比叡山(キララ坂〜大比叡〜蟻が滝道)//北山
2013.11.29


 
「今年はどうだろう?」と紅葉見物登山
鷺森神社の古木の紅葉が美しい


2013.11.29 (金)  晴れ   哲、道

行き:京都駅前バス停7:56 − 修学院駅前バス停(京都バス)
帰り:JR比叡山坂本駅15:15 = JR京都駅


コース:
修学院前バス停〜鷺森神社〜曼殊院〜キララ坂取付〜水飲対陣之跡石碑〜【トレイル70】赤山禅院分岐〜【トレイル73−1】分岐〜ケーブル比叡駅〜スキー場跡〜つつじが丘〜山頂駐車場〜△大比叡〜阿弥陀堂〜東塔広場〜ケーブル延暦寺駅〜蟻が滝道〜無動寺道〜滋賀院門跡〜JR比叡山坂本駅

注意:
◆八瀬からの叡山ケーブルや叡山ロープウェイは平成25年12月2日〜平成26年3月21日まで冬季運休中です。エスケープには坂本ケーブルを利用してください。









 今年も恒例の比叡山紅葉めぐりへ出かける。毎年11月下旬に出かけるが、紅葉が早かったり遅かったりで、「今年の紅葉はどうだろうか?」。

 修学院へは、京都バス大原行きに乗り修学院駅前で降りる(叡山電車や市バスでもいけます)。直ぐの叡電の駅でトイレを借り鷺森神社へ向かう。神社へは突き当たった白川通りを左にとりすぐの信号で横断歩道を渡る。手前に「鷺森神社」の大きな標石があるのでわかる。

 真っすぐ東へ進んで行くと鳥居が見えてきて、鷺森神社への参道が続く。両側の紅葉は8分の色つき、でもここは道の片側が駐車場になっているので紅葉を楽しむとは行かない。奥へ進んで行くと駐車場も終わり、目の前に紅葉したモミジの大木を見る。色付きも良く丁度日が当たり「見事!」ということになる。

白川通りを渡り東へ 「綺麗や!」と鷺森神社

 神社の奥で突き当たると右にとり静かな森を抜け、曼殊院道に出合い左へと登って行くと曼殊院に突き当たる。門前に来ると「やはり!」と、もう終わりかけた紅葉を見る。ここは鷺森神社より1週間早いのだ。左にとり武田薬品農園のサンシュユの赤い実を見ながらキララ坂へ向かう。

曼殊院の紅葉は終わり 鈴なりのサンシュユの実

 音羽川に出合うと右にとり、橋を渡ったところがキララ坂登山口である。寒いので日が当たるところで準備し、早速キララ坂を登って行く。修学院離宮のフェンス沿いの溝状の道を登って行く。何度も登っている道だが、何故か新鮮に感じる哲郎、ここを登るのは1年振りだからだろうか?。

 溝状の道は階段状に整備され歩きやすくなっている。標高340mまで登って行くと溝状の道は終わり緩やかな尾根道に変わる。「今年は、丁度見ごろや!」と、左右の谷の紅葉を楽しみながら登って行くと「水飲み対陣跡」でトレイル道に出合う。

溝状の道は階段状に整備され トレイル道(水飲対陣跡)に出合う

 直ぐの見晴台で愛宕山方面を望む。ここからしばらく溝状の広い道が続くが、それが終わると谷間に広がる雑木は黄葉していて「丁度いい!」と登って行く。

 植林地の中の【トレイル73−1】分岐に着く。最近は右にとり山頂へと向かうが、今日は寒いので左をとり叡山ケーブル駅へ向かう。すぐに駅に着きトイレを借り、駅舎のストーブに当たりながら小休止する。

しばらく溝状の広い道が続くが 【トレイル73−1】分岐で左にとり

 駅舎から山頂駐車場へ向かい大比叡を目指す。【北山―1】からトレイル道を進み、皆さんがいう「つつじが丘」とは何処だろうと、今日は「←つつじが丘」の標識に従って進んで行く。頭上をたくさんの観光客を乗せたロープウェイが通り過ぎて行くが、「寒いのに!」と感心する。ロープウェイも今週末で運休するようだ。

 スキー場跡を過ぎると左に谷間が開けてきて、狂い咲きのツツジを見る。ツツジが続くので、「つつじが丘とはこの付近のようだ!」とすすんで行くとベンチがある広場に着く。この広場は以前、空中ケーブル高祖谷駅跡から谷を越え登りついた所で、当時は荒れた広場であった。今日はクッキリと見える北山を望んだあと山頂へ向かう。

スキー場跡を過ぎると谷間が開けてきて つつじが丘より北山の山々を望む

 トレイル道を横切り山道を登って行く。途中で、「通りで寒いはずや!」と霜柱や凍りついた流を見る。ジグザグに登って行くとスキー場からの道に出合い観光客に混じって山頂駐車場へ向かう。山頂駐車場にはシャトルバスが止まっていて、時刻表を覗くと12月から冬季運休するので、観光シーズンは今週で終わるようだ。

 ヒッソリした駐車場の北端にある山頂への道を登って行く。少し登ると右へ折り返す山道があるので、これをとるとすぐに△大比叡の山頂に着く。三角点はチョット登ったところにある。

観光シーズンは今週で終わるようだ △大比叡の山頂に着く

 ここから東塔へ下る。貯水槽の横を通りTVアンテナの横を下って行くと、広い道に出合いNTT通信施設に突き当たる。この左端に道があるので、道なりに下っていくと東塔へ行くことが出来る。

 植林の中を下って行くと「智證大師御廟」の石柱の前で道は左に折れる(真っすぐ細い道を下って行くとお墓に出合い、奥比叡ドライブウェイを横切り無道寺バス停を通って坂本ケーブル駅へ)。杉の大木が並ぶ道を下って行くと朱色の阿弥陀堂の裏に降り立つ。

NTT施設の左側の道を進む 朱色の阿弥陀堂の裏に降り立つ

 今日も昼食は東塔広場にある鶴喜そば屋さん、道子は890円のそば定食を頼み、哲郎は比叡山そば+BEER。「温まった!」とユックリの昼食を終え坂本ケーブル駅へ向かう。「今日は蟻が滝道を下ろう!」と駅舎右(南)から進入する。

 久し振りだが余り変わった様子もなく下って行く。すぐに「もたて駅」の分岐を過ぎるとシッカリした道がもたて山へと続く。展望台の広場に着き展望台に登るが、周囲の木々が伸びてきていて全く展望は利かない。

駅舎右(南)から進入する 全く展望は利かない

 紀貫之の墓への分岐から左の蟻が滝道をとる。このコースは「最近荒れてきている」という情報を聞いているが、ロープ場はロープを使うほどでもなく、荒れ具合は昔とあまり変わらないような気がする。「坂本1.8Km→」「坂本1.5Km→」の標識を過ぎ、あともう少しと言うところで道が消える。

 過去何度も下った蟻が滝道だが、二人は「え〜!」と周囲の様子を伺う。北側に目的の支尾根が見えているので、送電線付近で北の支尾根に乗るところを見過ごしたようだ。「間違うようなところはなく、道なりに来たのに!!」と道子。

 この付近の地形図も持参していなく、標高も低いのでこのまま植林地を下ることにする。急斜面を下って行くと、すぐに林道が見えてきて「無動寺道や!」と哲郎。降り立つとそこに「淨刹結界跡」の標石と数体のお地蔵さんを見る。

ロープを使うほどでもないが 無動寺道に降り立つ

 林道を下って行き車道を渡りJR比叡山坂本駅へ向かう。琵琶湖病院の横を下って右に折れ北へ進むと、赤いモミジが目を楽しませてくれる。紅葉が続く滋賀院門跡前を下って行き旧街道を北へとる。

 ここには和菓子屋さんが数件あり街並みも趣がある。「鶴喜そばや近くの洋菓子屋さんが有名」という道子だが、今日はK先生ご夫妻お気に入りの「うえだ」に寄り甘味を食することにする。

滋賀院門跡付近 滋賀院門跡付近

 「うえだ」でくりぜんざいを頂きJR比叡山坂本駅へ向かう。坂本の町の紅葉も丁度見ごろで、今年は紅葉を満喫したふたりである。








地が芽を出し、
園が蒔かれた種を芽生えさせるように、


【イザヤ 61−11】
スズメウリの果実