比叡山(地蔵谷BS〜比叡アルプス〜てんこ山)
2013.11.16


 
緩やかな尾根、心地よい歩きが続く
比叡アルプス


2013.11.16 (土) 曇り   哲、道

行き:三条京阪8:10 − 地蔵谷バス停 (京阪バス)
帰り:修学院 = 出町柳 (叡山電鉄)


コース:
地蔵谷バス停〜(比叡アルプス)〜P383〜鉄塔No22〜大鳥居分岐〜大鳥居【67】〜トレイル【66】〜△てんこ山〜トレイル【65】〜一乗寺道〜林道出合〜林道ゲート〜曼殊院〜鷺の森神社〜叡電修学院駅








 今日はあいにく夕方から道子はライブへ、哲郎はバンドの練習が入る。出かけなくてもいいのに、「昼過ぎには帰れるだろう!」と比叡アルプスの紅葉を伺いに出かける二人である。

 地下鉄の開業以来賑わいの無い三条京阪のバス停から比叡平行きの始発バスに乗り地蔵谷バス停で降りる。今日は晴れという予報であったが、どんよりと曇っていて今にも降りそうである。

 日の当たるところもないので、バス停で準備する。周囲の木々は全く紅葉していないので、これから向かう比叡アルプスも「紅葉していないな」と哲郎。8時40分、ユックリしていたので遅い出発となる。

バス停で準備する 林道への橋を渡り

 林道への橋を渡ると、右横に温泉の駐車場があるが、その谷横を巻くようにして裏へまわり、タンクの横の急斜面を数m登って支尾根に取りつく。(谷を渡っても取付けるが、ここは「スミマセン!」と駐車場裏を通らせていただくと安全にとりつける)。

その谷横を巻くようにして裏へまわり タンクの横の急斜面を数m登って

 支尾根に出ると、そこには溝状の道があり、それに沿って支尾根を登り始める。最初は急な細い尾根だが、標高差50mも登ると緩やかな尾根に変わる。しばらく登って行くと標高340m付近で右手から登ってくる支尾根と合流する。

最初は溝状の道を登る 右手から登ってくる支尾根に合流

 この分岐を過ぎると、尾根はさらに緩やかになり、心地よい歩きが続く。しかしながら一向に黄色い葉は見当たらず、尾根にはソヨゴの赤い実が目立つ。

 P383に着く。これまで気が付かなかったが、ピークにピークハンターさんの小さな標識を見る。ピークを下ると無動寺川へ下って行く登山道の分岐に出合う。

尾根はさらに緩やかになり P383の小さな標識を見る

 ここから小さなアップダウンを繰り返しながら、北から東へと緩やかに円の弧を描くように登って行く。尾根は細く迷うことはない。所々小ピークへの登りで、足元がザラついているが、ザラ場ほどではないので心配はない。

 標高400mを過ぎる頃から、周囲の木々に黄葉を見るようになるが、まだまだ始まったばかりである。一登りして鉄塔No22へ出る。

黄葉を見るようになるが 一登りして鉄塔No22へ出る

 鉄塔を通り抜けると、右手に山中へ下る道を見る。左手には鉄塔No23への感電巡視路があるのだがハッキリしない。少し登ったピークから左の支尾根を下って行くと、鉄塔No23を経由して無動寺川へ下る関電巡視路に出合うことができる。

 でも今日はこのピークを通り過ぎ次のピークまで進み白鳥越えとやらを通って大鳥居へ下ることにする。次のピークには小さな標識「←石鳥居・一本杉→」があり、分岐を左にとり大鳥居へ向かう。

白鳥越え分岐のピークに着く 分岐の標識

 北に四明岳を見て、周囲の始まったばかりの紅葉を楽しみながら緩やかに下って行く。「こんにちは!と数名の家族連れに出合う。大鳥居に降り立つと数名のハイカーが休息中、その横で二人は日が当たるベンチに腰を掛け11時前だが、早い昼食とする。今日は土曜日、次から次へとハイカーがやってきて、トレイル道を音羽川へと下って行く。

紅葉を楽しみながら緩やかに下って 大鳥居に降り立つ

 昼食も終わりトレイル道を北白川へと歩き始める。ここは紅葉の綺麗な道なのだが、紅葉はまだまだのようだ。途中でトレイル【66】から、てんこ山へ向かってみる。前回△点を見過ごしたようで、10年振りにお目にかかることにする。

 分岐から右の林道へ進み、尾根の鞍部から左の尾根へ登って行く。すぐに尾根の作業道に出合いこれを進んで行く。鞍部からすぐのところで右手に△点を見つけ先を行く道子を呼び返す。

【66】から、てんこ山へ てんこ山△点は鞍部からすぐ

 「なんや、鞍部からすぐのとこやった!」と哲郎。二人は尾根の作業道を下って行き、途中の植林地の中を下りトレイル道に合流する。トレイル【65】に着き、「曼殊院は紅葉しているだろう!」と、右にとり一乗寺道へ進入し曼殊院へむかう。

トレイル【65】に着き 西へ下る一乗寺道へ進入する

 「大雨の影響は?」と気にしながら下って行く。この古道は十分手入れされていないのが哲郎のお気に入り。最初は谷の左岸の崖上を下って行き小さな谷に出合うと、その右岸の崖道を通ることになる。途中数か所崩れているが難なく歩くことができる。

最初は谷の左岸の崖上を下って行き 途中数か所崩れているが難なく歩く

 次の谷に出合い、谷に降り対岸へ渡ると折り返すように再び古道が続く。前方から女性2人がやってくる。昔はこの道がメインルートだったので、この道を歩きなれている=年配の方と言うことになる。

 谷沿いを下って行くとトレイル【64】から下ってくる林道に出合う。その林道をしばらく下って行くと、曼殊院の外壁が見えてきて林道ゲートを通り過ぎる。

谷に降り対岸へ渡ると 林道ゲートを通り過ぎる

 左にとり曼殊院へ向かう。「あ〜やっぱり早かったか!」と始まったばかりの曼殊院の紅葉を見る。観光客もまだチラホラ、でもこれぐらいが紅葉見物にちょうど良いのかもしれない。帰りに鷺の森神社に寄ってみるが、こちらは紅葉はまだまだである。

曼殊院 鷺の森神社

 叡電修学院駅のトイレで着替えて後始末をしていると、電車が次々にやってくる。紅葉ダイヤだそうで、どうやら叡電の電車はフル稼働のようだ。すぐにやって来た電車に乗り、二人は観光客に混じって出町柳駅へ向かう。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
ソヨゴの果実