてチョット広い尾根に出ると、前方にピークを見るが、ここはピークの左(北)を巻いて行く道をとる。ピークの反対側まで進むとそのうちにネットに沿って歩くようになり、崩れた建物を見ると下り始める。

広い尾根に出るとピークの左を巻く ネットに沿って歩くようになり

 小さなピークを過ぎると前方に屋根が見えて来てお墓のある峠に降り立つ。ここは静原から峠谷を詰めてきたところであり、峠を右にとれば岩倉へ下って行く。峠にはたくさんの標識があり迷うことはない。雨が降っているので東屋の屋根を借りてお昼にと思ったが、まだ11時なので先へ進むことにする。

 お墓の階段を上って行き、左手奥の一番高い所へ進み、そこから登山道へ取り付く。峠のお墓の左端からここまでコンクリートの道のようなものがあるが急勾配なので、お墓の中を進んだ方が安全である。

お墓の階段を上って行き お墓の左手奥の一番高い所から取付く

 斜面を登って行く道は次第に薄くなり、支尾根に沿って薄い踏跡を辿って登って行くと△300からP378への尾根が見えてくる。尾根に出ると「大木は雨避けになる」とここで昼食とする。

 ここには瓢箪崩山方面とお寺の峠への立派な標識があり、道がハッキリしない逆コースでもお墓のある峠へ下ることが出来るだろう。昼食後は東のP378へ向かう。道はハッキリしないが疎林の中を緩やかに登って行き、P378で直角に折れ南へ下って行く。ここにも標識があり迷うことは無い。

P378への尾根が見えてくる 疎林の中を緩やかに登って行き

 最後のピークからシダの急斜面を下って行くとオショ谷を詰めた峠に降り立つ。ここにもたくさんの標識を見る。瓢箪崩山はまだまだ遠いが、ここから道はシッカリしてくる。

 峠から目の前の斜面をジグザグに登って行き、登り切ると緩やかな雑木の尾根が続き雨が降っていても心地よい。

シダの急斜面を下って行くと 緩やかな雑木の尾根が続き

 P410を過ぎると植林の中を緩やかに下り、左からの支尾根に出合い標識に従い右に進む。間違えそうな分岐には必ず標識があるのでありがたい。しばらく登りが続き展望の良い尾根にのるが雨の今日は展望は全く無い。

 P471への登りの途中で江文峠からの道に出合う。ここから南へとり急斜面を下ると穏やかな尾根が続く。この付近から岩倉へ下って行くサブルートがたくさんあるので迷わないよう注意が必要です。P476の手前からは尾根を進まず一旦東へ下り鞍部から南へ折り返すが、ここにも標識がある。

江文峠からの道に出合う 緩やかな雑木の尾根が続き

 ここから瓢箪崩山を左手に見ながら進むのだが、雨でハッキリしない。P476下の斜面の横道を進み、一旦下った鞍部からユックリと登って行くと寒谷峠に着く。13時50分予定通りである。いつもは峠から瓢箪崩山へ向かい花園町へと尾根を下って行くのだが、今日は寒谷峠道にあるパン屋さんに寄るので、このまま峠から寒谷を下ることにする。

 10年ぶりに寒谷を下る。伐採地を10分も下れば林道に出合うが、雨の中作業車が行き交って、路面がキャタピラでドロンコ状態で歩きにくい。峠から40分、前方にため池が見えて来て、舗装道に変わるので、ここで着替えをし横の川に降りドロンコの後始末をする。

やっと寒谷峠に着く 前方にため池が見えて来て

 池の横を進んで行くとすぐに民家が見えて来て、左手に目的のパン屋さん「BRUGGE」を見つける。喫茶もやっているということなので「コーヒーでも」と入口を探すが分からず、奥のパン工房を覗き尋ねると「寒いときは喫茶は休んでいます」と、「残念!」。大量のパンを購入する道子、結局哲郎が持って岩倉の町を下って行く。

寒谷の山裾にある「BRUGGE」 寒谷峠へと道案内してくれる

 住宅地には「BRUGGE→」の案内板がよく目に付き、道路が迷路のような岩倉から寒谷峠を目指す時は役に立つだろう。「北長谷」というバス停を見つけるが待ち時間が長いので、ブラブラと下って行き、結局「長谷八幡宮」バス停からバスに乗り国際会館駅へ向かう。








木には望みがある。
たとい切られても、
また芽を出し、
その若枝は絶えることがない。


ヨブ記 【14−7】
咲き始めたアセビの花