大御影山(河内谷林道〜近江坂〜本谷東尾根)
2012.11.03


 
近江坂を大御影山へ向かうと
素晴らしいブナの紅葉が続く


2012.11.03 (土) 曇り時々晴れ 小てつ、哲、道

交通:往復車利用 (京都−河内谷林道ゲート)


コース:
河内谷林道ゲート〜三重嶽登山口〜三重嶽本谷登山口〜本谷橋〜近江坂の峠〜大御影山〜反射板〜本谷東尾根〜本谷橋〜河内谷林道ゲート








 「大御影山へ行きませんか!」と小てつさん、三人で紅葉見物へ出かけることになる。今年は紅葉が少し遅れているが「河内谷の紅葉はどうだろう?」とR367を走る。大原で8℃、今日も冷え込んでいるようだ。湖西道路を快適に走り、R303から石田川ダムへ向かう。

 空は曇っていて、時々雨がパラついてくるが、大雨の心配はなさそうだ。石田川ダムを抜けると山々の紅葉が色づいてきて、毎年のように「いいね〜」と言うことになる。それでも紅葉は深くなく、来週が見ごろのようだ。三重嶽の長尾登山口には7〜8台の車が並び、たくさんの人が登山準備をしている。

 落合の東屋の分岐で河内谷林道へとりゲートへ向かう。ゲート前には、福井Noの車が1台止まっているが、皆が止める谷側ではなく山寄りに中途半端に止めてあり、「この林道は高島トレイルのトレッキングバスが通るので、離合スペースを取らなくては」と苦労して止める小てつさん、そこに岐阜Noの車がやってきて、これまた谷へ落ちそうなUターンでゲート前に止める。

準備も終わりゲートから歩き始めると 名残のトリカブトを見る

 準備も終わりゲートから歩き始めると、山裾に名残のトリカブトが咲いているが例年よりたくさん残っている。毎年橋の手前で見る紅葉する木がまだ紅くないので、紅葉は遅れているようだ。山々の紅葉は7〜8分だろうか、「日が当たれば綺麗だろうに!」と小てつさん。

 三重嶽登山口で高度計を合わす哲郎は地形図を忘れたことに気付く。「たしかここで約465mやった」と合わすが、今日はいろいろと冒険はできないようだ。山々の紅葉を楽しみながら、だらだらと林道を歩いていき林道が登り始めると三重嶽の本谷登山口が見えてくる。

三重嶽登山口を通過 紅葉は遅れているようだ

 本谷橋を渡ると林道は東に向き山裾に沿ってクネクネと登って行く。高度が高くなるにつれ紅葉が進んできて、「い〜眺めだ!」と三人は満足する。まだまだ近江坂の峠までは遠いいが、今日は紅葉見物、三人はゆっくりと登って行く。

本谷橋を渡ると林道は東に向き 高度が高くなるにつれ紅葉が進んできて

 やっと近江坂に出合い、峠で小休止する。大御影山への尾根に乗ると、ブナの紅葉が続くが、進むにつれ紅葉が深くなり三人は快適に登って行く。所々で溝状の道が続くが、緩やかに登って行き心地よい歩きが続く。

 河内谷の紅葉が少し早い時、この尾根のブナの紅葉は丁度見頃で、結果として良いタイミングで来たことになる。でも今日の尾根は風が強く、少々寒い。「あら、もう12時や!」と、風の弱いところで昼食とする。

峠から大御影山へ ブナの紅葉が素晴らしい

 寒いので昼食も早々に済ませ、山頂へと歩き始める。次から次へと現れるブナの美林、紅葉を楽しみながら左右の山々も眺めながら歩いていく。前方にこんもりした森が見えてきて、ちょっと登ると大御影山(△950m)に着く。

次から次へと現れるブナの美林 大御影山(△950m)に着く

 山頂で展望を楽しむが曇っているので遠望はきかず、すぐに反射板へと向かう。「今日は本谷東尾根を下ろう!」と小てつさん。反射板の奥にある下山口から南の尾根を下り始める。雪深いのだろう低木の雑木が続き、なだらかな尾根を心地よく下って行く。

すぐに反射板へと向かう 反射板の奥にある下山口から

 足元に下草やシダが生えているところでは踏み跡がシッカリしていて、多すぎると思うほどのテープのマークが続く。少し南へ下ったところで南西への尾根に移るのだが、何も確認することもなく導いてくれたようだ。次の尾根も南へ向き、だらだらと下って行く。途中で前方が開け正面に三重嶽が見える。

低木の雑木、なだらかな尾根 前方が開け正面に三重嶽が見える

 途中で紛らしいところもあるが右へ下ると本谷なので尾根の東よりを下って行くとよい。足元にシダを見るようになり、下山半ばでブナ林の緩やかな尾根を歩く。この尾根は植生が次々と変わり面白い。

足元にシダを見るようになり ブナ林の緩やかな尾根を歩く

 そのうちユズリハが茂る斜面を下って行くとたくさんのナラ枯れの木を見るようになる。しばらく下ると周囲は疎林帯に入り南西へと向きを変え、最後は植林地の急斜面を下ることになる。植林地の道は消え、右に左に薄い踏み跡をたどって下って行くと、朝通った本谷橋横にある登山口に降り立つ。

ユズリハが茂る斜面を下って行くと 本谷橋横にある登山口に降り立つる

 橋を渡り河内谷林道を下り始める三人、時々日が射してきて朝より綺麗に見える紅葉を見ながらゆっくりとゲートへ向かう。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
ツルリンドウの赤い果実