品谷山(ダンノ峠〜佐々里峠)//北山 2012.07.14 |
品谷山への尾根は雑木が心地よい |
2012.07.14 (土) 曇り 哲、道
コース: 菅原バス停〜ホトケ谷〜尾根道分岐〜ダンノ峠〜北の斜面から尾根筋へ〜佐々里峠からの尾根に出合〜P866〜△品谷山〜P866〜ダンノ分岐を左へ〜佐々里峠〜広河原バス停 先週はイベントが重なり山行きは「お休み」となったが、今週は各地で豪雨が続きなかなか出かけられない。この土曜日も雨模様のようだが、広河原のスポット天気予報によると10時〜15時まで「曇り」とあるので、天気予報を当てにして広河原に出かけることにする。 15時には雨が降りそうなので、品谷山の往復だけにし、14時20分のバスで帰ることにする。梅雨なので登山客は少なく、最後の乗客となった二人は菅原で降りる。パラパラと小雨が降っているのでバス停小屋に入り準備する。 今日は湿度が高くヒルの多い所を歩くので、スパッツの中に虫よけを十分に噴霧する。「この雨なら雨具はいらない!」と道子が言うが、雨具を着ると蒸し暑いからだろう。橋を渡り谷沿いを歩き始めると雨も上がってくれる。ホトケ谷分岐に来ると民家の軒先に満開のイブキジャコウソウを見る。
ホトケ谷に沿って歩き始めると道端にウツボグサを見るが、随分と数が減ってしまい淋しさを感じる。最後の民家を過ぎ植林地が近づいたところでタオルを濡らし首に巻く。この先はヒルが多いので虫よけを足元に噴霧する。植林地に入ると急ぎ足で歩き始め、哲郎は足元を見ながら歩くことになる。
先を歩く道子の踏跡に現れたヒルは1匹なので、今日はヒルが少ないようだ。尾根コース/谷コース分岐に着くが、湿度が高い今日は当然のように尾根コースとする。登り始めると、雨上がりで水が流れたような道にはヒルがいないものだが、それでも注意しながら登って行く。 「ヒェー」と哲郎、いつの間にか手の甲に乗っているヒル、どうやら上から降ってきたようだが、慌てて弾き飛ばす。標高差100m以上続く登り、途中足元の乾いた所で立ち止まり飲水休憩とする。勾配がゆるくなると、心地よい風を受けるようになる。
ダンノ峠直下まで来ると、登山道の枯枝や落葉が水で洗われ、地面が現れていているのを見る。ここを歩けばヒルの心配が無いので助かる。ジグザグに登って行き、ダンノ峠が近くなる頃、道に落葉が続くようになる。こうなると先を行く道子の踏跡でたくさんのヒルが左右に首を振り始める。それを避けるように登って行きダンノ峠に着く。 峠ではヒルをチェックしながら飲水休憩とする。今日は品谷山なので、ここから北の斜面を登る。ヒルはダンノ峠までなので、もうここから急ぎ足で登る必要はなくなる。
登り切ると雑木の中、心地よい歩きが続く。標高830mで尾根は直角に西へと曲がる。右手には植林地の境のネットが続き、その横を歩くことになる。小さなアップダウンを繰り返しながら支尾根をユックリと登って行く。 支尾根の分岐にくると、ネットは北(右)の支尾根に沿っていくが、品谷山へはネットから離れ左へとる。ここで迷う人が多いので、薄くなった標識に「⇒品谷山」と書き入れる哲郎。
すぐに佐々里峠からの尾根に出合い、左にとり品谷山へ向かう。細い尾根には雑木が続き心地よく歩くことが出来る。すぐのP866からは尾根は西に向く。
小さなアップダウンを繰り返すが、そのたびに木々が形を変え飽きることは無い。今日の目的の一つ「ヤマボウシは?」と観察するが、白い花は見当たらず、丸い実も見当たらないので、今年はここでヤマボウシの実を口に入れることは出来ないようだ。最後の鞍部を登ると品谷山はもうすぐだ。
11時30分、品谷山に着く。予定より少し早く着いたようだが、ここで昼食とする。15分の昼食休憩が終わると、やって来た尾根を引き返し広河原へ下ることにする。帰りもヤマボウシの実を観察しながら歩くことになる。風化木のピークを過ぎ今朝やって来たダンノ峠への分岐に着く。 12時15分、予定より30分も早く着いたようだ。遅れていたらダンノ峠への支尾根途中からオバナ谷へエスケープする予定だったが、「14時20分のバスには十分間に合いそうだ!」と佐々里峠へ向かうことにする。
ダンノ分岐から左にとるとすぐに急坂を下ることになる。これを過ぎると佐々里峠まではシッカリとした道を緩やかに下って行く。周囲に植林が混ざってくるようになり尾根はオバナ谷より随分と高い所に続く。 そのうち左下に車道が見えるようになると佐々里峠は近い。通信設備の横を抜けるとすぐに佐々里峠の車道に降り立つ。
佐々里峠12時45分、バスには十分時間があるので、車道を下って広河原へ向かう。斜面に咲く花を見ながら下って行くが、今は白いノリウツギの花が良く目立つ。暑いので道子は傘をさして下って行くが、不思議なことに今日は車に出合わない。
13時20分に広河原に着く。バスまで1時間あるので近くの河原に降り涼をとりながらユックリと後始末をする。バス発車まで庄兵衛さんに寄り、お決まりのビールを頂く哲郎、道子はおかみさんとお喋り。「もう時間よ!」とおかみさん、二人は慌ててバス停へ急ぐ。
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